ごくまれに女子大生に説教したりすることもありますが、
主な目標は女子大生に説教されることです。
いろいろ書いてますが、これらの説教やアドバイスにしたがって不利益を受けても
一切なんにもさっぱり責任をとるつもりはありません。
なにごとも自分の判断でやってください。
ホームページや
このブログ全体に関する批判などは
最初のエントリ の
コメント欄におねがいします。
2007-12-13
■[就職][ドラフト]マニュアル本くらい読めや

就職活動するときに、とりあえず就職活動に関するマニュアル本を 読んでみたりしてないひとは苦労します。(読んでも苦労するんですが) なにをどうするのか自分で情報集めない人は生き残れません。
そもそもそういうひとは、大学ではじめてレポート書く前に「レポートの書き方」とか って本も読まないのね。でぐしゃぐしゃなレポートを書いてしまう。
まあそういう人は、「レポートの書き方に関する本を1回は読んでおきなさいよ」と 言っても読まないわけで、誰かから雷落とされるまでそのまんま。 そういうひとはそれなりの人生を送ることになるんだと思います。
高校までと違って大学ではなんでも手取り足取り指示するわけじゃないし、 たいていの大学教員はすべての学生に同じような関心をもっているわけではないです。 学生を叱りつけたりするのはしんどいので、そこまでサービスする必要はないんじゃないかなとか 思ってしまうし。高校の先生なら、とりあえず進学させるとか就職させるとかそういうはっきりした 目標があるけど、大学教員にはそういう明確な目標はないのね。学生が求めるものだけ与えればよい と思ってる*1。
一般的な大学では一つの「ゼミ」とかってのが10〜20人ぐらいいるでしょうから、 そんなもん一々相手にしている余裕はない*2。やる気ある人はなんとか相手しようとするけど、 そうじゃないひとまでおせっかいする気もない、ってのがだいたいの教員。
だいたい大学教員のほとんどは自分の各種の能力や考え方に疑問をもっているものなので、 そんなもんを学生に押し付けることはできないと思って躊躇しちゃったりするしね。
中年おやじ教員が、いっちょまえの女子大生に「〜さん、指導してあげるよ、ぐへへ」とかってのもアレだしね。
もちろんマニュアル本なんてのはたいてい平凡でつまらないことしか書いてないので、 読んでも無駄だと思う人もいるでしょう。そういう人は実際に読む必要がない。
また、マニュアル本にしたがってその通りにやればなんとかなると思っているひとも 平凡で、がんばってせいぜい人並にしかなれない。っていうか人並にさえなれない。 最低ラインをクリアできるかどうかぐらい。マニュアル本を読んで、「まあここらへんが最低ラインなのだな」ってのをおさえて、あとは自分でいろいろ試行錯誤したり誰かから秘訣を聞きだしたり、 そういうのがアレなんじゃないかな。まあ私はできませんので、学生さんにも要求する気はない。
女子大生は高校生とちがっていちおう建前として「大人」なんで、その人自身の判断を 尊重したいってのもある。なにごとも自分で判断しないと判断する能力がつかないからね。
私の好きなJ.S.ミルの『自由論』という本に、次のような一節があります(あんまり好きなので、なんの授業でも1回は言及しちゃう箇所です。『自由論』は大学生なら1回は読んでください。人類最大の財産の一つです)。
認知力、判断力、なにかを見わける感覚のするどさ、精神的な活 発さ、さらには道徳的な選択力といった人間的な能力は、なんらかの選択をす ることによってのみ訓練される。あることをそれが通例だからする、という人 は、なんの選択もしない。そういうひとは、最善のものを見分けたり、欲した りする訓練をすることができない。筋肉の力と同じように、精神的能力や道徳 的能力も、使うことによってのみ向上させることができる。・・・世間やその一部の人に、自分のライフプランをまかせてしまうひとは、猿の ようなヒトマネの能力以外になにも必要としない。自分で自分のライフプラン を選択するひとは、よく見るための観察力、先を見とおすための推理力と判断力、 決定のための資料を収集する活動力、決定するための決断力、そしていったん決定したあとには、 その自分のよくよく考えた決定を固く守り、自分をコントロールする能力を必要とする。 そしてそのひと自身の判断と感情に応じて決定する行動が大きければそれだけ、 そのひとはこのような資質を必要とし、行使するのである*3。 (J. S. ミル、『自由論』、第3章、江口による簡単訳)
まあなにごとも自分で考えて判断しないと、自分で考えて判断する能力が身
につかない、ってわけで。「いつかもっとちゃんとしてから、自分でちゃんと
しよう、それまではまあみんなと同じように」ってのではだめなんね。いつま
でたっても自立できない。いちいち細々指示しなきゃならんひとは企業でも使
い物にならないから、あなたの値打ちは低くなる。
まあここらへんは難しい課題ですね。私も解決できてません。
- 作者: J.S.ミル,John Stuart Mill,塩尻公明,木村健康
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1971/10/16
- メディア: 文庫
- 購入: 12人 クリック: 85回
- この商品を含むブログ (51件) を見る
世界の名著〈49〉ベンサム,J.S.ミル (1979年) (中公バックス)
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1979/10
- メディア: ?
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
- 作者: ミル,山岡洋一
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/12/07
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 82回
- この商品を含むブログ (65件) を見る
*1:だから教員にはいろいろ要求すればよい。
*2:高校までなら教えることが決まってるので40人ぐらい扱えるけど、大学はそうじゃない。自然科学や法律関係はちょっと違うと思う。
*3:あら、この最後の一文英語が難しいわ。誤訳しているかもしれない。And these qualities he requires and exercises exactly in proportion as the part of his conduct which he determines according to his own judgement and feelings is a large one.とりあえずAnd he requires and exercises these quality〜がひっくりかえってるとして読んだ。