エガワヒロシのブログ

2018-11-07

父親とは


河合雅雄先生の「子供と自然」読了。猿の生態から人間の自然の姿を学び、そこから教育を考える本。最初猿との比較が凄くエキサイティングで、途中は猿そのものの話になって辛くなるけど、とても為になる良い本でした。

この本で学んだ1番のことは、母親というのは自然にその立場が生まれる本能的なものであるのに対し、父親とは猿が人間に進化して、家族というものものが確立される過程で生まれた社会的なものであるということ。言うならば母親は放っておいても母親だけと、父親は意識しないと父親になれないということ。

確かに、子供が産まれた時に思ったことは、出産で泣き叫ぶ嫁がもう苦しい思いをしなくて良いということだった。最初に子供に向けた愛情は、嫁に向けたものと同義だったと思う。そう、産まれたばかりの子供は自分にとって他人だった。

でも今は違う。何よりもたおが大事だし、自分の命より大事なんてのは当たり前すぎて言う気にもならない。俺は育児を通して父親になったんだと思う。

父親は社会的なものなので、社会の移り変わりに敏感に影響を受ける。今、父親としてどう振る舞うべきか。以前のようなモーレツ社員で家族の食い扶持を稼いでくるお父さんはそれはそれで尊敬もされた。経済活動以外は何もしないお父さんが大半だったが、それが役割なんだとも認識されていた。

でも今はリスクヘッジ観点からも共働きは当たり前だ。稼ぎ口は2つになり、お父さんの特権的立場は無くなった。それでもその上にあぐらをかき続ける無神経な人もいるけれど、変化は必然。お父さんの役割は確実に変化しなければいけない。

その為にするのは何か?答えは1つじゃない。とにかく出来ることはそれを考えることだ。考える為には情報を集め、その中で自分がこれだと思うことを実践すること。もうモデルというのは存在しない。一人一人、家族毎に状況は違う。お父さんの形も千差万別。だから考える。自分の行動は正しいのか?自分は胸を張って父親と言えるのか?

今回この本を手に取ったのはそんな気持ちからだった。自分がしっかり父親が出来ているのかはわからない。でもずっと考えて、トライ&エラーを繰り返してる。七転び八起きで自分なりの父親を突き進んでる。父親というものに真正面から向き合ってるという自負だけはある。その答えがたおの今の笑顔だったら有難いのだけど。

今日も夜は一輪車。たおが夢中になる姿をこの目で見ます。お父さんが音楽に夢中な姿も見せてる。自分の父親像は正しいかどうかはわからないけど、少なくとも間違ってはいない気がする。思いたいだけかもしれないけれど。

世の中のお父さん、大変な時代に父親になっちゃったけど、お互いに頑張りましょう。情報交換しながら。互いに手を取り合って。全国のお父さんへのエール。

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