○少年よ裸を恥じること勿れ
(しょうねんよはだかをはじることなかれ)
ただ裸がいい
 裸といえば奄美大島で絵を描いた田中一村が思い出される。暖かい奄美のことであるから裸でも十分暮らせたのであろうが、なにより貧しかったのである。島で働いて得たお金は全て絵の具代に費やして、掘っ立て小屋で過ごしたのであった。