エガワヒロシのブログ

2008-06-03

egawahiroshi2008-06-03

[]さよならおじいちゃん

実は、この間のフワリカ当日、嫁のおじいちゃんが亡くなりました。GWにもお見舞いに行って、具合いも良いわけではなかったので覚悟はしていたけれども。それで昨日今日と長野木曽谷、大桑村へお葬式に行ってきました。

おじいちゃんはとてもおばあちゃん想いだったので、おばあちゃんの介護を7年自分で続け、そのおばあちゃんが亡くなり、1回忌を終えると肩の荷が降りたのか、タイミングをはかるかのように病気になりしました。おばあちゃんが寂しがってたのかもしれないね。本当の夫婦の絆だよね。

おじいちゃんはいつも人のために生きているような人だった気がします。昨日今日いろんな人の話を聞いて思いました。戦後の混乱期は、家族のためにがむしゃらに働き、会社で地位を築いてからは労働組合で仲間のために働き、郷土に戻ってきてからは村会議員やらでふるさとのために働き、最後はおばあちゃんのために働いていました。おじいちゃんを見ていると、人のために働くことが、周囲が楽しそうにしていることが自分の喜びになる。そんな人だったんじゃないかと思います。僕は本当に尊敬できる人に出会ったんだなぁ。そんな風に思います。

おじいちゃんは晩年、郷土の歴史研究に没頭しました。新聞のスクラップは膨大であり、様々な資料が家にありました。病気の療養で松本の嫁の実家に来ても、時間があると図書館に行って郷土の資料を読み漁っていたそうです。教養という言葉が本当にしっくりくるおじいちゃん。今日も郷土研究者の方が出席していましたが、それはおじいちゃんに感謝していました。おじいちゃんの郷土への功績は計り知れないそうです。そのくらい木曽を愛してたおじいちゃん。きっとおばあちゃんとの生活を送ったふるさとはおじいちゃんのすべてだったのかもしれない。周りの人を含めて木曽はおじいちゃんそのものでした。

昨日の通夜から今日の告別式までずーっと雨降りでした。まさに涙雨。みんなの寂しい心が雨を降らせていたんでしょう。でも告別式が終了した途端、木曽谷に太陽が降り注ぎました。美しい新緑がみんな笑って見えます。おじいちゃんにもう泣くなよ、さあ笑って見送っておくれ、と言われてる気がしました。なんか、そんなところまでおじいちゃんらしいな。悔しいくらいおじいちゃんかっこいいよ。

おじいちゃんはモダンで、いつもかっこ良くて、洒落っ気があって、面白くて、僕が理想とする人。あんな人になれたら僕の人生は成功なんだろうなぁ。

さよならおじいちゃん。最後におじいちゃんが好きだった短歌を詠みます。


木曽谷の 霞の向こう 祖父の顔 梅雨も上がりて 輝けるなり」