嗚呼、テレ日トシネマ−雑記−


予告なく加筆・修正しまくってます。東京育ちの73年生まれが書くテレビと映画と心霊と宇宙人の日記です。
コメントがつくとメールで知らせるように設定してあるので、何かありましたら過去記事でもお気軽にどうぞ。
渋谷・新宿界隈にて、現在公開中、近日公開予定の邦画情報(単館系限定)は、
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2005-04-30(Sat)

今月のテレビは塩田明彦月刊だった

テレビブロス買ってきたら、今晩0:40からBS2で塩田監督どこまでもいこう [DVD]が放送されるって書いてあった。うっかり録り逃すところだったよ(あぶないあぶない)。今月はテレ東で『害虫』『月光の囁き』がやってたけど、これらと違い、『どこまでもいこう』は近所のどのレンタル屋にも置いてないので助かった。BSさん、ありがとう!

2005-04-29(Fri)

野球なんてキライだーーー!

もう少しで『タイガー&ドラゴン』の録画に失敗するとこだった。あぶないあぶない。今日は良々くんが出るんだ。

[][]『ヘアスタイル』まもなく公開(4/30〜6/3まで)

下妻物語』の監督・中島哲也が企画・プロデュースした3話からなるオムニバス映画『ヘアスタイル』が今週末から公開される。全ての作品でヒロインを演じるのは、「サントリーカクテルバー」のCM(これ)が縁で抜擢されたという浅見れいな。《おさげ》《アフロ》《マッシュルーム》と、作品毎に全く異なるヘアスタイル、キャラクターの女の子を演じ分けているとか。監督を務めるのは、岩田ユキ(『ここからの景』)、ハロルド松村宮野雅之の3名。いずれも中島哲也の愛弟子・助監督といったメンツである。

『ヘアスタイル』 4/30(土)〜6/3(金)までf:id:eichi44:20050427193606:image

82min/ビスタサイズ/2005年

□上映館:テアトル新宿(21:20〜レイトショー)


【上映作品】

『おさげの本棚』

【監督】岩田ユキ

【出演】浅見れいな/山本浩司/島田洋八

“喘息持ちの大学院生・鹿夫が恋に落ちたのは、店の八割がエロ書物で埋め尽くされてる古本屋で、病気がちな父に代わり店番を務めるおさげ頭の一人娘・鳩子だった……。”


『アフロアメリカン』

【監督】ハロルド松村

【出演】浅見れいな/アキ(水玉れっぷう隊)/佐藤哲夫(パンクプープー)

“ニューヨークはブロンクス。恋人から「おまえの料理には愛がない!」と罵られ家を飛び出したバーバラが出会ったのは、日本料理屋「おふくろの味」に務める料理人・ネリス。彼の料理を一口食べたバーバラは感動し、弟子入りを決意する……。”


『マッシュルーム』

【監督】宮野雅之

【出演】浅見れいな/松尾政寿/森下能幸/派谷恵美

“高校時代のわたしは嫌われ者だった。大好きな奥田先輩のこともただ遠くから見てるだけ。卒業間近、先輩はバイク事故で記憶喪失になった。時が経ち、偶然先輩と再会したわたしは、いまだ記憶喪失の先輩に嘘を付いた。「わたしはあなたの彼女でした。あなたに振られた後、自殺未遂を何度も繰り返し、今は母親に幽閉されてる」と。それはほんの出来心だったが……。”

4/30(土) は初日舞台挨拶あり。ゲストは浅見れいな、松尾政寿、中島哲也(映画監督)、岩田ユキ監督、ハロルド松村監督、宮野雅之監督を予定。(追記:初日舞台挨拶の模様


トークショーも多数催される。詳細は以下の通り。

5/2(月) 「脚本/監督の3人が語るヘアスタイルの魅力」

 ゲスト(予定):岩田ユキ(監督)・ハロルド松村(監督)・宮野雅之(監督)

5/7(土) おさげナイト 「女はみんなスケベぇーや」

 ゲスト(予定):岩田ユキ(監督)、溝口真希子(AV監督)、ナンシー(AV女優)

 ※おさげで来場の方に特製缶バッジプレゼント!

5/14(土) アフロナイト 「ソウルフードは愛の料理」

 ゲスト(予定):ハロルド松村(監督)他

 ※アフロで来場の方に特製缶バッジプレゼント!

5/21(土) マッシュナイト 「嘘をつく女心とは」

 ゲスト(予定):宮野雅之(監督)、犬童一心(監督)、松尾政寿

 ※マッシュで来場の方に特製缶バッジプレゼント!

5/27(金)

 MO'SOME TONEBENDERのビデオクリップ5本(予定)上映

6/3(金)

 ゲスト(予定):岩井ユキ監督、ハロルド松村監督、宮野雅之監督


【関連記事】

浅見れいなインタビュー

synwsynw 2005/04/29 22:45 うわ、eichi44さんの書き込み見てなきゃ「虎と龍」録画とちるとこでした
(汗)。もういい加減、野球延長有難か゛る人なんていないでしょうに・・。でも清原さんはおめでとう(笑)。

eichi44eichi44 2005/04/29 23:25 野球やってるのは知ってたんですけど、何分延長するかわかんないで、その間フジテレビ見てたら、いつの間にか10時回ってて焦りましたよ。もう勘弁してほしー。どっかに延長時間を知らせてくれるメールサービスってないもんですかね?

2005-04-28(Thu)

[][]『みうらじゅん的映画祭』まもなく開催(4/30〜5/27まで)

「こんにちは、みうらじゅんです。僕が青春時代に見て大人になって見直して“これはいいぞ!”と思ったものを皆さんにもお薦めしたい、という勝手なお世話の映画祭です。」 ・・・というわけで、みうらじゅんが選んだ50年代から70年代の日本映画(日活、大映系)10作品を上映するみうらじゅん的映画祭』が今週末から開催されます。場所はユーロスペース。各作品の上映前にはみうらじゅんによる解説がつくそうなので、なかなかに楽しみな企画となっております(※本人は来ませんよ! ビデオです)。

『みうらじゅん的映画祭』 4/30(土)〜5/27(金)まで


□上映館:ユーロスペース(21:00〜レイトショー)

□入場料金:1,500円均一/ミニシアター回数券:3枚1組3,990円/前売券:5回券6,000円


【上映作品】 ※上映前にみうらじゅんの前説ビデオが流れますf:id:eichi44:20050427193511:image

4/30(土),5/25(水),26(木),27(金)

 『大巨獣ガッパ』 (1967年 /84min)

 監督:野口晴康  出演:川地民夫、山本陽子

5/3(火・祝),20(金),21(土)

 『宇宙人東京に現わる』 (1956年/87min)

 監督:島耕二  出演:川崎敬三、苅田とよみ

5/7(土),8(日),22(日)

 『蛇娘と白髪魔』 (1968年/82min)

 監督:湯浅憲明 出演:松井八知栄、高橋まゆみ

5/5(木・祝),23(月)

 『秘録 怪猫伝 』 (1969年/83min)

 監督:田中徳三 出演:本郷功次郎、亀井光代

5/6(金),24(火)

 『四谷怪談 お岩の亡霊 』 (1969年/93min)

 監督:森一生 出演:佐藤慶、稲野和子

5/9(月),10(火)

 『帝銀事件 死刑囚』 (1964年/109min)

 監督:熊井啓 出演:信欽三、内藤武敏

5/4(水・祝),17(火),18(水),19(木)

 『雁の寺』 (1962年/98min)

 監督:川島雄三 出演:若尾文子、三島雅夫

5/2(月),15(日),16(月)

 『私が棄てた女』 (1969年/116min)

 監督:浦山桐郎 出演:河原崎長一郎、浅丘ルリ子

5/1(日),11(水),12(木)

 『八月の濡れた砂 』 (1971年/91min)

 監督:藤田敏八 出演:広瀬昌助、村野武範

5/13(金)、14(土)

 『バージンブルース』 (1974年/99min)

 監督:藤田敏八 出演:秋吉久美子長門裕之


『宇宙人東京に現わる』といえば、誰が地球人に変身するかでもめてる時の宇宙人の会話が非常に屈辱的で、そのシーンだけはいまでも鮮明に覚えてます。


初日4/30(土)のみ、みうらじゅんによるトークショーあり。整理番号付前売り券が現在チケットぴあにて発売中です(この日だけ特別料金1800円)。


ちなみにユーロスペースは会費1000円(たしかこの値段なはず。一応確認してみて)払えばどの映画も会員料金1000円で観ることができるので、今後もユーロスペースで映画を見る予定があるなら(例えば6月にやる『楳図かずお 恐怖劇場』とかね)、会員になっちゃった方がお得だと思う。会員証は当日発行、その日から使えます。

2005-04-27(Wed)

[][]『オッパイ星人』まもなく公開(4/30〜5/20まで)

CGの身体に役者の顔を合体させた4人の宇宙人が、侵略に訪れたはずの地球の四畳半で繰り広げる不条理ギャグを描いた全16話のショートコメディー、その名もオッパイ星人が今週末から公開される。役者の顔以外全てCGという世界で顔芸を思う存分披露してくれた役者陣は、遠藤憲一森下千里、緋田康人、井口昇の4名。監督は『援助交際撲滅運動地獄変』の鈴木浩介。しかしこれ、スタッフといいトークショーゲストといい、「♪怪奇大家族〜うっ!」な人々にとってはサブリミナル攻撃を受けてるとしか思えない布陣だ。いや、きっと気のせい、気のせい・・・。

『オッパイ星人』 4/30(土)〜5/20(金)までf:id:eichi44:20050427193433:image


【監督】鈴木浩介【脚本】増本庄一郎/加藤淳也/金井夏生【音楽】遠藤浩二

【出演】遠藤憲一/森下千里/緋田康人/井口昇

50min/スタンダード/2005年

□上映館:渋谷シネ・ラ・セット(21:20〜レイトショー)


【STORY】限りなく続く、広大な宇宙の彼方に存在する「オッパイ星」。オッパイ星人達の胸の膨らみ「オッパイ」は美しく、彼らの誇りと象徴を表わしていた。その「オッパイ」に秘められたるは生命エネルギー。右乳(うちち)にはアルファエネルギー、左乳(さちち)にはベータエネルギーが秘められていた。しかし、この宇宙には「オッパイ」を有する星がもう一つ存在していた。100万光年離れた第3惑星《地球》である。しかもその用途は様々で、己の欲求を満たすための道具に使われたり、時には商売の道具にまでされているという。「神聖なるオッパイを汚す下等種族は滅亡させるべきだ!」との要望に応えるべく、オッパイ王国の姫ニップル(森下千里)は、オッパイ星の支配下である星々から勇者を集い、地球侵略を目指すのであった……。


4/30(土)は初日舞台挨拶あり。ゲストは鈴木浩介監督、緋田康人、井口昇を予定。当日朝10:00より整理券配布。


トークショーの予定は以下の通り(こちらも当日朝10:00より整理券配布)。

5/6(金)

 ゲスト(予定):増本庄一郎(脚本)、加藤淳也(脚本)、山口雄大(映画監督)

5/7(土)

 ゲスト(予定):森下千里

5/13(金)

 ゲスト(予定):豊島圭介(映画監督)、村上賢司(映画監督)


ちらし持参すると1200円で観れるので忘れずGETしてってください。



【関連記事】

『オッパイ星人』未完成披露試写会の模様1

2005-04-26(Tue)

[][]『緑玉紳士』まもなく公開(4/30〜6/3まで)

ウォレスとグルミット ペンギンに気をつけろ! [DVD]』に感銘を受けた映像クリエイター・栗田やすおが4年半の歳月をかけてほぼ一人で作り上げた中編活劇パペットムービー『緑玉紳士』が今週末から公開される。Grasshopa!のサイト(こちら)にて映画の予告や制作日記等を見ることができるけれど、完成が2003年だけあって、公開時期を告知する予告最後の「Coming 2003 summer?」という字幕がそのうち「Coming 2004 summer!!」と変わってゆく様に制作の苦労が偲ばれる(ちなみに現在は2005年…涙)。ちなみに監督の父ちゃんはハリーハウゼン好きだそうで、小さい頃から慣れ親しんでたため、その要素も映画には魂入されてるとのこと。また75年生まれの監督らしく、格闘シーンはジャッキー・チェンを意識してるそうです(ジャッキー世代だからね)。

『緑玉紳士』 4/30(土)〜6/3(金)までf:id:eichi44:20050422015058:image


【監督・脚本・キャラクターデザイン他】栗田やすお

【出演】ワタナベイビー/我修院達也/田中要次

48min/スタンダード/2003年

□上映館:渋谷シネマライズ(モーニング&レイトショー)


【STORY】老舗メガネ屋<緑玉紳士>の跡取息子、グリーンピースワタナベイビー)は、店には置けない変テコなメガネを売るために、スーツケース一つを持って家出した。大きな赤い吊橋を渡り、摩天楼輝く大都会<テーブルスクウエア>に辿り着いたグリンピース。そこでうっかり商売道具のスーツケースを置き忘れ、メガネ大好きの悪魔、ジョーカー(我修院達也)に奪われてしまう。命より大事なスーツケースを取り戻すため、赤いスロットマシーンに飛び込み、悪魔の住む<ブラックフット>へとワープ。異界で待ち受けていたのは、とんでもなく奇妙で間抜けな<悪魔族>の一味であった……。絶対絶命のアクションにつぐ、アクション! ラストのブーメラン対決はまさにストップモーションアニメの限界を超えた名場面!


