明後日からサイエンスアゴラ2008

今朝発行のメールマガジンで11/22-24のアゴラ探訪の作戦を立ててみてはいかがでしょう。

発行元のNPO代表理事の榎木のお勧めで,われわれの分子イベントの宣伝文も書かせていただいたので転載させていただく。重ねて多数の参加をお願いする次第です。

◎分子計算と視覚化研究会「分子の世界をアートとエコロジーから見る」
(11月23日(日)12:30〜14:20,東京国際交流館メディアホール)
Webページ(事前参加申込み受付け中):http://www.ecosci.jp/sa08/

 何かと苦手意識をもたれる分子という存在に親しみを持ってもらおうと,普段からWebサイトやフリーウェア公開で活躍しているメンバーが集まって昨年のサイエンスアゴラ2007出展のために結成されたのが「分子計算と視覚化研究会」です。
 現会員8名のうちサイエンスアゴラ2008には以下の5名が登場します(登壇予定順)。

佐藤健太郎:分子モデルの美しさを伝える「有機化学美術館」運営
http://www.org-chem.org/yuuki/yuuki.html
・本間善夫:3D分子モデルを多数参照できる「生活環境化学の部屋」運営
http://www.ecosci.jp/
・小俣友輝:北大総合博物館「分子のかたち展 ─サイエンス×アート」主催
http://www.museum.hokudai.ac.jp/organization/staff/komata/About_Me.html
・千田範夫:分子モデリング・計算用フリーウェアWinmostarの開発
http://winmostar.com/
・時田澄男:原子軌道計算とグラフィック表示およびガラス彫刻模型作成
http://www.ecosci.jp/sa07/NEBULA01.pdf

 通常の活動以外にもそれぞれ,科学館の展示協力,書籍出版,サイエンスカフェ主催・ゲスト参加など幅広い活動を展開しており,昨年のアゴラでも家族連れから研究者,出版関係者など幅広い参加者で会場が埋まり,分子のあれこれを楽しんでいただくことができました。
 今年はそれをさらに一歩進め,アートとエコロジーを前面に出して現在の分子科学の側面を知っていただこうと考えています。前者については本会メンバーのだれもが意識しているところであり,後者については,

サイエンスアゴラ2007開催報告
http://scienceportal.jp/scienceagora/agora2007/doc/report.pdf

の「実行委員より」の中で佐倉統さん(東京大学大学院情報学環)が,『社会の中で科学技術のあり方を考える企画が、もっと増えてほしいと思った。リスクや環境問題、原発、薬品の規制、福祉のあり方……。考えるべき問題はたくさんあるはずだ』と書かれていたことが強く心に残り,今年のテーマや内容を討議する上で意識させていただきました。
 欲張った意図がうまく伝わるかどうかわかりませんが,是非多くの方にご参加いただいて,一緒に楽しみ一緒に考えてみたいと思います。
 冒頭のWebページでは,アゴラ終了後も資料等を追加する予定ですので,分子となかよくなるために引き続きご覧いただければ幸いです。

(文責:分子計算と視覚化研究会幹事 本間善夫)


私の発表用資料作成も追い込み。昨日書いたタネ本からも画像を作成し,有機概念図の有用性を訴える機会にしたいと奮闘中というところ。


イベントで使用予定の資料より:医薬品から三大栄養素まで
「新版 有機概念図」,p.198図3.53およびp.133図3.19に着色したもの)