映★画太郎の MOVIE CRADLE 2

もう一つのブログとともに主に映画の感想を書いています。

猫舌について

寒い日が続きますが、当然ながらこんな季節には温かい料理をよく食べますよね。

ところで僕も温かいものは普通に食べますが、「猫舌」です。

以前、猫舌についてのこんな記事を読んで、イラッとしました。

「猫舌」に困る、あの人に教えてあげたいこと


なんか猫舌じゃない奴からの「上から目線」が気に障ったんで。

↑の記事と同じようなことを以前、千原ジュニアがTV番組の中で言っていた。

要するに、「猫舌の人は熱いものの食べ方がヘタなだけなのだ」と。

しかしこの主張には僕は異論がある。

以下は僕の個人的な経験に基づく私見で、科学的根拠はまったくありません。

血液型占いや干支占いが正しいかどうかを云々するのと同じ程度のもの(ちなみに僕は占いの類いは一切信じていませんが)だと思っていただければ。

まず、人には皮膚が強い人と弱い人がいるでしょう。

僕は全身の皮膚があまり強くなくて肌が荒れやすいんですが(だから特に今の季節は手荒れがヒドくて指先が割れまくって痛くて堪らん)、それは口の中だって同じだと思うんですよね。

たとえば「猫舌」というだけに猫は猫舌だそうですが、じゃあそれは彼らの食べ方に問題があるからなのか。

違うでしょう。

猫の舌は熱さに弱いのだ。

同様に熱さに敏感な人と鈍感な人もいるわけで、「猫舌」の人というのは皮膚が分厚かったり強い人に比べて熱さを過敏に感じやすいってだけのことなんじゃないのか。

なので熱い食べ物が大嫌い(同じく舌を刺激する辛い食べ物も)。

お風呂に入る時も熱いお湯は苦手です。

確かに同じ熱さのものを食べて口の中をヤケドする人としない人がいるということは食い方の問題ともいえるんだけど、僕のお風呂の入り方がヘタだから身体が熱いなんてことはないでしょう。

実際に「熱い」と感じるからツラいんだよ。

千原ジュニアの一件があってから、しばらく頑張って熱いものを素早く食べる練習をしてみたんですよね。

でもうまくいきませんでした。

だいたい、そんな慌てて食っても全然おいしくなくて。

クソ熱いものを必死で噛んでもろくに味がしないし、熱いまま飲み込んだら喉をヤケドする。

そんな思いまでしてなんで熱いものを食わなきゃならないのか。

猫舌じゃない奴というのは口の中の粘膜の感覚が鈍いのか、そうでなければ食べ物をまともに味わっていないんだと思う。

あ、僕は食事のスピードはスローです。なので人と一緒に食事するのが苦手。

相手が食べ終わってこちらを待っててくれるのがプレッシャーで。

メシは自分のペースで食いたいよ。

ちょっとぬるくなった状態でゆっくりと頬張りたい。

小学生の時、給食を食べるのがものすごく速い一団がいてそいつらがいつも一番を競い合ってたんだけど、彼らの食べ方を観察してみると、パンを口に入れたまま牛乳で流し込んだりしていた。

そんなのちゃんと咀嚼せずに鵜呑みにしてるだけじゃないか。

そいつらにとって「給食」って味わうものじゃなくて、ただ手早く済ませてとっとと運動場に遊びに行くためだけのものだったんだよね。

大阪に住んでた時、ある女性と一緒にうどん食ったら、彼女から「自分、食べるの遅いなぁ」と言われたことがある。

俺が遅いんじゃなくて、あんたが速過ぎんだろ、と思った。

猫舌じゃない奴らはきっと「早メシ早グソ」が芸のうちだと思っているんだろう。

「早食い」自慢の人って猫舌いなさそうだもんなぁ。

僕は食事をする時に舌の先で食べ物に触れたりしていませんが、それでもやっぱり熱いものは熱いですよ^_^;

よく上あごの裏をヤケドします。

この記事の冒頭で、猫舌の人が相手や店に謝っている理由がよくわからないんですよね。

なんで熱いものが苦手だと恐縮したり謝らなきゃいけないの?

熱い鍋物が苦手なら冷まして食べればいいじゃん、と。

アイスクリームはあまりゆっくり食べてると溶けちゃうからタイムリミットがありますが、熱い食べ物を無理に我慢して熱いまま食べる必要なんてないですから。

どうもこの記事の執筆者は猫舌の人を偏食と同じように「ワガママな人」と捉えているふしがあって不快に感じる。猫舌を直す努力が足りない、ってことでしょう。

なんとも一方的な記事だと思いました。

熱いのが苦手なのは仕方ないのに、それで他の人に気を遣わなきゃならないってどういうことだろう。

世の中にはこうやって言いたいこと言われて悔しい思いをしている猫舌の人は結構いると思う。

だけど、猫舌のどこが悪い。

メシはゆっくり冷まして食えばいいんだ。

鍋だって焼肉だってカレーライスだってなんだって普通に冷まして食いますよ。

すき焼きは生卵につければ冷めるし、鍋物だって取り皿にとって冷ましてから食べればいい。

うどんも蕎麦もラーメンも適度な温度になるまで待ってから食べる。それでなんの不自由もない。

熱いうちに食え、なんてのは味がわからない奴の身勝手な要求だ。

なんでそんなもんに従わなくちゃならないんだろう。

こっちはマイペースでやらせていただきますんで、ほっといてもらおうか。

ってゆーか、鍋なんぞご馳走してもらわなくても結構だよ。

繰り返すけど、熱いのが苦手なら冷まして食べればいいだけのこと。

それをいちいちとやかく言ったり根に持つような人間とは食事なんかしたくないね。

食べる速度についてはまたいつか別の機会に書きたいと思いますが、ゆっくり食べる余裕もない人と食事しても慌しくてくつろげないし楽しくないので、そういう人とは遠慮したいですわ。


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