5/9(月)レイトショー上映後に舞台挨拶あり。ゲストは栗田やすお監督、ワタナベイビー我修院達也田中要次を予定。


またモーニングショー(4月30日〜5月13日)に来場の各日先着30名に特製「Good Morning Greenpeas!」缶バッジがプレゼントされるそうです。


ちなみに4月28日まで、Yahoo!プレミアム会員およびYahoo!BB会員向けに本編映像やショートストーリーの無料配信も行われてます(こちら)。素朴な疑問なんだけど、「本編映像無料配信」って、シネマライズさんの興業妨害にならないの? 


【関連記事】

栗田やすお監督インタビュー1

synwsynw 2005/04/27 00:34 ハリーハウゼンとジャッキーの名前出してるなんて信頼出来そうな監督
ですね(笑)。

eichi44eichi44 2005/04/27 10:09 監督曰く「ジャッキー・チェンmeetsMrビーン」らしいです。

2005-04-25(Mon)

eichi442005-04-25

[]4月28日はシブヤの日

早いもんで、もうあと数日でゴールデンウィークですよ。というわけで、渋谷および近郊地域(新宿・下北沢・恵比寿・下高井戸)の一部映画館(計21劇場35スクリーン)において、GWの前日4/28(木)「1000円で映画が観れるキャンペーン」が実施されます。当日はスクラッチカードの先着8000枚限定配布もあるそうで、当たりが出るとその場で映画鑑賞券がプレゼントされるとのこと(ただし、作品は選べません)。


このキャンペーンに参加してる劇場と上映作品は以下の通り。“渋谷の日”と言っても全劇場じゃないので気をつけて!

■渋谷

渋東シネタワー:『ハイド・アンド・シーク』(公式)/『Shall we Dance?』(公式)/『ナショナル・トレジャー』(公式)/『クレヨンしんちゃん/伝説を呼ぶブリブリ3分ポッキリ大進撃』(公式)/『ローレライ』(公式)※レイトショー

シネフロント:『名探偵コナン/水平線上の陰謀』(公式

渋谷東急:『インファナル・アフェアIII』(公式

渋谷TOEI 1:『マスク2』(公式

渋谷TOEI 2渋谷ジョイシネマ:『アビエイター』(公式

渋谷ピカデリー:『コンスタンティン』(公式

シネセゾン渋谷:『コーヒー&シガレッツ』(公式)/『キャビン・フィーバー』(公式)※レイトショー

シネクイント:『隣人13号』(公式

シネマライズ:『真夜中の弥次さん喜多さん』(公式)/『ライトニング・イン・ア・ボトル』(公式)/『レイ』(公式

ライズX:『カクレンボ』(公式)※レイトショー

ユーロスペース:『PTU』(公式)/『永遠のハバナ』(公式※レイトショー/『恋の風景』(公式)/『Ottone/Ottone I(Rosas in Films)』(公式(仮))※モーニングショー/『マゴニア』(公式)※レイトショー

Bunkamura ル・シネマ:『愛の神、エロス』(公式)/『大統領の理髪師』(公式

渋谷シネパレス:『コックリさん』(公式)/『阿修羅城の瞳』(公式)/『エターナル・サンシャイン』(公式)※レイトショー

シネ・アミューズ:『フレンチなしあわせのみつけ方』(公式)/『オペラ座の怪人』(公式)/『恋は五・七・五!』(公式)※モーニング&レイトショー/『パッチギ!』(公式)※レイトショー

アミューズCQN:『甘い人生』(公式)/『ハウルの動く城』(公式)/『ワンダフルデイズ』(公式)※レイトショー

シブヤ・シネマ・ソサエティ:『サーティーン あの頃欲しかった愛のこと』(公式)/『フリースタイルアート・オブ・ライム』(公式)※レイトショー

シアター・イメージフォーラム:『猟人日記』(公式)/『ひとまず走れ!』(公式


■その他地区■

恵比寿ガーデンシネマ:『さよなら、さよならハリウッド』(公式)/『サマリア』(公式

東京都写真美術館:『村の写真集』(公式

新宿テアトルタイムズスクエア:『バッド・エデュケーション』(公式

シネマアートン下北沢:『アートン・シネマ・ギルドVol.2[演出篇] 舛田利雄』

下高井戸シネマ:『五線譜のラブレター』(公式)/『時が乱吹く』(公式)※レイトショー

2005-04-24(Sun)

[]『Shall we Dance?』を観た(@シネコン)

客は7,80人ぐらい。初回とは言え、初日で半分も入ってなくて大丈夫なのか? そして驚いたのがその年齢層。高いですよー。見た感じじゃ60代中心で、男女比は2:8ぐらい。客層は夫婦、母娘、一人で来てる女性といった感じですかね。


映画の詳細は以下の通り。

『Shall we Dance?』 05年4月23日公開f:id:eichi44:20050424174531:image


【監督】ピーター・チェルソム

【出演】リチャード・ギア/ジェニファー・ロペス/スーザン・サランドン/スタンリー・トゥッチ/リサ・アン・ウォルター/アニタ・ジレット/リチャード・ジェンキン

106min/アメリカ/2004年


【STORY】シカゴの弁護士ジョン・クラークは、デパートで働く妻と二人の子供に囲まれ、仕事も順調、家庭も円満で何不自由ない生活を送っていた。しかし、生き生きとした家族とは対照的な自分に、どこか虚しさを感じ始める。そんなある日、帰宅途中のジョンは、電車の窓から見上げたダンス教室の窓辺に、寂しげな表情で佇む美しい女性ポリーナの姿を目に留める。次の日も、その次の日も。彼女のことが気になりダンス教室の扉を叩いたジョンだったが、次第に社交ダンスそのものの魅力にはまってゆく……。


単純に面白かったです。ジェニファー・ロペスには言いたいことがあるけど(笑)、ラテンの彼女をこの役に配した時点で草刈民代にはなれないことは分かってたし、役所広司が演じた役も設定が変わっていて、妻への比重がオリジナルより大きくなってた分、劇中における彼女の存在が薄くなってたのでまあいいかと。何より、脇役がとにかく驚くほどオリジナルに忠実だったのでそれだけでもリメイクとしては御の字って感じですね。


とにかくキャスティングした人はエライ。オリジナルをちゃんと観てないとこんなに細部の味わいまでそっくりな人は見つけられないですよ。もちろんそれにきちんと応えてくれた役者陣もエライ。周防監督のオリジナルを最後に観たのはもう5年以上前なので、誰が出てる?と聞かれてもパッと思い出せるのは役所広司草刈民代竹中直人、草村礼子ぐらいだった。ところが、向こうの役者がスクリーンに出てくるたびに「あ、この人、渡辺えり子か」「田口くん!」「この探偵さんはアレだ。柄本明だ」と次々オリジナルの役者が頭に浮かんでくる。ところがダンス仲間で一人だけ最後まで思い出せない人がいた。若い兄ちゃんで、「これ誰がやってたっけ?」ってずーっと考えながら観てたけど全然ダメ。結局パンフレット見てようやくわかったのが、徳井優。彼の役だけ設定が全く変えられちゃってたんだね。ちなみに役所広司の奥さんも思い出せなかった。さっき調べたら原日出子と判明。だからこの二人に関してはオリジナルと変わってます。でもそれ以外はほんとビックリするよ。


予告で観たとおり竹中直人役のスタンリー・トゥッチはオリジナルと全く同じだった。長髪のカツラで顔は見えないのに、ダンス教室でチラッと映った瞬間、一発で分かる。身体のくねり具合といい、妙なテンションといい、気持ち悪さの種類が全く一緒(笑)。スタンリー・トゥッチ自信もノリノリだったそうだし、あれは一見の価値あり。そしてもう一人。渡辺えり子役のリサ・アン・ウォルター。ベット・ミドラーを小さくした感じの人で、渡辺えり子と同じくハスキーボイス。彼女はほんとに良くて、ジェニファー・ロペスの存在感が薄くなってた分、ダンス教室にいる女性陣では一番魅力を振りまいてたんじゃないかな。ダンス大会のシーンで、ラテンの毒々しい姿から一転、優美な衣装に着替えて登場した時なんて、ほんと見違えるようにキレイになっちゃって…。ハリウッド版竹中直人渡辺えり子のコンビはどのシーンも非常に楽しかったので、とっととビデオ出してほしい。また観たい。


主人公の設定が少し変わってしまったので、ラストもオリジナルとは若干違ったものになっているけど、アメリカと言うことを考えれば、どちらの改変も納得できるものだった。ダンス教室に足を踏み入れるまでの描写はもう少しなんとかとならなかったのだろうかと思うけど、まあ、ジェニファー・ロペスなのだから仕方ない。彼女も踊り自体は素晴らしかったです。でも、それだけというか…。草刈民代とは違い非常に幼い感じの女性になってしまってるし、あまり魅力は感じられない。妻役のスーザン・サランドンに比重をおいてくれたのはほんとに良かった。ジェニロペを中心に物語を回されたら見てらんないもの。


とりあえず言えることは、草刈民代役所広司を期待してもガッカリするだけです。止めといた方がいい。しかしそこさえクリアしてしまえば、非常にうまくいったリメイクだと思う。とにかく脇役陣は素晴らしいですよ。エンディング曲は合ってないけどね(苦笑)。挿入歌が良かったんだから、もうちょっと余韻に浸らせてくれよ。エンドロールが流れた瞬間ほとんどの客が帰り出すのも仕方がない。

[]『コーラス』を観た(@シネコン)

客は60人ぐらい。ほとんどが女性で10代から70代までまんべんなくといった感じ。


映画の詳細は以下の通り。

『コーラス Les Choristes』 05年4月9日公開f:id:eichi44:20050424174454:image


【監督】クリストフ・バラティエ【製作】ジャック・ペラン他

【出演】ジェラール・ジュニョ/フランソワ・ベルレアン/ジャン=パティスト・モニエ

【合唱】サン・マルク少年少女合唱団

97min/シネスコサイズ/フランス/2004年


【STORY】1949年、フランスの片田舎。親のない子供、非行少年など、様々に問題を抱えた子供達が暮らす寄宿学校。校長や教師は厳しい懲罰でしつけていたが、彼らの問題行動がおさまる気配はなかった。新しく赴任した音楽教師クレマン・マチューは、合唱隊を結成し、音楽によって子供たちの心を掴もうと試みる。次第にコーラスの魅力にはまってゆく子供達。しかし学校一の問題児モランジュだけは別だった。ある日マチューは、モランジュが素晴らしいボーイ・ソプラノの持ち主であることを知る。彼の加入により更にまとまりを見せる子供達。しかし、新たな問題児モンダンが転入してきて……。


主役の音楽教師はもちろん、校長や用務員のおじさん、体育教師など大人の役者は皆良かった。一番の売りであるコーラスは歌声・楽曲共に申し分ないし、子供達も魅力的。物語の途中でモンダンという名の悪童が出てくるんだけど、こいつがまたいい顔してんだ。奇跡の歌声を持つ少年モランジュについては、サン・マルク少年少女合唱団のソリストだけあって、彼がコーラスに加わるだけで一変するほどの歌声(ただし役者としての魅力は…)。


「フランス中を涙で包んだ感動作」と謳われてるけど、映画自体は非常にあっさりとしていた。「淡々としてるけど心に染みわたる感動がある」という類の映画でもない。だから、この手の映画で通常得られるカタルシスを求めて観に行くと肩すかしをくらう。


理由はたぶん、音楽教師マチューの目線で物語が綴られてることにあると思う。教え子のひとりペピノが、今や有名な音楽家となったモランジュの元にマチューの日記を届けるところから物語は始まり、その日記を元に寄宿舎での出来事が綴られてゆくわけだけど、たびたび入るマチューの心の声といい、綴られてる視点といい、非常に一方的というか利己的なんだ(笑)。


こう言うと自分のことしか考えない嫌な教師みたいだけど、マチューはすごくいい先生ですよ。お人好しで子供好きで。でも野心的で、ちょっと自分に酔ってるとこもある(笑)。それが行動や言葉の端々に見え隠れするので、もうちょっとベタな人物像の方がすんなり感情移入できるのになあという感じ。モランジュとの母親の件でもそうだし、別れのシーンもそうだし。


役者と音楽は魅力的だけど、脚本自体はほんとよくわかんない所が多い。中途半端に投げてる話がいくつかあって、特に悪童モンダンの件なんかはそう。モランジュの母親の描写も不可解だし(自分のことで手一杯で子供にまであまり気が回らないという感じ)、校長についても、冒頭で「校長はトランペットやってたから気が合うかもしれない」なんてマチューに言っておきながら、結局最後まで音楽に理解を示さなかった…。



「コーラスが良ければ多くは望まないよ」という人には絶対オススメだけど、そうでない人は過度な期待をしない方がすんなり楽しめると思う。

2005-04-23(Sat)

映画いろいろ観てきた

というわけで『真夜中の弥次さん喜多さん』観てきました。結局もう1本は『Shall we dance?』にした。で、時間のやりくりしたら『コーラス』も観れたんで、最終的に3本観てきました。


感想は後日。とりあえず『弥次喜多』と『Shall we〜』は面白かった。『コーラス』はいまいちかな。歌は良かったけど。


で、映画の予告をいろいろと観たので気になったものを少し。。。


まずは『宇宙戦争』。これは、いつになったら「うわー、面白そう!」て感じられる予告が出来上がるのだろう。前回の予告同様、面白そうな要素が欠片も見当たらない(汗)。しいて言えば、ダコタ・ファニング? 彼女が予告で見せる表情はどれもイイです。それぐらいかな。・・・あ、もしかして『千と千尋の神隠し』を真似てるの?


