菜虫

     ○菜虫とて一山喰らう心意気
(なむしとていちざんくらうこころいき)

       ○一寸の菜虫殺して五分の呵責に   秋甫
       ○菜の色を体に摂って菜虫かな    々
       ○大方は小菜蛾となりし菜虫かな   々
 最近は菜虫採りの作業を見かけなくなりましたね。労働賃金が高くなったので手作業はなくったのでしょうか。葉っぱが出る頃シューシューって消毒液を掛けてしまうのでしょう。
 手で採っていると生き物の哀しみが手に取るようにわかるのです。