インフラデザインパターン
インフラデザインパターン ~安定稼動に導く127の設計方式 (WEB+DB PRESS plus)
- 作者: 株式会社NTTデータ,杉原健郎,吉田一幸,岩崎賢治,三浦広志,吉田佐智男
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2014/02/07
- メディア: 大型本
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書評
ジョブ管理とネットワークは門外漢なので多少新鮮。一番知りたかったBCP周りでの知識は増えなかった。書名にあるようにパターン本なので、パターンを使った知識の整理が出来ることが本書の特徴。特に各節の最後に記載されているパターンごとの比較表が一番有益な部分だ。
知識が増えなかったという感想は、直前にインフラエンジニアの教科書を読んでいたことが原因の可能性あり。
目次
- インフラデザインパターンとは何か
- 可用性要件の実現策
- セキュリティ要件の実現策
- 性能・拡張性要件の実現策
- 運用・保守性要件の実現策
- インフラ構成の設計方式
- クラウドコンピューティングを使った実現策
- [実践]パターンベース設計
BCP
- DBはスナップショットが有効か
- 差分バックアップ
- 元ファイルと同程度のデータをどこに保存しておくか
- 広域クラスタパターン
- 完全待機による片現用DRパターン
- 縮退運転による片現用DRパターン
- バックアップ転送パターン
- リモートミラー方式パターン
- データの共有*1
BCP要求レベルが低ければリモートテープバックアップと縮退運転用サーバで良さそう。
BCP要求レベルRDBMSのログ転送orレプリケーションかソフトウェアレプリケーション。
*1:災害対策の設計パターンの書き方が構造化されていない。分かり辛い