『交渉人 真下正義』。本家より面白そうな気がする。なんか『新幹線大爆破』を思い出すなあ。


『ミリオンダラー・ベイビー』。予告で既にウルッときた(涙腺弱すぎ)。


『オペレッタ狸御殿』。『弥次喜多』の時に流れたんだけど、微妙な空気が流れてたよ(汗)。鈴木清順を知らない若人でも理解できるような予告を作った方がいいんじゃなかろうか。いっそのこと、だまくらかしてしまえ!


そして予告ナレーション業界に一言。そろそろ津嘉山正種遠藤憲一の牙城を崩す新たな人材を発掘しましょうよ。楽しみにしてますから。

[]第2弾『輪廻』始動!

Jホラーシアターの第2弾、清水崇監督『輪廻』の公開日が決まりました。来年1月7日です。

2本立てではないんですかね? キャストは優香(!)、香里奈、椎名桔平。ストーリーの詳細は公式サイト(こちら)を参照してください。


ちなみに今日クランクインしたんだそうです。優香がヒロインというところに一抹の不安を覚えるのですが、監督頑張って!(切実)

映画、何を観るべきか・・・・

近所のシネコンで弥次喜多やるっていうから観に行く予定なんだけど、夜に歯医者なのでそれまで少し時間がある。というわけでもう1本、何を観ようかと今めちゃめちゃ悩んでる。ほんとは『コーラス』が観たかったんだけど、時間的に無理(残念)。一応候補は『コックリさん』『ハイド・アンド・シーク』『Shall we Dance?』の3本。どれも4/23公開なんで初日だね。


で、まずは『コックリさん』。『友引忌』『ボイス』を撮ったアン・ビョンギ監督の最新作。アン・ビョンギは韓国ホラー監督の中で個人的に一番“買ってない”人物だったりするんだけど、これを最後にホラーからしばし離れるって言うし、一応前2作も観たんでこれも観とこうかという義務感みたいなのと、韓国の“コックリさん”がどんなものなのかというオカルト興味もあるし(つーか“コックリさん”じゃなくって“キューピット様”じゃないのか!?)、インタビューで「日本にくるといつも写真集を買うんだ。それも風景ものばかり。日本の風景には独特のファンタジーがある」なんて嬉しいことも言ってくれてちょっと親近感ももったりとかそんな理由。ただひとつ問題なのは「吹き替え版」での上映ということ。優香か・・・大丈夫なのか?


『ハイド・アンド・シーク』ダコタ・ファニング主演のホラー映画。CM見ると「あんなに可愛かった子がどうしちゃったの?」ってぐらい変わり果てちゃってるんだけど、本作での演技も評判良さげだし、デ・ニーロも出てるし、最近この手のアメリカン・ホラーは全然観てないから久しぶりに観ておこうかなあみたいなね、そんな理由。ただひとつ問題なのが、予告でやってたお友達の“チャーリー”っていうのが、私の予想だと○○なんだ。そしてこれはおそらく9割方当たってる。それでも観に行くのか?と。難しいとこだ…。 


そして『Shall we Dance?』。言わずと知れたリメイク映画。かなりアメリカナイズされてるという評判は聞くが、とにかくハリウッド版竹中直人がアメリカ版の予告(こちら)で凄まじいことになってたので、ちゃんとスクリーンで確認したいなと。しかし日本版の予告はつまらないなあ。。。



はあ〜、窓口で考えよう。その前に寝坊しないよう気を付けなきゃ。

2005-04-22(Fri)

[][]シネ・アミューズ&アミューズCQNサイトがリニューアル!

見やすくなったです。

http://www.cineamuse.co.jp/


ただひとつ気になることが。。。

現在シネ・アミューズの会員証を持っていればアミューズCQNも会員料金で見ることができるようになってるんだけど、アミューズCQNの劇場案内見たら「6月から会員募集する」ってなってる。これは「シネ・アミューズとは別の会員証を作りますよ」ってことなのか、「入会の手続きがCQNでもできるようになりますよ」ってことなのか、どっちなんだ?

[][]『ワンダフルデイズ』まもなく公開(4/23〜5/27まで)

作品に惚れ込んだガイナックスが初めて外国作品の配給に踏み切ったという韓国アニメ『ワンダフルデイズ』が今週末から公開される。ストーリーはいかにも韓国らしいが、絵柄は日本のアニメと特に違いはないように見える本作。しかし先日アミューズCQNに行った際に、撮影風景を撮ったパネルを見て、とある部分に興味をそそられた。なんとこのアニメ、背景セットにミニチュア模型を取り入れてるのだ。監督のキム・ムンセンは、大学時代に舞台美術を専攻してたらしく、TVやCMの仕事でも「映像のコラージュ」が得意だったため、セル画、CG、3D、ミニチュア模型なんでもありの作りでいこうとなったらしい。ちなみに『猟奇的な彼女』のクァク・ジェヨン監督がスーパーバイザーとして参加。日本語版の脚本・演出はガイナックス山賀博之が担当してる。

『ワンダフルデイズ』 4/23(土)〜5/27(金)までf:id:eichi44:20050422015033:image


【監督】キム・ムンセン

【声の出演】山寺宏一/横堀悦夫/真田アサミ/パク・トンハ

90min/韓国/2003年

□上映館:アミューズCQN(21:30〜レイトショー。5/20まで)/テアトル池袋(21:10〜レイトショー


【STORY】西暦2142年。エネルギーをめぐる大戦争によって地球は常に厚い雲に覆われていた。輝かしい光が射し込む日は《Wonderful Days》と呼ばれ、人々の希望の象徴だった。大気汚染にさらされ、エネルギー不足に悩みながら、それでもなお人類の争いは止まることはなかった。選ばれた者たちの都市エコバンと、そこに住むことを拒否された者たちの町マールでの生存をかけた闘いは、激化の一途をたどっていた。マールの抵抗組織で活動するスハは、かつてエコバンで暮らしていたが、友人シモンの策略に合い街を追われ、今はエコバンを敵に回している。エコバンの心臓部の潜入に成功したスハの前に、かつての恋人ジェイが現れた。彼女は「いつかこの世界に青い空を見せてやる」と約束した相手だった。ジェイは今やエコバンの警備を担当する者。敵として対峙したふたりの心は揺れる。そしてまた、彼らの愛を憎しみの目でみつめるシモンの姿があった……。


4/23(土)はアミューズCQNにて上映前に初日舞台挨拶あり。ゲストは真田アサミ、横堀悦夫、山賀博之(日本語版演出・脚本)、武田康廣(プロデューサー)ほかを予定。朝9:30より整理券配布。


またテアトル池袋でもトークショーとオールナイトイベントが予定されてる。詳細は以下の通り。

5/3(火・祝)トークショー&上映

ゲスト(予定):真田アサミ(ジェイ役)、山賀博之(日本語版脚本・演出)


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『ワンダフルデイズ』公開記念オールナイト  

【G×I×G】<GAINAX×ProductionI.G×GONZO>−国境を越えるアニメーションの可能性−

■日時:5/14(土) 開場 21:10 開演 21:30 

■料金:2500円(前売り持参者は差額1000円)


国内トップレベルアニメーション製作会社3社の代表をゲストに招き対談式トークショー開催&関連作3本を上映!!

【上映作品】

 『ワンダフルデイズ』

 『イノセンス

 『青の6号』

ゲスト(予定):武田康廣GAINAX)、石川光久(ProductionI.G)、村濱章司(GONZO


※尚、イベントの詳細は事前の予告無く変更、または中止となる場合があります。


【関連記事】

東京国際映画祭・記者発表会1

2005-04-20(Wed)

[]『カナリア』を観た(@アミューズCQN

トークショーもあった(id:eichi44:20050411:p2)ので劇場は立ち見満員(80人ぐらい)。客層は30代中心に男女半々といったところかな。東京での上映は今週の金曜日までです。

カナリア [DVD]

カナリア [DVD]



映画の詳細は以前の日記を参照。んで、感想です。


お目当ての谷村美月ちゃんは予想以上に良かったです。「おまえが死ねー!」の宮崎“ラブドガン”あおいちゃんといい、怒れる少女は大好き。しかしこんなあどけなかった少女がたった1本でこうなっちゃうんだから、「映画」っつーのはほんに恐るべしですよ。美月ちゃんにはこれからもどんどん不幸を背負って理不尽な世間に対し怒りを露わにして欲しいなと思う。ナレーションも意外としっかりしており、相方の石田法嗣くんが台詞に関してちょいといまいちなだけに、彼を無口にして彼女に喋り倒させるというのはなかなかな配分だと思った。顔と実体のアンバランスさも大きな魅力。ただそれは「今だから撮れた」ってとこもあって、『カナリア』で演じた強気で活発な役柄がドラマではなかなか見られないことを考えると、『バトロワ』での期待をあっさり裏切ってくれた柴咲コウのように、色が付いちゃいけないとばかりに、強面封印ソフト路線でいく可能性も大きい。それは非常に惜しい。勿体ない。やはりまだまだ観たいもの、したたかで強気に突っ走る美月ちゃんを。だから次は土佐弁あたりでどうでしょうか?(笑) とりあえず『東京ゾンビ』と『笑う大天使』での役柄には注目ですね。

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大人の顔つきに子供の身体というヴィジュアルが、演じる《由希》ともシンクロして、強烈な光を放ち続けていた美月ちゃんに比べると、もう一人の主役・石田法嗣くんは内にこもることが多い分、ちと分が悪い…。その代わりと言ってはなんだけど、場面ごとでみせる表情は印象に残るものが多かった。新しい武器を手に入れた時のニヤリとした顔、西島秀俊を睨みつける目、オムライスを食した時にふいにこぼれる笑顔…とかね。ここぞと言うときにこれしかないという表情をピンポイントに出してくるので、そのたびにドキッとさせられる。彼の演じる《光一》という役が素の自分をなかなか表に出さないこともあって、彼のピュアな部分、光一らしさに一時でも触れた気がして、よりいっそう魅力的に映るのかもしれない。それから、走る姿や、顔つき、肩に手を置き無言でりょうを慰める雰囲気などが、非常に“イヌ”っぽいなと思った。言葉には表さないけど、相手のことはずっと見ていて、ときに寄り添い、ここぞというときに走って助けにきてくれる。



作品自体は個人的に微妙です。なんかバランスが悪いように思う。一番の要因は、カルト教団《ニルヴァーナ》の描写。教団施設での生活に時間が割かれすぎで、子供達を中心に描くはずだったのに「やっぱり教団についても描かなきゃ」と思い始めたら配分がおかしくなっちゃったという感じ(実際は知らないけど…)。その弊害(?)を一番に受けたのがりょうとつぐみのレズビアンカップル。そもそも何故、レズビアンカップルなんだろう。いろんなタイプの大人がいて、いろんな家族のあり方があって、その中でレズビアンという存在を出してくるなら流れのひとつとして受け取められるんだけど、子供達が旅路の途中で出会う大人は、援交オヤジや元信者、光一の家族といった具合に、由希と光一がそれぞれに暮らしてきた生活と関わりのある人物ばかり*1。彼女たちだけがまったくのよそ者で、出会った場所も人気のない森の中で霧がかかってたりしするもんだから、物語が進むにつれ、リアリティの薄いファンタジックな存在に感じられてきた。ラストが寓話的なのでそことはバランスがとれてたけど、全体からはひどく浮き上がってたように思う。旅は長い。気持ちを一端仕切り直すためにも、子供たちを今いる現実からしばし解放する必要があったのだろう。そのために、二人のこれまでの生活とは何の関係もない(故に彼らが第三者的になれる)人物を登場させるのは必然だったと思う。でも、女同士のいざこざは「いったい本筋と何の関係が?」と余計な詮索をしたくなるだけなので、普通の男女カップルにしといてくれた方がよかったなあと思う。


「教団施設での描写に時間が割かれすぎ」と言ったけど、それを不満に思う理由は二つある。ひとつは、中途半端に見せすぎなとこ。やるなら深部まできちんと描いてくれないと物足りないし、モデルが存在するだけに新たな情報を提示されるとかえって脳内補完の妨げになる。もうひとつは、カルト教団の言動や教義に対し、自分自身が全くリアリティをもてないという個人的問題。教団内部の状況がきちんと再現(表現?)されるほどに、リアリティが薄れてゆく。リアリティの無い存在にリアリティを見出すには、信者の素に触れるのが一番なんだけど、彼らは信者という仮面の奥に素の自分を閉じ込めてしまうため、意識的に描き出してくれないことには、なかなか素に触れた感覚を得ることは難しい。しかも今回はどこかで聞いたことあるような作られた台詞ばかりなので・・・


光一が祖父と対峙する“例のシーン”については、あまりにも予想外でしばし「ぽかーん」というか、しばらくの間、思考が止まってしまった。演出としては「あり」だけど、ああいう解決の仕方は否定したい。由希と出会ったばかりの光一は、妹のことを除くと、自分の言葉をほとんどもっていない状態で、何を問いかけても教団で身に着けた借り物の言葉で返してくる始末。そんな光一の態度に怒った由希は、彼の言葉に異議を唱え、ストレートに疑問をぶつけ続けた。でも彼に答えられるわけがない。自分で考えて導き出した答えじゃない上に、代わりに答えてくれる大人もいないのだから。となると、あとは自力で答えを見つけ出すしかないわけで、何が正しくて何が間違っているのか、光一はただひたすらに自問自答を繰り返したんだろうと思う。そうやって「教義は絶対だ。疑問を挟む余地など無い。そのまま受け入れろ」という思考停止の世界からようやく抜け出せたと思ったのに、母が入信を決意した元凶であろう祖父と対峙する大事な場面で、自分の言葉で語らせないんじゃ、今まで見せてきた過程は何だったんだろうと思ってしまう。光一には、誰かを代表したような言葉じゃなく、自分の感情を祖父にガツンとぶちまけてほしかった。個人的にファンタジーは大好きだし、抗いがたい現実に対抗できるのはファンタジーの力しかないと思ってるけど、自力で克服できる現実を寓話的に解決しようとするのは逃げだと思うし、大人は誰も子供達の問いに答えようとしないのに、赦してもらうなんて甘えだと思う(いや、たぶんそういうことじゃないんだろうけど、自分にはそういう風にしか受け取れなかった)。子供にだけ背負わせるのはよくないと思うし、そこまで子供に強さを求めていいんだろうかとも思う。答えが出るまで自問自答しつづけなきゃならないのは、大人の側じゃないんだろうか。


