韓国


先月韓国に3泊ほどで出張に行ってきた。

まさに眠らない街、食の街。平日の明朝まで飯食ってるやつらは翌朝普通に出社して働いている。
でも完全にエリートとノンエリートで分別されており、学歴競争に勝ち残ったエリートはもう仕事しまくり、引き続きがんばりまくる。国として今はサムソン、LGなどの輸出企業が大きな稼ぎ頭で、サムソンなんかGDPの20%弱というちょっとやばいくらいの状況の中、エリート層は目が外に向いており、海外の大学院で教育を受けたりして、英語力もある種標準装備状態。その上、接待文化、儒教文化も兼ねあって、夜の街についてもしっかり抑えているあたりは商社マンみたいだ。

たった3日間一緒に過ごした彼らを参考にして韓国の国民性を一般化できないけど、GDPの差からくる韓国の外需主導型姿勢、割り切りは人材をも必然的に国際化させ、海外で戦うように育成されているなと感じた。
翻って日本でも内需が先細りするような中では、うってでる必要がどんどん増すだろうし、一部の商社やメーカーだけでなく、ユニクロ楽天のように英語宣言されたりして、国際化を進めていかざるを得なくなるのは流れなのかなと思う。国として避けたいのはGDPも国際化も中途半端で結局、内向きで内弁慶な状態を深めていくことだなと思った。




久しぶり過ぎる日記

気づいたら3ヶ月ほど書いてなかった。。

この間もがんばってナルトを今でてる全巻読破し、韓国出張で羽を伸ばし、名古屋、伊勢に旅行に行ってきた。

なんとなくな整理のためにちょっと思い出していくつかメモしていこう。

ナルトは絵のタッチがあまり好きじゃないので避けてきたけど、長くつづいているだけあってやっぱり面白い。ジャンプは愛読していないのでわからなかったけど、マガジンにはワンピースやナルトのパクリ漫画があり、それはそれで続いていたりするので、まあやっぱりさすがジャンプだなと思った次第。



グラドルの年齢詐称

サイゾー眞鍋かをりが一才だけ年齢詐称していることを知り、なんでそんな意味のないことをしたんだろうかと考える。普通に考えるとばれるのに。ばれたということは成り上がりが成功した証なんだなと。
グラドルなんて星の数ほどいて売り出しの段階で誰が売れるかわからない。後で詐称がばれることを考えるよりも前に売れることが大事であり、ばれるということはニュースとして意味があるくらい売れていること。

彼女達は中長期的に育つことを前提にされていなかったがんばった人達。成り上がるの大変だったんじゃないかな。そう思うと裁判になってもめげないガッツの理由とかがわかる気がする。

やっぱりワンピース

久々の英会話学校。夜の6時〜7時半という時間でのレッスンのため、その後帰って仕事する時間ではなく、いつも英会話の日はそのまま帰ることにしている。

で帰りに何気なくよった行きつけのレンタル漫画屋で先日読んだワンピースを立ち読み始め、気づいたら10時。
やっぱりいいね。特に41巻。ロビンの悲しい過去振り返り部分でウルウルしてしまった。

宇宙兄弟

ワンピース、バクマン。に続いて最近面白かった漫画、宇宙兄弟。掛け値なく面白い。
自動車会社を首になった兄貴がすでに宇宙飛行士となった弟や周りに助けられて子供の頃からの夢だった宇宙飛行士を目指すというお話。
宇宙飛行士になるまでのプロセス自体も新鮮で面白いんだけど、主人公六太というどこにでもいそうな三十路オーバーの人間が昔あきらめた夢を追いかけるというストーリーが、同世代として感情移入できる。
六太が驚異的な運やパーソナリティよってミラクルを起こし、試験を突破していく様は漫画的であるのだけど、それがいい意味で現実とは違う世界に自分を連れて行ってくれる。

歳のせいなのか9巻で泣きかけた。
漫画はやっぱりいい。

宇宙兄弟(1) (モーニング KC)

宇宙兄弟(1) (モーニング KC)

自壊する帝国

いつぞやに買ってたがタイミングを損ねて読んでいなかった物が掃除のおかげで出てきたので読んでおいた。

ソ連担当の外務省外交官であり、鈴木宗男事件で逮捕されてしまうが出所後、裁判で争いつつも著書をばんばん売りまくっている佐藤優さんの入省からソ連崩壊までを、彼が接触した政治家、活動家達とのやり取りをベースに描かれている。

インテリジェンスという言葉を知ったのは彼と手嶋さんの対談の新書。その具体的事例がこの本に書かれている。
がっつり自慢入りの彼の人脈の広さ、そしてそれを構築する上で行っている活動がかいま見れる。キリスト教という彼のライフワークでありアイデンティティがその構築において大きな役割を占めているのがわかる。日本人でここまで宗教をしっかりと押し出して職業活動を行う人は非常に珍しく、それが彼を外交官として固有の存在にした大きな要素なんだろう

それにしてもあくまで機密事項でないことのみなんだろうが、これを読んだ限り、情報収集を行う過程で発生するその交際費の大きさがまず目につくがその見返りとして得られた成果がいまいちしっくりこない。専門分野でないのでその情報がどれくらいの価値があるかを理解できていないのであればいいのだけど。結局それで何を日本は勝ち取れたんだろう。

それ以外にもソ連という国、KGBという組織の怖さがたっぷりと書かれている。いや日本に生まれてよかった。

自壊する帝国 (新潮文庫)

自壊する帝国 (新潮文庫)



フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略

ロングテールというバズ用語を生み出したWired Magazineの編集者が書いたはやり本。
はやりものということで一応一月ほど前に読んでおいた。

残留しているかすかな記憶をたどるに、書いてある内容はエンドユーザに対して無料で提供されているサービスを実現する上のでマネタイゼーションの仕組みや関わる人々の思考を、ふんだんな事例を交えて過去の歴史や人間学と組み合わせて書かれている。

内容は思っていたほどひどくなく、そこそこ面白かった。さっくり読めるので暇つぶしとして読んだらいいんじゃないかと。

結果としてすでに当たり前にある話を上記歴史や人間学とひもづけることで、ある種の格付けをし、「フリー」というバズワードを産み出し、流行らせたその文章力、発信力、それに言葉をつむぎだした抽象化力はすごいなと思う。

ただ所詮はバズワード。もうすでに聞こえなくなってきている。だって当たり前なんだもの。


フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略

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