エガワヒロシのブログ

2018-03-19

いつも9回裏で


お前に音楽は必要なのか?お前は音楽をやる資格があるのか?という問いをずっと繰り返しながら生きてます。ずっと前から。

20代前半の頃は、誰も認めてくれないことへの純粋な抵抗だった。特に自分の音楽に自信があったわけでもないのに、ただ闇雲に自分が取るに足らない人間だと思いたくなくて、その抵抗の唯一の武器になりそうな音楽にしがみついていた。

20代後半はバンドも諦めて一人で音楽を作ること、音楽を自分の真ん中に置くことを決めた時期。すると、もう音楽を諦めないと…と一般的に言われそうな28歳になる直前、スガシカオさん、山崎まさよしさん、秦基博さん、チャゲさん、長渕剛さんなど錚々たる人を手掛ける大御所ディレクターに拾ってもらい、なんとかメジャーデビュー。これで少しだけ自分のメロディーと詩に自信を持つことが出来始めた頃。歌の自信は全く無かったけど。

でもちっとも売れることなく30代を迎える。結局は音楽で生活することはままならず、その当時付き合ってた彼女を幸せにするため、サラリーマンになり、結婚をします。音楽の割合は減るのだけど、嫁や嫁の両親の応援もあり、音楽は離さないまま活動を続けることができた。そこはラッキー。でもやがて子供も生まれ、幸せな生活がやって来ます。そうなると、音楽は必要なのか?やる意味あるのか?むしろ邪魔なんじゃないか?という問いかけが頭に響く。それでも毎日音楽は頭の中から流れ出すし、次の曲がどんどん追いかけて来る。そこで音楽をやめるという選択肢を自分が持ってないことに気付く。どんな形でも音楽と共に生きるんだろうな、と考え、自分なりの形を模索する日々。

40代は細々としたシンガーソングライターの活動と、作詞作曲家としての数少ない結果(AKB48川村カオリさん、チャゲさん、ワカバなどを手掛けた)を前にして、ミュージシャンと胸を張って言えるのか?と問い続ける日々。しかも嫁との子育ての割合を考えて、サラリーマンもやめて家事と子育て、そして音楽に集中することになった。これで結果を出さないんならもう続ける意味もないのでは?そんな言葉が頭の中を過ぎる。

でもその頃から、音楽に追われるだけではなく、音楽を作ることが楽しくなってきた。こんなに音楽好きなの初めてかも、と思える日々。するとコンペの結果も惜しいところまで行くことが増えていく。それでも出ない結果。僕はそこでライブ活動を止め、作詞作曲家活動に力を集中することにした。一番好きで得意なのは曲を書くこと。これに集中する。これでダメなら音楽は趣味だ。そう思ってた。そんな時に訪れた今回のNGT48「春はどこから来るのか?」採用の知らせ。今回もなんとか結果は間に合った。

デビューも28歳でギリギリだった。サラリーマンを辞めた時にはAKB48の「スクラップ&ビルド」という曲が採用になり、区から作詞作曲家としてなんとか認めてもらうことが出来て、娘を学童に入れることが出来た。そして自分の中の音楽の場所を「趣味」の箱に入れなければいけない寸前まで行っていた今回も、結果は出た。

僕の結果はいつも9回裏に訪れる。最後まで何が起きるかはわからないから、僕は最後まで全力で音楽を作る。今回もこれで終わりではない。まだ音楽が必要なのか問いかける日々が続く。でもわかってる。その問いかけを忘れない人にだけ結果が出るんだと。そこに鍵があるんだと。だから今日も問いかける。問いかけ続ける価値が音楽にはある。そう思わない?音楽って凄いんだよ。

そして今日も音楽を作る。自分なりのペースで。自分なりの温度で。音楽を愛してるし、音楽が鳴り止まないから。みんなが愛してくれる次の曲を求めて。

いちファンいちファン 2018/03/20 14:47 春はどこから来るのか?
いい曲ですね!大好き!

egawahiroshiegawahiroshi 2018/03/20 20:21 ありがとう!!

投稿したコメントは管理者が承認するまで公開されません。

スパム対策のためのダミーです。もし見えても何も入力しないでください
ゲスト


画像認証

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/egawahiroshi/20180319/1521448369