そういった意味では、『銀色の道』といういい曲がありながら、エンディングをあえて『自問自答』にしたのは分かる気がする。光一のラストの台詞には、曲の力強さも含めこっちの方が断然合ってる。テレビでやるときは絶対カットしないで欲しいですね。この曲までいれないと物語は完成しないから。話はそれるけど、その昔『ドラゴンヘッド [DVD]』という映画があったんですよ。ダメなところをあげるとキリの無い映画なんだけど、私自身は結構好きなんです。トンネルから出た直後の主役二人の愚痴り合いなんかはとてもリアルだったし、火山弾ドッカンといったVFXは大いに楽しんだ。で、この映画で一番好きだった台詞が、火山大爆発で「ぜってー死ぬぜ」って状況を目の前にしながら主人公が吐く台詞。これを聞いた時「おー、よくぞ言った! それでこそヘリから落ちても死なない不死身のテルくんだ!」と非常に気分が昂揚させられたのに、何故その直後にMISIAのバラード流してクールダウンさせようとするんだと。この状況に相応しいのはデスメタルだろと。わかってないよ、飯田譲治は・・・と非常に残念でならかった。その点『カナリア』はよく分かっていて、あの台詞に相応しいのはまさしく「これ」ですよ。




とまあ、いろいろ愚痴ってきたけど、なんかここまで喋ったら、いい映画のような気がしてきた(笑)。正直な話、頭の中がまだまとまりきってないので、次に観た時は全然違う感想になるかもしれない。


そういえばお婆ちゃんが鶴を折るシーン、あそこだけ画がドキュメンタリーだったなあ。。。

*1:だから「“ロードムービー”というより“旅もの”」なのか…

nishiogikuchonishiogikucho 2005/04/20 15:30 >演出としては「あり」だけど、ああいう解決の仕方は否定したい。
僕もそう思いましたね。恐らく監督としては、かつてあったプログラムピクチャーがフィクションでありながら現実を批判する力を持っていたことを念頭に置いていたと思うのですが、この映画全体がプログラムピクチャー的な撮られ方をしていないので、非常に違和感のあるラストになってしまったのではないでしょうか。

eichi44eichi44 2005/04/20 20:36 ああ、なるほど。そういうことか…。要所要所の台詞に違和感を感じるのもおそらくそれが原因なんですね。今までとなんか違うんで意図してやってるんだろうなというのは伝わったんですけど、何を意図してるのかが全然分からなかったもんで(汗)。

2005-04-18(Mon)

[]木村さん復活第1弾、月9『エンジン』(第1回)を見た

あー、ようやく来たよ。やっと来ましたよ、キムタクさん! いやさ、木村さん! 『ギフト』から苦節8年。長かった・・・。やっぱ、振り回され系だ。これ、絶対ハウル見て思いついたでしょ。ね。やっぱ振り回され系だよ。大家族ものだよ。大人と子供にどんどん振り回されて、1回きっちり壊れてしまえばいいんだ。 


そうか、制作(協力)は共テレかあ(嬉)。西谷D、『それが答えだ!』テイストの演出を期待しております。木村拓哉を一皮剥いてやってくださいまし。F1には、あんま比重置かなくていいから。ね。


法嗣くんはやっぱり台詞がいまいちだなー(でも好き)。あとJrの子(だよね、たぶんあの千円札のちびっ子は)。・・・もうちょっといい子はいなかったのだろうか(汗)。女の子でひとりいい感じの子がいるんだけど(ちょっと大人びた子)、名前が分からない。


とにかく来週も楽しみです。良かった良かった。


公式サイト http://wwwc.fujitv.co.jp/engine/index2.html

[]正式タイトルは『の』がつかない!

先日、「楳図先生の映画の公式サイトが出来上がったよ」と報告した際に、「タイトルが『楳図かずおの恐怖劇場』なのか『楳図かずお 恐怖劇場』なのかわからん」とポロッと愚痴ったら、なんと、松竹の担当者さんがわざわざコメントをくれました(ありがとうございます!)。


正式タイトルはこちら↓

楳図かずお 恐怖劇場』(“の”はつきません)


いやー、スッキリしたスッキリした(嬉)。


映画は6月より、渋谷ユーロスペースにて順次レイトショー上映される予定(2本立てです)。いまのところ組み合わせで分かってるのは『蟲たちの家』×『絶食』のみ。果たして、黒沢清(『蟲たちの家』監督)×高橋洋(『絶食』脚本)×楳図かずお(原作者)トークショーは実現なるか!? 公式サイトを見た限りじゃ、おそらくTOPページの左から順番に『まだらの少女』×『ねがい』、『蟲たちの家』×『絶食』、『プレゼント』×『DEATH MAKE』という組み合わせになってるんじゃなかろうかと予測。


あ、『まだらの少女』の主演の子、どっかで見たことあると思ったら、先週土曜から日テレ土9枠で始まった『瑠璃の島』の大人びた小学生(成海璃子ちゃん)じゃないか! …先物買いだあ。この子、『トリック劇場版』で琴美役もやってたんだね。全然いまの姿と結びつかないや(汗)。


【関連サイト】

『楳図かずお 恐怖劇場』 (映画公式サイト)

umezu.com 楳図かずおオフィシャル・サイト

成海璃子オフィシャルサイト

ユーロスペース公式サイト (上映劇場サイト)

[]「かごめかごめの謎」と森達也

YellowTearDropsさんの情報によると、来月、渋谷のアップリンクファクトリーにて、森達也監督のテレビ作品上映会が催されるそうです。期間は 5/13(金)〜5/22(日)まで


上映作品は以下の通り。

『1999年よだかの星』(1999年放送)

『職業欄はエスパー』(1998年放送)

放送禁止歌〜歌っているのは誰?規制しているのは誰?〜』(1999年放送)

『ステージ・ドア』(1995年放送)

『教壇が消えた日』 (1997年放送)

『ミゼットプロレス伝説〜小さな巨人たち〜』 (1992年放送)


※作品詳細はこちら


NONFIX『後ろの正面だあれ?〜かごめかごめの謎〜』の存在が抹殺されているのは、徳川埋蔵金を狙う巨大裏組織からの圧力なんでしょうか。でかい話に手を出しては行き詰まってぐだぐだになってゆく様が素人っぽい初々しさを感じさせ、オカルト番組とはまた違った、ほのぼのとした空気に包まれる素朴な作品に仕上がってただけに、二度と陽の目をみられないというのは残念でなりません。


『職業欄はエスパー』の回にはトークショーも予定されてるとのこと。清田君や秋山さんはたまにどっかの媒体で見かけるけれど、ダウジングの堤さんは元気にしてらっしゃるんでしょうか? ゴースト・ハンターズは解散しちゃったの?(っていつの話だよ) 



ちなみにその昔、あまりに家の中で物を無くすことが多かったので、1週間ほど、真剣にダウジングのトレーニングをしたことがあります。気が向いたらまた挑戦しますよ!



【関連記事】

「カゴメ」という社名の由来は何ですか?(カゴメお客様相談センター)


-追記-

フジテレビのNONFIXサイトの詳細情報が消えてしまったので転載しておきます。

  わらべ歌に隠された真の意味は? 謎が謎を呼ぶ「籠の中」のラビリンス。

   NONFIX 『後ろの正面だあれ?』 〜「かごめかごめ」の謎〜

         <2000年9月2日(土)深夜27:15〜28:15放送>


 『かごめかごめ』は、誰もが知っているわらべ歌である。「籠の中の鳥」「夜明けの晩」「鶴と亀」「後ろの正面」など、およそ意味不明な言葉が構築するこの歌詞の意味はなんだろう? 徳川埋蔵金の隠し場所を示した歌詞なのだとする説がある。悪霊を封じ込めるための呪術なのだとする説もある。子供を失った母親の哀しい思いが込められた歌詞なのだとする説もある。謎は謎を呼び、推測はさらに新たな推測へと繋がり、このわらべ歌の解釈には未だに定説がない。


 小学校の音楽の教科書に最近のヒットソングが採用されて一時話題なった。しかし『かごめかごめ』や『五木の子守歌』など、昔の教科書なら必ず掲載されていたわらべ歌が、教科書からどんどん姿を消している現実はあまり話題にならない。子供たちの環境はいうまでもなく大きく変化している。歌が変遷することは、ある意味で時代の必然なのだろうが、ならば、『かごめかごめ』はその歌詞の意味を解読できないまま姿を消すことになる。


 歌詞に込められた意味を知りたい。その一念で、番組は灼熱の山形や茨城の山中まで、さまざまな地域を訪れる。徐々に現れる歌詞の秘密。山形県の山中に埋められたという徳川埋蔵金は果たして発見できるのか? 黙して語らない謎の老人が明かした『かごめかごめ』と修験道との関わり。そして、『かごめかごめ』発祥の地と言われる千葉県野田市に今も残される『かごめかごめ』にまつわる謎の木彫りの発見。あらかじめ壊されていたと言う木彫りの籠は、果たして悪霊の出現を意味するのか? この番組がパンドラの箱を開けてしまったのか?


 300年にわたって封印されてきた歌詞の秘密は、ベールを脱ぐのか? 紆余曲折の末に、野田市に生まれたという伝説の人物が浮かび上がった…。昨年放送され、話題を呼んだNONFIX『放送禁止歌〜唄っているのは誰?規制するのは誰?〜』を制作した森達也が新たに送る、歌をめぐるドキュメンタリーです。

この紹介文を読むととても真面目な作品に見えますが、なんていうんでしょうか。前述したとおり、ほんとに素人っぽい素朴なつくりで、ぐだぐだな展開が延々と続き、まるで「お父さんが描いた夏休みの絵日記」といった趣のとっても隙だらけなドキュメンタリーです。「あらかじめ壊されていたと言う木彫りの籠は、」の真相なんてほんとしょーもないw。万が一観る機会があったら、脱力しすぎてケガしないようにお気をつけください。


space-beam-parkspace-beam-park 2005/04/19 00:11 気になる女の子って戸田恵梨香ちゃんかな??auの妻夫木君と動物園行く子で、2ウィークアキュビューのCMにも出てる子ですね…違ったらすみません…。でも一番かわいいなぁ。と思ったので!

eichi44eichi44 2005/04/19 00:36 ファンサイトまでいって確認してきました(笑)。たぶんこの子! auの子だったのかあ。なんか写真によって随分イメージが変わりますねえ。

2005-04-17(Sun)

[][]養老先生の本

養老孟司の本を久しぶりに買った。

養老先生と遊ぶ 新潮ムック

養老先生と遊ぶ 新潮ムック


養老先生といえば、私の大好きなNHKスペシャル『驚異の小宇宙・人体2 脳と心』のナビゲーター。脳みそ関係の著書も多く、その類の本を読みあさってた頃はよくお世話になりました。でも、最近の著書は「バカの壁」しかり、立ち読み程度にしか読んでおらず、養老本を買って読むのはほんとに久しぶり。


今回何故買う気になったのかというと、いま自分の中で急速に解剖熱が高まってきてるのと、漫画家の高橋留美子や安楽死問題の第一人者であるオランダの医師との対談が載っていたから。ところが、他にも見慣れた人物の写真が…。なんと人体標本でお馴染み“ドイツの山師”ことグンター・フォン・ハーゲンス博士が養老先生の古くからの友人だということが判明。しかも10年前に東京と大阪で開催された「人体の世界展(BODY WORLDS)」の監修を担当したのも養老先生だとかで、二重にビックリ。だって、この展示こそ、塚本晋也監督が95年に見に行き、『ヴィタール』を制作するきっかけになったという展示ですよ。こういうとこでいろいろとつながるわけですねー。


ちなみに『ヴィタール』のパンフレットに載ってる解剖学の先生×塚本晋也監督の対談もかなり面白かったです。


2005-04-16(Sat)

[]共テレスタッフが書くTVの裏側

共同テレビの中山Pが編集長となり、ドラマ制作の裏話やカメラマンのお仕事などを紹介するブログが昨年の12月からスタートしてた。


共同テレビ テレビ人・見聞録

http://blog.livedoor.jp/kyodo_tv/



ただ、残念なことに、↑のURLをごらんください。場所が“ライブドア”なのよ。共同テレビといえばフジテレビとは切っても切れない関係。ライブドア問題が解決するまで更新は見合わせてるとか。ドラマ業界の問題点に関する突っ込んだ話や、「黒革の手帳」が当初は黒木瞳深田恭子主演のスペシャルドラマでやる予定だったといった話、フジテレビが改変期にやってる新ドラマ対抗クイズ大会の賞金にまつわる面白話など、興味深い話がポンポン出てくるので、早いとこ再開してほしいなあと願って止まない今日このごろです。


そのうちしてくださいね、『愛するために愛されたい』制作裏話(笑)。中山P、待ってるから!


【関連記事】

共同テレビ:フジテレビ子会社のブログ、更新停止中−−ライブドアに昨年開設

中山Pったらyahooブログでも始めてた

テレビ歳時記〜共同テレビマンブログ

http://blogs.yahoo.co.jp/televisaijiki/MYBLOG/yblog.html


こっちは共同テレビのブログではなく中山Pの個人ブログみたい。

2005-04-15(Fri)

[]『ローレライ』を観た(@シネコン)

近所のシネコンで観てきました。客は10人ぐらい。客層は30才前後、男女比7:3といったところかな。


映画の詳細は以下の通り。

『ローレライ』 3月5日より全国ロードショー


【監督】樋口真嗣【脚本】鈴木智【原作】福井晴敏終戦のローレライ

【撮影】佐光朗【画コンテ協力】庵野秀明

【出演】役所広司/妻夫木聡/柳葉敏郎/香椎由宇/石黒賢/近藤公園/KREVA/國村隼/佐藤隆太/ピエール瀧/小野武彦/阿川佐和子/橋爪功/野口雅弘/大河内浩/佐藤佐吉/忍成修吾/鶴見辰吾/伊武雅刀/上川隆也/堤真一

128min/2005年


【STORY】1945年8月、広島に原爆が投下される。同盟国ドイツは既に降伏し、窮地に立たされていた日本軍は、広島に続く本土への原爆投下を阻止するべく、ドイツから接収した特殊兵器「ローレライ・システム」搭載の潜水艦<伊507>の出撃を決意する。海軍軍司令部作戦課長・浅倉大佐(堤真一)は、絹見少佐(役所広司)を艦長に任命。木崎大尉(柳葉敏郎)、時岡軍医長(國村隼)、田口掌砲長(ピエール瀧)ら寄せ集めの船員70名を乗せた伊507は、一路米軍爆撃機の発進基地、テニアン島へ向かう。途中、米太平洋艦隊の追撃にあい、戦闘回避不可能と判断した絹見は、「ローレライ・システム」の使用を決断。同じ頃、伊507の特殊潜航艇に乗り込んだ折笠一曹(妻夫木聡)は、そこでパウラ(香椎由宇)と名乗る少女を発見する。実は彼女こそ、ローレライ・システム起動の鍵だったのだ……。


原作は読んでません。んで、感想。


これは出来れば2004年に公開して欲しかったなあ。昨年はアニメの当たり年で、“アニメの実写化”とか“アニメっぽい実写”とか多数公開されたわけだけど、でもね、『ローレライ』が一番です。これほどセル画が頭に浮かぶ実写もめずらしいというか、これぞ実写とアニメの<完全なる融合>ですよ。たぶん、カット割りや構図がもろアニメなんだと思う。アニメの画作りをそのまま実写に移行して撮ってる感じ。石黒賢の丸メガネがキラーンと光るたびに「おおー、アニメと同じだよー」なんて妙に感動しちゃいました。


話としては、ガンダムmeetsヤマト。そして前評判通りの「男泣き映画」でした。CGが多用されてるんでどっぷり入り込むというわけにはいかなかったけど、往年の角川映画にちょっと近づいてくれて嬉しい。前半はセル画が頭に浮かびすぎてあんまり集中できなかったんだけど、後半、たたみ掛けてきたねえ(笑)。國村さんがカメラ渡すところで泣き、○○や○○が死ぬとこで泣き、艦長の別れの言葉に泣き、といった具合にベタなシーンでお約束のように泣かせて頂きました。「泣ける映画」が世間じゃ主流といっても、私の求める「泣ける映画」は、『セカチュウ』や『黄泉がえり』ではなく、『二代目はクリスチャン』『里見八犬伝』なんですよ。だから、こういうねえ、仲間の屍を乗り越えながら目的を達成する系の映画は大好き。じゃんじゃん作って泣かせて欲しい。


というわけで、次は『戦国自衛隊1549』ですね。予告観た限りじゃ(津嘉山さんのナレーション以外)いまいちそそられないけど、一応“角川映画”だし、原作者を信じて観に行くべきか悩むところ。


予告といえば、『妖怪大戦争』の劇場予告。初めて観たけど、トヨエツが加藤ですか。それはなんかがっかり。



あ、トミノ御大どこに出てたんだろう。すっかりチェックするの忘れてた。



【関連記事】

「ローレライ」の軌跡〜福井晴敏×樋口真嗣対談

役所広司・妻夫木聡インタビュー

製作発表記者会見

樋口真嗣&ピエール瀧トークショー

福井晴敏インタビュー

synwsynw 2005/04/15 09:11 巷だとリアリティ無いだのロジカルで無いだの重箱の隅つつくような意見ばかりで、そんな物映画に求めて何か゛面白いんだろうと思ってたんですけど、アニオタの方か゛撮る男泣き映画としては正しい作り方ですよね。「二代目」や「里見」好きってセンスも流石判ってらっしゃるなあ
(笑、勿論自分も大好きです)。加藤の配役は聞いた時、それは無いだろって確かにツッコミ入れましたね(笑)。

tt 2005/04/15 12:12 御大、私もがんばって探したんですが、エンドロールに名前を見つけるにとどまりました。なんか時間にして1秒くらいらしいですよ。あとピエールを最後まで杉本哲太だと思ってたボケも告白しておきます。

eichi44eichi44 2005/04/15 18:15 synwさん> 今年は福井モノがあと2本と、春樹のおっちゃんの大和が控えてるんで、うまい具合に「男泣き映画」の年になってくれたらなあと思っています。ほんとは戦争モノ以外も作って欲しいんですけど、なかなかねえ。若い後継者が続々と出てきてくれると嬉しいんですけど…。
tさん> 出演時間てそんなに短いんですか? まばたきした瞬間に終わってますね。ピエール瀧は正直侮ってました。ビジュアル重視で選んだのに、泣きの演技まで任せちゃってハードル高いんじゃないの?なんて思ったらとんでもなかった。普段のあの喋りのどこにこんな要素が隠れていたのか。監督の目利きに脱帽です。

198198 2005/04/16 00:18 いきなり違う話題なんですが、明日(ってかもう今日)peep tv showのトークショーの回に行こうと思うんですが整理券ってもらってなくても入れますか?なんか10時から配るらしいんですけど用事あって16時55分最高30分前にしか着かなさそうで・・。 東京3回目の映画で渋谷で観るのは初なんで正直ドキドキです。。

eichi44eichi44 2005/04/16 13:54 ゲストが有名どころなのでキビシイかもしれない。あそこはほんとにちっちゃな劇場なんでね。だから行く前に電話で確認するのがいいと思う。番号は03-5458-9267。・・・って、もう出かけちゃってるか(汗)。

2005-04-14(Thu)

[]公式サイトオープン!

6月にユーロスペースでレイトショー上映される楳図かずおの恐怖劇場』の公式サイトがオープンしました(楳図先生の公式サイトより)。

http://www.umezu-movie.com/


モクメはそんな造型になりましたか。もっとキモイ感じかでゆくのかと思ってたら意外とカワイイ。中原翔子さんだけじゃなく中川翔子(故・中川勝彦の娘さん)ちゃんも出るんだね(まぎらわしいぞお!)。早くトレーラーUPしてくでー!


ところでタイトルなんだけど、『楳図かずお恐怖劇場』なのか『楳図かずお 恐怖劇場』なのか、そろそろハッキリさせてほしいところです。

恐怖劇場恐怖劇場 2005/04/18 13:42 はじめまして。「楳図かずお 恐怖劇場」のプロデュースをしている松竹の西村です。サイトに訪問してくださってありがとうございました。ちなみにタイトルですが「楳図かずお 恐怖劇場」(“の”がないほう)が正式名称です。紛らわしくてすみません。慌しく立ち上げたばかりなので、皆さんからのご意見&ご指摘を受けながら充実させていきたいと思っています。今後ともよろしくお願いします。

eichi44eichi44 2005/04/18 19:12 わざわざありがとうございます! すっきりしました(嬉)。すごく楽しみにしてるので宣伝がんばってください!

2005-04-11(Mon)

[][]『カナリア』トーク、塩田明彦×森達也

4/9(土)にアミューズCQNで行われた『カナリア』トークショーに行ってきました。登壇は塩田明彦監督と『A』『A2』の森達也監督。劇場は一番小さなとこだったけど、通路いっぱいに立ち見も出る大入り満員でした。新宿武蔵野館、アミューズCQNでの上映は4/22(金)までなので、まだ観てない人はお早めに!



森さんは塩田監督の先輩と言うことで、まずは二人の昔話から。今から20年ぐらい前、黒沢清監督のデビュー作神田川淫乱戦争』に森さんは役者として出演。ピンク映画なもんで結構なからみがあって、その時に前バリを貼ってくれたのが助監督を務めてた塩田さんらしい。「出演」を「主演」と聞き間違えたのか「主演でしたっけ?」という塩田さんの問いに、「主演はあの人だよ。奇妙な動きをする…岸野くん!」なんてやりとりもあったり。場内を見渡し「“前バリ”ってわかるかな?」と心配する二人(客の平均年齢はどうみても30歳以上なんですけど…汗)。そのときの前バリがどんなだったかという話になり、「局部を見えないようにするために両面テープではっつけたんだっけ?」という森さんに「モノをガーゼで押さえて上からガムテープ貼ってましたね」と説明する塩田さん。「数あるドキュメンタリー作家、映画監督の中でも、前バリつけてからみまでしたのは自分ぐらいだろう」と自慢げな森監督でした。


そして本題。題材が題材なだけに書くのがはばかれる内容もあったりして、どうしたもんかと思ったら、詳しいレポートが後日公式サイト(こちら)に載ると言ってたんで、ここでは省略しときます。ダイジェスト的に紹介すると、オウム問題をフィクショナイズする上での障壁。塩田監督が「家族」を中心にもってきたことに対する森さんの感想。オウム事件は過去の出来事ではなくいまだ渦中だという話。ベトナム戦争によってアメリカは文化的表現が活性化されたけど、日本の場合はオウム事件によってどうなったのか。オウムを題材にしたことで被害者や教団側からなにか反響はあったのか。『A』を撮った時のメディアの反応。『カナリア』に対するメディアの反応(「オウムの子供」はメディアにとっても盲点だったという話)。第三者から教団の悪行について何故もっと追求しないのかと言われたことへの回答も兼ねた塩田監督のバジラヤーナ考察(※かなり長いこと喋ってました。面白かった)。何故人間にとって宗教が必要となったのか。世の中の宗教教義とオウム教義との類似点。障壁も多いのにヘッドギアを使ってオウムの話であることを明確にした理由。「塩田監督の作品はこれまでも観てるけど、今回が一番エロティシズムを感じた」という森さんの話、などなど。公式サイトには、先週の塩田監督&向井秀徳トークショーの模様も既にUPされてるので(こちら)、来週あたりには載るんじゃないかと思います。


最後に近況。塩田監督は『この胸いっぱいの愛を』の編集がさっき終わったそうで、どんな映画なのか?という問いに「笑って泣けるタイムスリップもの」と答えていた。出来上がりにご満悦の様子だったので、「編集直後は昂揚してるから、誰でも今回は面白い!って思うもんなんだよ」と言われる一幕も(笑)。司会者から「『A3』の予定は無いのか?」と問われ、塩田さんが「オウム映画は金にならないことを僕が改めて証明しちゃったからなあ」と言うと、「みんなから聞かれるんだけど、子供が3人もいるんでねえ」と話す森監督であった。


そんなわけで、本人達はもっと話したそうだったけど、とっくの昔に予定時間をオーバーしてたので、渋々お開きとなりました(残念)。またの機会に期待。


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[]『美女缶』がドラマに!

明日放映される『世にも奇妙な物語 春の特別編』の予告で、妻夫木聡が主演する話のタイトルが『美女缶』だったので、「おや?」と思いよくよく調べたら、監督も本家と同じ筧昌也監督だった。ドラマでセルフリメイクかあ。そんなこともあるんだねえ。


美女缶 [DVD]

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198@中央線沿い198@中央線沿い 2005/04/11 18:29 どもお久しぶりです♪ 美女缶、懐かしいなぁ。。
高校生の頃、なぜかクラスでブームになりました(笑)。地元の映画祭で賞とって
テレビでも放映してたり。監督がDVD宣伝に来たり(笑)。しかも公式に岩手県民専用掲示板まで出来て(もうないけど)。いやぁ本当なぜか流行ってたなぁ(爆)。妻夫木くん主演ですか!?結構たのしみかも。

eichi44eichi44 2005/04/11 18:43 東京生活楽しんでますか?(笑) 『美女缶』ってよく考えたら非常に『世にも〜』向けな話ですよね。原作として使われただけなのかと思いきや、監督もご本人だったので良かったなあと思いました。

2005-04-10(Sun)

[]『運命を分けたザイル』を観た(@アミューズCQN

anutpannaさんの日記(id:anutpanna:20050201)で、「予告のイメージとは全然ちがうモンティ・パイソンみたいな映画」だと聞き気になってた本作。テアトルタイムズスクエアでの上映は金曜で終わってしまい「残念、間に合わなかったか」とがっくりきてたら、アミューズCQNでムーブオーバーとなったので観てきました。初回だったので客は20人ぐらい。30〜50代までで、ほとんどが男性でした。


映画の詳細はこちら。

『運命を分けたザイル』 2/11(土)〜4/22(金)までf:id:eichi44:20050410230753:image


【監督】ケヴィン・マクドナルド

【出演】ブレンダン・マッキー/ニコラス・アーロン/オリー・ライアル

【出演(本人)】ジョー・シンプソン/サイモン・イェーツ/リチャード・ホーキング

107min/ビスタサイズ/2003年

□上映館:アミューズCQN(4/9〜4/22まで)/テアトルタイムズスクエア(〜4/8まで)


【STORY】若き登山家ジョーとサイモンは、前人未踏の難関シウラ・グランデ峰の西壁を見事制覇する。しかし下山途中、高度6400mで二人は遭難。滑落したジョーは片足を骨折、バランスを崩し氷の絶壁で宙吊りになってしまう。2人をつなぐのはたった1本のザイル。遥か下方にはクレバスが大きく口を開けている。生か死か…。ザイルを切らなければ二人とも死んでしまう。究極の選択を突きつけられた二人。そして、決断の時…。クレバスの蒼暗い闇の底で目を覚ましたジョー。押し寄せる絶望と孤独。極限状況の中、ジョーの新たな勝負が始まった……。


これほどイメージと実際がかけ離れた映画も珍しい。ちらしにも「世界を涙で包んだ衝撃の《感動の実話》」「衝撃の《奇跡の生還》に世界が震えた」って書いてあるんだけど、これじゃあ大事なことがまるで伝わってない。「モンティ・パイソンみたいな映画」という評は絶対的に正しくて、そこが本作が普通の生還モノとは一線を画してるところ。皮肉屋の英国人だから成しえたのかもしれないけど、真実はまるで“コントみたい”だった。


人間というのは、我が身可愛さに、たとえ友人や身内相手だろうと瞬間的にヒドイことを思うものだ。生死がかかれば尚更。でもそれを口に出す人はあまりいないし、そこらへんの本音が明け透けに描かれることもなかなかない。ところが“コメディ”の世界は違う。皆が本音の世界で生きており、悲惨な目にあうほど主人公にとってはオイシイ状況が作られてゆく。そういった意味では、本作はまぎれもなく“コメディ”であり、これだけの本音を赤裸々に語れるのは、お笑い番組の芸人たち同様、その程度で壊れる仲ではないと言う信頼関係が両者の間に築かれているからであろう(いや、「あの状況なら誰だってああ思うに決まってる」という経験者ならではの精神に基づいてるのか…)。


上映は4/22(金)までなんで、ネタバレしてでも真実を伝えたい。


主人公であるジョーは友人のサイモンと共に前人未踏の雪山へ挑む。ところが下山途中に足を骨折。この時点で片足が使えないと言うのは「死」を意味する。ジョーはサイモンに置いて行かれても仕方がないと思った。しかしサイモンはそうは言わなかった。互いをつなぐザイルを使い、何十メートルかずつジョーを滑り降ろすことに決めたサイモン。しかし降ろしてる途中、斜面が垂直な氷壁に変わり、勢い余ってジョーは宙づりとなる。遥か下方には大きく口を開けたクレバスが…。上で支えていたサイモンもジョーの重みに引っ張られ徐々に下へとずり落ちてゆく。このままでは二人ともクレバスに真っ逆さま。助かる道はザイルを切るという選択のみ。ついに決断したサイモン。離ればなれになる二人。麓のキャンプ地にひとり舞い戻ったサイモンをシェルパーのリチャードが慰める。「ジョーは死んだ」と思いながらもなかなかその地を離れられない二人。その頃、クレバスに落ちたジョーは動かない片足を引き吊りながら飢えと乾きと戦いつつ孤独な生還に挑んでいた。そして事故から4日後の夜、明日の朝には街へ戻ろうとしてた二人の耳に「サイモン!サイモン!」と呼ぶ声が聞こえる。テントを飛び出し周囲を探すとジョーの姿が。サイモンはすぐさま駆け寄りジョーを抱きかかえた。。。こう語るとやはり感動系っぽいなあ。でも違うんだよ(笑)。


事故から生還までの一部始終は、役者による再現ドラマと、当事者3人(ジョー、サイモン、リチャード)のインタビューによって綴られてゆく。実際の事故現場であるアンデスの雪山に行って撮影してるだけあって、再現ドラマはものすごい迫力だった。高所恐怖症じゃない私でも頭がクラクラするような場所で撮られた映像は圧巻で、特に中盤までは、手に汗握るスリルとサスペンス。これだけでもほんとに一見の価値あり。でも、この映画の真の面白さはこれじゃない。当事者3人が語るインタビューですよ。これが実に赤裸々な本音トークで、感動作をコントに書き換えてるのはまさしく彼ら。


いや、だってね、足を骨折したとき、ジョーは思うわけですよ。しまったと。こんなとこで骨折するなんて僕はなんて足手まといさんなんだ。置いてかれても仕方がないと。でもサイモンは置いてかなかった。なんていい奴なんだサイモン!と思ったら、インタビューの本音トークで「骨折したと分かった瞬間、いっそのことザイルが切れてくれればジョーを救出するなんてめんどうなことはしなくて済むのに、と思った」とか語ってるわけ。で、その後、ジョーをうつ伏せにし、腰につないだザイルをゆるめて斜面を滑り降ろすという作業を行うんだけど、サイモンは「急がないと」と思ってかなりのハイスピードで滑り降ろそうとするわけさ。でも、ジョーは足を骨折してるから、スピードが早まるにつれ足への衝撃も強くなる。そのたび「痛いっ痛いっ痛いっ」って叫ぶんだけど、サイモンはお構いなし。ズズズッ「痛い!」 ズズズズズッ「イタッ痛いっ!!」 その時のジョーの本音トークが「なんてひどいやつだ。もう少し僕の身にもなってくれよ」。サイモンが聞いたら「痛みがなんだ。置いてゆくぞゴラァ」って怒られるね、絶対(笑)。ザイルを切る時だってね、普通のドラマだったら、5分ぐらいかけてサイモンの葛藤を描くはず。なのにサイモンときたら、「このままじゃ自分も危ないと思い、すぐさまザイルを切ろうと思った」とのたまっていて、「葛藤なしかい!」みたいな状態。こう書くとサイモンばかり悪者みたいだけど、ジョーもひどい。クレパスに落っこちた時、ジョーはサイモンがザイルを切ったことを知らないので、彼が落ちて死んだと思ったらしい。クレバスの口から伸びるザイル。それを見たジョーの本音トークは「クレバスの向こう側にはサイモンの死体がぶら下がってるはずだ。それがおもりとなり、このザイルを昇ってゆけば僕はクレバスから出られるにちがいない」。結局、雪山ではみんながその瞬間を生きることに精一杯。たとえ友人だろうと生死の分からないやつを心配してる余裕などないのだ。ただジョーが可哀想なのは、麓で二人の帰りを待ってたリチャードの本音トークで「二人に何かあったんじゃないかと感じたが、助かるならサイモンの方がいいなと思った」とか言われちゃってること(苦笑)。なんか終始踏んだり蹴ったりで、生きてキャンプ地に還ろうとしてるのにサイモンとリチャードは死んだと思って街に帰ろうとするし、頑張って麓まで降りてきたのに、暗かったせいでキャンプ地のトイレにはまりウンコまみれになるわ、着替えようと思ってもテントに置いてあった自分の替えの服は弔い代わりに全部燃やされてるしで、そりゃあ最後にキレるがな。でもリチャードなどは、怒るジョーを見て、ようやく彼の生還を現実のモノとして実感できたらしい。それもなんかリアル。


本国に戻った時、ザイルを切ったことでサイモンはイギリス中の人から責められたんだそうだ。でもジョーは必死になって彼を擁護し、真実を伝えるために本を出した。それが本作の原作『死のクレバス アンデス氷壁の遭難』ISBN:4006020228)。


なんというか、雪山にいたときのジョーの頭の中にはサイモンしかいないんだよね。家族や恋人の話なんてひとつも出てこない。とにかくサイモン、サイモン、サイモン。クレバスから出てきた時も、サイモンが付けた足跡を見つけて喜び、救われ、サイモンがキャンプ地にまだいることをずっと願い続けて、何度も転びながら片足で山を降りてきた。ジョーにとってサイモンとは自分の「生」をつなぐ唯一の存在。だからサイモンに生きて再び会えた時、ほんとに嬉しかったんだと思う。見捨てられたときの絶望感を超越するぐらいに。それを思うと、最後はやっぱり涙。服燃やされて怒るジョーに笑いながらも泣いちゃいました。


好きでもない歌が脳内でヘビロテされて苦しむところとか、雪焼けで爛れ顔になってるサイモンのTシャツ姿が「モンスターののどかな一日」みたいで妙に笑えるとか、面白いシーンは他にもいっぱいあるんだけど、そこは見てのお楽しみということで、是非に!!!

運命を分けたザイル [DVD]

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tt 2005/04/11 02:30 公開前、新聞広告を見たときは、ベタなコピーだなー、で、肝心のタイトルはなんていうんだろう・・・って、これがタイトルかい!と心の中でツッコンデシマイマシタ。

synwsynw 2005/04/11 02:43 予告見た際に、またいつもの実話、元にした感動物だと眼中に入れて
ませんでしたか゛(しかも高所恐怖症なので、苦笑)、レビュー読んで
俄かに心奪われてしまいました(笑)。

eichi44eichi44 2005/04/11 02:52 世の中には「ベタすぎると逆に引く」ってタイプの人間もかなりの数存在するので、予告は2種類作った方がいいんじゃないかと改めて思った次第です。あ、ちなみに「逆境ナイン」の予告が流れてたんですけど、あれはかなり面白そうですね(笑)。

2005-04-08(Fri)

[]竹中直人の『素敵な小箱』のその他ゲスト

今晩フジテレビで夜中の2:35から竹中直人のコント番組がやるんだけど、メインゲストが忌野清四郎、津川雅彦っつーのは分かってて、「えー、見ようかなあどうしようかなあ」と悩んでたら、その他ゲストがツボな人ばかりなので録画決定!

CX『素敵な小箱』

竹中直人が贈る大人のコント集”

ゲスト:忌野清四郎、津川雅彦片桐はいり平岩紙荒川良々井口昇


そういえば“ナン男”が出てたあの番組、再放送してくんないかなあ。最終回がニュースかなんかで飛ばされてそれっきりだったような(…あいまいな記憶)。


・・・と思ったら、こんな素敵なブログがあった!

「竹中直人の恋のバカンス」

そうだよー、とっくりブラザーズだよー。いま見てもキモーイ(笑)。



あれ? スカパラがレギュラーで出てたのって別の番組かあ。あれも深夜だったけど、なんて番組だったっけ? あっちも再放送して!


・・・と思ったら、CSで再放送中だった! 番組名は「デカメロン」。

http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/lineup/v0071.html

そうそう、石堂夏央も出てた。いいなあ、CS。

[][]『殺人蜂 キラー・ビー』まもなく公開(4/9〜レイトショー)

加賀美早紀上野未来ら7人のアイドル女優達に想像を絶する恐怖が襲う『殺人蜂 キラー・ビー』が今週末から公開される。心霊ホラー花盛りのこの2005年に突如舞い降りた“昆虫パニックムービー”。何故いま“キラー・ビー”なのか? 使われる蜂は本物なのか?CGなのか? 謎は深まるばかり…。 ※注意!70年代ハリウッド映画のリバイバル上映ではありません。

『殺人蜂 キラー・ビー』 4/9(土)〜f:id:eichi44:20050422014921:image


【監督】吉村典久【脚本】川ばたちほ/吉村典久【撮影】安田光

【出演】加賀美早紀/上野未来/鈴木葉月/吉川綾乃/佐野夏芽/佐久間百合子/華彩なな

84min/2005年

□上映館:渋谷シネ・ラ・セット(21:20〜レイトショー)


【STORY】同じ地域で活動するガールスカウト達の有志で行われる、毎年恒例の夏のキャンプ。リーダーの美和、百合子、淳子、真由美、由香、友子、晃子の7人に“スキップ”(活動に協力する大人)を務める百合子の父・真壁で構成されたチームが、閉鎖されたスキー場に現れる。夏の間は、絶好の貸切キャンプ地となるのだ。さっそくメンバー達は薪拾いや水汲みなど、キャンプファイアーの準備に取りかかる。薬草を探しに出掛けた晃子は、満開となって咲き誇るヤナギランの花を見つける。茂みを掻き分け、花に近づいていく。その時、虫の羽の音がして、晃子の耳元を何かがかすめた……。


舞台挨拶・トークショーの予定は以下の通り。

4/9(土) 初日舞台挨拶(上映前)

ゲスト(予定):加賀美早紀上野未来鈴木葉月、吉川綾乃、佐野夏芽華彩なな、吉村典久監督

4/16(土) トークショー(上映後)

ゲスト(予定):上野未来、吉川綾乃、佐久間百合子、吉村典久監督

4/23(土) トークショー(上映後)

ゲスト(予定):加賀美早紀鈴木葉月佐野夏芽華彩なな、吉村典久監督

4/29(金) トークショー(上映後)

ゲスト(予定):加賀美早紀、吉川綾乃、佐久間百合子華彩なな、吉村典久監督


※各日AM10:00より整理券配布(一人2枚まで)

ちらしを持参すると1300円で観れるそうです。

synwsynw 2005/04/08 22:57 映画の竹中直人はどうも苦手なんですけど、何故か深夜のくだらねえ(笑)番組やってる時は、ついつい見てしまいます。CSはこう言うのも
流れてるんですね、羨ましい。石堂さんて、復帰されたのは聞いた事ある
んですか゛、検索掛けてもやり方まずいのか最近のお仕事よく判りませんけど、最近は何かに出てるんでしょうかねえ?それと自分もつい「キラー・ビー」と聞いて注意された作品思い出してしまいました(苦笑)。

eichi44eichi44 2005/04/09 00:41 私も深夜のくだらない竹中直人は大好きです! またやってほしいですねえ。CS見れる人は今は亡き青木さんの雄姿に涙してるかもしれない。石堂さんは、私の記憶だと、マンガ夜話で見かけたのが最後です。いまは何をやってるんでしょうねえ(こういうときは大概舞台に場を移されてる人が多いんですけど、彼女はどうでしょう?)。

2005-04-07(Thu)

[]「奇跡」を起こすのは・・・

突然だけど、私には好きなものがふたつある。ひとつは(今更改めて言うこともないけど)自分の想像を越えた不可思議な現象。UFO・幽霊・謎の古代遺跡はもとより、ビックリ人間大集合や世界の奇病・奇習、未知なる生物などなど。そしてもうひとつは科学。幼い頃から人一倍探究心が強かった(というと聞こえはいいが単に1を聞いて10を知るという芸当ができなかった)せいか、既知未知にかかわらず、現実世界に存在するあらゆる物の仕組みが科学的に検証・解明され、理論的合理的な説明がつけられてゆく様がとてつもなく好きである。故にこのふたつをドッキングさせた「不思議を科学で解明する」という試みは、人生の潤い、生きる上での快楽と言っても過言ではない。


新たなる不思議現象に出くわしたとき、私はいつもこのような反応をする。

 「へえー! すげーー!(嬉)」(感嘆)

 「いったいどうなってんの?」(疑問)

・・・文字にすると非常にバカっぽくて今ちょっと鬱になったが、<感嘆>と<疑問>、この二つは常にセットだ。


不思議の質がネガティブな場合は、これに<畏れ>が加わる。“ネガティブな場合”と言うのは、ものすごい奇病に冒された人や飢餓や拒食症で骨と皮だけになった人など、生きていられるのが不思議なぐらいひどい境遇・状態の人を目撃したとき。そのときの反応は、

 「マジかよ・・・」(畏れ)

 「なんでこんなことになってるの?」(疑問)

 「でも、すげーなあ。こんな状態でも人間生きていけるのかあ」(感嘆)

最後を<感嘆>で締めるというのはかなりのん気だと思う。本来であればそこに<怒り>や<憐憫>といった感情がくるのが適切なのかもしれない。でも、個別の出来事の向こうに、やはりどうしても人体の底知れぬ生命力みたいなものを見て感じ取ってしまうので、こればかりは「のんきだ」「お花畑系だ」と言われても仕方がない。



最近一番感嘆したニュースは、米テキサス州で起こった<バレンタインの奇跡>。事故で脳を損傷し20年間寝たきりでわずかなアイコンタクトでしか意思の疎通をはかれなかったサラ・スキャントリンさん(38歳)が突然喋り出したという「奇跡体験!アンビリーバボー」な出来事。日本の報道からは、脳の損傷により喋ることが“不可能になった”にもかかわらず突然言葉を取り戻したかのような印象を受けたのだが、本国の記事を読むと、事故から5年後に発話自体は取り戻しており(遠吠えのようで、周囲の人間がその意味を汲み取るところまでは至らなかったようだが…)、そこから彼女の内部ではいろいろな変化が起こり「喋る」という行為に達したことが伺える。


特に興味深かったのは<時間>に関すること。この女性は完全な植物状態ではなかった。にもかかわらず、20年の歳月を3年ぐらいにしか感じてなかったという。来客があればゆっくりとそちらに顔を向け、時折言葉にならない大声を発する彼女。周囲の人間たちは、彼女が何を伝えようとしてるのかそれを読みとることはできなかった。でも一様に彼女が交信したがっていたと感じたそうだ。彼女はいつもテレビを見て過ごしていた。CDが何であるかを知ってたぐらいだから、外界で起こった出来事を(断片的かもしれないが)把握してたといえる。彼女がこの20年間、どんな内的世界の中で暮らしていたのか、それはこれから徐々に明らかになってゆくにちがいない。彼女自身の言葉によって。


それにしても、そもそも彼女は脳のどの部位を損傷し言葉を無くしたのだろうか。損傷した部位が再生されたことにより喋れるようになったのか、それとも脳の可塑性により他の部位が損傷した部位の代わりをするようになったのか。発達前段階の乳幼児期であれば、言語をつかさどる左脳を全摘しても右脳の一部がその代わりを果たすことがあるという話を聞いたことがある。大人になった彼女にも同じようなことが起こったのだろうか。彼女の身に起こった今回の出来事が神の手によってもたらされた「奇跡」でないならば、そこには必ず理由があるはずだ。できることなら数年後に、NHKスペシャル『驚異の小宇宙・人体2 脳と心』のスタッフかこないだテレ東でやってた『サイエンスロマンスペシャル・神秘なる脳』のスタッフに追跡調査をお願いしたい。



人体の機能には未知の部分が多数ある。そこに起こる不可思議な出来事を「奇跡」の一言で思考停止したら、それはほんとにただの「奇跡」で終わってしまう。しかし、ある特定の条件さえ揃えば誰にでも起こる「必然」だとしたら、それは「奇跡」より遥かに素晴らしい。


やっぱり私は、「奇跡」より、人体が持つ「底力」や「未知なる可能性」をまず初めに信じてあげたい性分なのだろう。それは裏を返せば・・・裏を返せば・・・・・・。続きは思いついたときに。

2005-04-06(Wed)

新作映画公開情報いろいろ

4月ですねえ、花見の季節ですねえ。花粉症の私には関係のない行事でございます(ぐすん)。

サイドバーの方には既に載せてあるのですが、新宿・渋谷界隈でGW以降に公開される単館系映画の公式サイトがぼちぼち出揃ってきたのでご紹介。


4/30公開

「ヘアスタイル」(岩田ユキ、ハロルド松村、宮野雅之監督)@テアトル新宿

「オッパイ星人」(鈴木浩介監督)@渋谷シネ・ラ・セット

「みうらじゅん的映画祭」ユーロスペース


GW公開

「タナカヒロシのすべて」田中誠監督)@渋谷シネクイント

「花と蛇2」石井隆監督)@渋谷シアター・イメージフォーラム


5月公開

「ピンクリボン」藤井謙二郎監督)@渋谷アップリンクファクトリー ※リンク先は上映劇場サイト

「イン・ザ・プール」三木聡監督)@テアトル新宿

「肌の隙間」瀬々敬久監督)@ユーロスペース ※リンク先は製作会社

「Jam Films female」篠原哲雄廣木隆一西川美和松尾スズキ塚本晋也監督)@シネ・アミューズ


6月公開

「夢の中へ」園子温監督)@テアトル新宿

楳図かずお 恐怖劇場」(黒沢清井口昇、山口雄大、清水厚、太一、伊藤匡史監督)@ユーロスペース

「帰郷」(萩生田宏治監督)@新宿武蔵野館

「いつか読書する日」(緒方明監督)@ユーロスペース

「亀は意外と速く泳ぐ」三木聡監督)@テアトル新宿


2005年初夏

「樹の海」(瀧本智行監督)@渋谷シネ・アミューズ

「魁!!クロマティ高校THE★MOVIE」(山口雄大監督)@シネセゾン渋谷


7月公開

「逆境ナイン」(羽住英一郎監督)@渋谷アミューズCQN

「兜王ビートル」河崎実監督)@渋谷シネ・ラ・セット


2005年夏休み

「リンダ リンダ リンダ」山下敦弘監督)@シネセゾン渋谷

「運命じゃない人」(内田けんじ監督)@ユーロスペース

「ある朝スウプは」(高橋泉監督)@ユーロスペース

「埋もれ木」(小栗康平監督)@渋谷シネマライズ


2005年秋

「メゾン・ド・ヒミコ」犬童一心監督)@渋谷シネマライズ新宿武蔵野館

「タッチ」@渋谷シネクイント ※リンク先は配給会社

ついにハリウッド実写化オファー! 浦沢直樹『MONSTER』

いやー、これほど実写化しやすそうな作品なのに何故オファーが来ないと疑問だった『MONSTER』。ようやく第一歩を踏み出したようです。

「MONSTER」ハリウッド実写映画化 浦沢直樹さん大ヒット漫画


 「YAWARA!」などで知られる漫画家・浦沢直樹氏の大ヒット作「MONSTER」がハリウッドで実写映画化される。「ロード・オブ・ザ・リング」「セブン」などを輩出したハリウッド大手のニューラインシネマが、このほど浦沢氏と実写映画オプション権を結んだことを5日、小学館が発表したもの。


ニューラインシネマは全米トップクラスの監督、脚本家を起用する方向だという。担当プロデューサーは「私は今、最高に幸せです。必ずや『羊たちの沈黙』『セブン』に匹敵する、身の毛もよだつサイコロジカル・スリラーが誕生するだろう」としている。(以下略)


ほんとは、ドラマ化の方がよかったんだけどね(苦笑)。キャスティングはできるだけモデルになったご本人に登場していただけるよう宜しくお願いいたします。ロケもよろしく。できればDVD特典にドイツ語バージョンを入れくださいませ。


NEW LINE CINEMA公式サイト

小学館公式サイト

2005-04-04(Mon)

[]木10『H2〜君といた日々』全話鑑賞

1〜3月はめちゃめちゃ忙しかったんで、リアルタイムで見れたのは『優しい時間』だけでした。これからたまりにたまった録画ドラマを消化しなければなりません。頑張るぞー!


そんなわけで、トップバッターは『H2』。


うわー、恋愛モノにいっちゃってたのかあ。あだち充の苦手な部分を抽出された感じ(汗)。それなりに面白かったけど、なんだかものすごい駆け足で散漫だった。お楽しみの森廉くんは、子役の頃からは想像できないぐらいナイーブな青少年になってて、これが現在の素に近いのか完全に演技なのか、次の作品で確認したいところ。


ちなみに、うちもひかりのお母さんと同じ斎場で葬式やりました。たまたまうちの葬儀屋さんが撮影に出くわしてたので事前情報は入手済みだったり(笑)。あそこはねえ、式場と火葬場が同じ敷地内にあるんで撮影には便利だと思う。ドラマスタッフの皆さん、がんがん使ってうちの市を潤わせてくださいませ。あの斎場は、同じくロケ先になってる市民球場のすぐ近くなんで、キャストのメンツ考えると、試合と葬式、一緒に撮影したかもね。撮影日はやはり「友引」だったそうです。冬場は葬式多いんで、市営の斎場ともなると安いからなかなか普通の日は無理なのよ(うちも5日待ちだったし)。しかし、あのだだっ広い駐車場に車が一台も停まってないのはいかがなものでしょう、スタッフさん!


[]葬儀にまつわる奇妙な出来事

父親の葬儀はいま流行りの自由葬だった。実はうち、神主の家系なんで(といっても父は継いでないけど)、私が子供の頃などは「うちは神道だから金かからなくていいぞー」と言ってたはずだが、親戚の葬儀をいくつか取り仕切ってるうちに、慣習化した葬儀にまつわる故人そっちのけのどうでもいいいざこざや出費にほとほと嫌気がさしたらしく、自分の時は、香典供物宗教一切無し、ほんとに故人と親しかった者にだけ来てもらうお別れ会形式の葬儀をプロデュースして死んでった。参列者は親族とごく親しい友人だけで*1、父が生前作ってた参列者リストを元に、そこに名前の載ってる人にだけ葬儀の場所と時間を教えて来てもらった。半密葬みたいな形なんで、葬儀にこちらのあずかり知らない全くの他人が来ることは基本的にあり得ないはずたっだ。。。


ところが、葬儀の前日、見知らぬ男性から実家に電話がかかってきた。電話をとったのは母。聞かれたのは明日の葬儀の時間。相手が名前を名乗ったので母もあっさり答えたが、それは母のまったく知らない人物だった。父の知り合いかもと思い住所録を調べたがそんな人はいないし、第一、父の知り合いなら遺族が電話口に出た時点で多少の世間話はするだろう。


「泥棒じゃないの? 葬式でみんなが出払う時間を確かめたんだよ。きっと香典狙いだね」


それはありうる。しかし、うちは通夜のときも香典もらわなかったので、それ狙いで入るならご愁傷様な泥棒だ。あぶないのは葬儀費用として銀行からおろしてきた150万近い現金。これが盗まれたら大変。ということですぐさま隠し場所を思案した。


突然の泥棒疑惑騒動に、葬儀当日はドキドキである。戸締まりを厳重にしたが、いったん葬儀場に行ってしまえば夕方まで帰ってこない。隠し場所を探り当てられないことを祈りながら家を出た。


葬儀が始まっても参列者の中に見知らぬ顔はなかった。記帳名簿を見ても電話の人は来ていない。やはり泥棒なんだろうか。ドキドキ、ドキドキ。


そして全てが終わり夕方に帰宅。鍵、かかってる。家の中、荒らされてない。150万、無事だ!



結局あの電話はなんだったんだろう。謎は残されたまま。皆さん、葬儀のときは、見知らぬ人からの電話にお気を付けて。


*1:しかもこの人が来ると場が悪くなるって親族はリストから外してあった。

mo-ku-sonmo-ku-son 2005/04/05 17:51 はじめまして。
私は葬儀社に勤める者ですが、『見知らぬ男性から実家に電話が掛かってくる』事が最近増えてますね。
わざわざ葬儀会館まで電話してきて、葬家の名前や住所を聞きたがります。
私も電話の目的は解りませんが、不気味ですよねぇ。
趣味???なのでしょうかね。

eichi44eichi44 2005/04/05 19:02 え、やっぱりそうなんですか! 葬儀屋さんも理由がわからないってことは、とりあえず泥棒に入られた人はいないってことですかね(それなら安心)。でも、ほんと、うちは香典なかったからいいものの、普通の人は気が気じゃないと思いますよー。
ブログ拝見させていただきました。身寄りのない方のときはそんなこともなさるんですか。感心してしまいました。そちらもお忙しそうですけど、お体に気をつけて頑張ってください。』

mo-ku-sonmo-ku-son 2005/04/06 01:35 今のところは、泥棒の被害はありませんが、他社のお客さんが被害に遭われたようです。気をつけないといけないですね。
遺骨の件ですが、故人の遺骨は私の目の前のPCの上にあります。
私が鈍感なのかもしれないですが、別に恐いという意識はありません。
それよりも、遺体の隣で寝る方が恐いです。
幽霊については、仕事の関係上【お会いしても】仕方ないかな?と、思います。
だって、お客さんですし。

eichi44eichi44 2005/04/06 12:18 確かにそうです、お客さんなら仕方ない(笑)。しかし、人の縁ってなんだか不思議ですねー。

2005-04-03(Sun)

[]父と癌

先週、父が亡くなりました。死因は肝細胞癌。4ヶ月間にわたる自宅療養の末のできごとでした。


父が癌と診断されたのは昨年末。2ヶ月前から体調不良を訴え、定年退職と同時に入院。検査の結果、肝臓全体に癌が散らばってることがわかりました。医師の診断は余命1ヶ月。早ければ2,3週間のうちに吐血して亡くなるかもしれないと、まさに末期状態でした。手術は無理。抗がん剤治療を行っても、余命を縮めるか、わずかに延びた余生を病院で寝たきりのまま送ることになるとのことで、「体が動けるいまのうちに、やりたいこと行きたいところがあるなら行動に移した方がいい」と言われました。


昔から「寿命60歳」と宣言してた父。言霊の力はすごいというか、あまりのドンピシャ具合に、家族一同「ドラマみたい」と苦笑いを浮かべ涙ぐんでいました。


医師から告知を受けた晩、肝臓の病気だということ以外まだ何も知らない父を病院に残し、実家で告知会議が行われました。下痢と38度近い熱が1ヶ月以上も続いてたのに、「最近腸の調子が悪いんだ」「ちょっと頭がふらつくかな」などと呑気にほざいては、周囲が医者に行けと勧めても「退職したら暇はたっぷりできる。仕事の引き継ぎが終わったら病院へ行くよ」と、身体のだるさを精神力で乗り切った人です(これには医者も「普通の人が今のお父さんのような状態だったら、辛くて仕事なんか出来ないよ」と驚いていました)。このまま知らせずにおけば「やりたいことは体調がよくなってからすればいいじゃないか」と言うに決まってる。でも良くなる可能性はないんだよ、お父さん。これ以上時間を無駄に使わせるわけにはいかない。告知しなきゃ本人が可哀想だ。家族の決断に迷いはありませんでした。


父に告知するまでの数日間、精神的にはとてもしんどかったです。この4ヶ月間で一番しんどかったかもしれない。うちは癌家系なので、身内が癌で死ぬことについては昔から覚悟がありました。だから癌だと聞かされても落ち込んだりなんだりという精神構造にはなっていないのです。「いよいよ来たか」と逆に気が引き締まりました。それは父も同じだと思います。ただ、「1ヶ月という余命を受け入れられるかどうか」、この一点についてはわかりませんでした。「癌になったらきちんと告知してほしい」と話してた父ですが、余命1ヶ月というのは想定外のはず。いくら気丈な父といえど、現実逃避したり自暴自棄になってもおかしくないと思いました。でも取り乱す父なんて生まれてこの方見たことないので、その瞬間を考えるととても恐怖でした。父が死ぬことより、死を受け入れてくれなかったときのことを考える方が怖かった。気を張ることが出来たのは、家族の中で一番しっかりしてるのは自分だという責任感と、残された期間の短さでした。1ヶ月ってほんと短いんです。生きられるのは1ヶ月かもしれないけど、まともに動ける期間はその半分かもしれない。一日たりとも無駄に過ごしてる暇などないのです。だから、もし父が無気力状態に陥いるようなことがあれば、引っぱたいてでも現実世界に引き戻し、最期の道を選択的に悔いのないよう生かさなきゃと思いました。それが長子である私の務めだと。


告知の日。子供たちがいたら泣きにくいと思い、母のみ立ち会わせ、担当医師に病状を話してもらいました(ただし余命は3ヶ月とごまかして…)。数十分後、別室で待っていた私たちを母が呼びに来ました。


「お父さん、全然動揺しなかったよ。涙もみせず聞いていた。それ見て先生のほうが涙ぐんでたくらい。いますぐ退院するって。荷物まとめるから手伝って」


父の元に行くと意外にも憔悴した感じはなく、どちらかというと張りつめた気が一気に抜け落ちた感じというか、穏やかな表情で椅子に座ってました。「まあ、仕方ないやねえ」と呟くと父は静かに語り始めました。


「いままで話したことなかったけど、死については昔からずっと考えていたんだよ。私にとって死ぬというのは境界線をひょいと跨ぐぐらいのもの。向こうには既に家族が何人も行ってるので恐怖感はない。自分が行ったときちゃんと彼らに会えるのかどうかは分からないけどね」


それが父の死生観でした。そして私たちの方を見ながらこう言いました。


「向こうがどんなところか伝える術があれば伝えたいんだけど、こればっかりは行ってみないとわからないからねえ。とりあえず墓参りだけは行っておきたいので、飛行機の手配はすぐにしておいて。葬儀の手配は帰ってきたら自分でやるから」


子が子なら親も親というか、この切り替えの早さは何でしょう。またしても泣き苦笑いです。



私が「死」について考えるようになったのはオカルト好きから派生したものだけど、父にはもっと現実的な動機付けがありました。実は、数十年前に肝炎を患ってるんですね。しかも直後に兄弟を肝炎が元の肝細胞癌で亡くしてる…。それはそれはものすごいショックだったらしく、そのとき強烈に自分の「死」を意識させられたそうです。以来「死」についていろいろと考え始め、いつ死んでも後悔しないよう、自分の行動には常にけじめをつけながら生きてきたそうです。「人としての幸せは一通り経験させてもらったし、子供も成人し、孫も出来、創業から関わってきた会社も若い連中に引き継いだ。だからこんな結果になっても悔いはない」と語る父は、残された時間を病院のベッドで過ごすより、できるだけ普段と変わらぬ生活を送りたい、ということで退院を即決しました。


念のため別の病院でセカンドオピニオンも受けましたが診断は同じでした。「痛みだけは耐えられない」という父の希望に沿うべく、ホスピスを探したところ、幸いにも車で30分ぐらいのところに施設がみつかりました。自宅に看護士さんを派遣してもらいながら、在宅で緩和ケアを行う日々。もちろん漢方や食事療法などの代替医療はいろいろと試してみました。


根が完璧主義なせいか、退院した翌日から綿密に残り3ヶ月のスケジュールを立てる父。見かねた母がいろいろと急かしたため、余命3ヶ月という嘘は数日でバレてしまいました。嘘がバレた時、母はこう叱責されたそうです。


「私の人生なんだから、そういう大事なことはちゃんと言ってくれなきゃ困るでしょ。こっちは3ヶ月って言うから1月半ばに入院ぐらいの気持ちで計画立ててるのに、1ヶ月じゃ全然間に合わないじゃないか。最初から計画練り直しだよ」


そりゃそうだ。自分も同じ立場ならそう思う。でもあの時は、父さんが「余命1ヶ月」という言葉に耐えられるかどうか自信なかったんだよ。疑って悪かった。どんな状況にあってもやはり父さんは父さんだった。つーか、60歳寿命すらも計画通りなのに、最後まで自分の計画通りじゃないと気が済まないなんて、らしいというかなんというか。。。


幸いにも肝臓以外に転移はなく、痛みによる苦しみはほとんどなかったようです。癌なのに痛みがないなんて、そんなこともあるんだなあと不思議な感じ。腹水がひどくなるまでは食欲もあり、体力はかなり落ちてるけどまだまだ自力で動ける状態。唯一の楽しみが「食」ということで、毎週のように家族そろってグルメ三昧しました。家庭内に悲壮感はなく、2月末に「最期の贅沢だ」って市内の高級レストランに行ったときも、シェフに「今日はなんのお祝いですか?」と言われ家族一同苦笑いしたほどでした。


ホスピスでの生活についていろいろと説明を受けてたにもかかわらず、入院したのは最期の2日間のみでした。モルヒネを使ったのもそのときだけ。死ぬ数時間前まで意識のはっきりしてた父は、葬儀や保険に関する指示をいろいろと出してました。でもそろそろ終わりだと感じたのか、家族全員を枕元に呼び、一人ひとりに言葉を残した父。その数時間後、会話するときですらずっと閉じていた目が突然パッと見開かれ、同時に呼吸が止まり、そのままゆっくり瞼を閉じて還らぬ人となりました。


4月からは心機一転、皆が新しい気持ちで前に進むにはいい時期だとでも思ったのでしょうか。会社人間らしく、年度が替わる3月いっぱいで自らの人生に幕を降ろした父。葬式は宣言どおりほぼセルフプロデュースで、参列者の名簿も作ってありました。葬儀社との打ち合わせは、死期を悟った父に急かされ亡くなる前日にあらかた済ませてあったので、自宅への搬送、通夜、葬儀の進行と、すべて滞りなくすみました。


葬儀の日は快晴。せっかくだから桜で送れないかなあと思ってたところ、火葬後に行った会食会場の桜だけはちゃーんと咲いてくれて嬉しかったなあ。



父の死から数日が経ち、一番思い出すのはやはり死の瞬間でした。大きく見開かれた父の目、今でもハッキリと覚えています。瞳孔全開の瞳は黄疸で真っ黄色だったけど、涙でキラキラと潤いとてもキレイでした。「まるで歓喜の目みたいだったね」、そう漏らす家族。目を見開いたまさにその瞬間、父は向こうの世界とつながったんだと思います。いったい向こうで何を見たのか。それが分かるのは、まだまだ先のこと。私だって60までは意地でも生きるんで。

2005-04-02(Sat)

[]ホラー番長DVD、本日発売!

昨年公開された映画番長シリーズ第3弾「ホラー番長」シリーズの四作が、DVDとなって本日発売されました。

ホラー番長 スペシャルBOX [DVD]

ホラー番長 スペシャルBOX [DVD]




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<ホラー番長シリーズ> ソドムの市 [DVD] <ホラー番長シリーズ> 稀人 [DVD] <ホラー番長シリーズ> 運命人間 [DVD] <ホラー番長シリーズ> 月猫に蜜の弾丸 [DVD]




ちなみにスペシャルBOXは『ソドムの市』メイキング映像や公開時に行われたトークショー2本の模様が収められた特典ディスク付きです。

2005-04-01(Fri)

[][]「『たまもの』DVD発売記念オールナイト」開催(4/2のみ)

今年はじめ、2週間限定で渋谷ユーロスペースにて一般劇場公開されたいまおかしんじ監督の新作『たまもの』。ピンク映画ながらも女性客を多数取り込み大盛況のうちに上映を終えた本作が、先月25日にDVD発売された。それを記念し、明日土曜日深夜よりテアトル新宿にて、いまおかしんじ監督作品(『たまもの』を含む)のオールナイト上映が行なわれる。ソフト未発売作もあるので未見の方はこの機会にどうぞ。もちろんトークショーつきです!(追記:イベントの模様はこちら

NIPPON EROTICS presents

『たまもの』DVD発売記念オールナイト 4/2(土)のみ


□開場 23:15 開演 23:30

□料金:2500円(当日17:30〜劇場窓口にて販売。整理券付)

□上映館:テアトル新宿


【トークショー】

ゲスト:いまおかしんじ監督、林由美香、華沢レモン、柳下毅一郎 他(追記:吉岡睦雄、川瀬陽太が来場)


【上映作品】

『たまもの』(2004年/65min)

監督・脚本:いまおかしんじ

出演:林由美香、吉岡睦雄、華沢レモン 他

“ピンク界の異才・今岡信治の最新作。ボウリング玉だけが心の支えの35歳のヒロイン・愛子。その一途で不器用な愛し方がもたらしたものは…。リアルで痛い物語をファンタジーへと導いた林由美香の熱演に注目。”


『イボイボ』(1996年/63min)

監督・脚本:今岡信治

出演:水乃麻亜子、川瀬陽太、林由美香

“失った女を求めて現実と夢の間でもがく男と彼を救おうとする少女。夢の中にのみ出現する林由美香の無言で美しい存在感が「たまもの」へと通じる。未ソフト化、幻の傑作を一夜限り再映!”


『アナザーマン』(2001年/61min)

監督:今岡信治 脚本:上井勉

出演:沢木まゆみ、松原正隆、真崎優

“自殺し損ねた男が、自分そっくりの男が自殺した現場に遭遇、ひょんなことからその男に成り代わり、その男の妻と暮らし始めることに…。不確かな生を独特の演出と静かなタッチで綴った名作。”


シークレット作品

 一般劇場初登場となる、林由美香出演の最新ピンク作品を特別上映。

 (追記:上映作品は『ビタースウィート』)


尚、「たまもの」DVD購入者はDVD(↓これ)を持参すると300円引きになるそうです。

たまもの [DVD]

たまもの [DVD]