『映像詩人・園子温特集』まもなく開催(6/4〜6/10まで)

6/11(土)から始まる『夢の中へ』の公開を記念し、園子温監督の旧作が今週末から日替わりでレイト上映されます。上映中は連日園監督を招いてのトークショーも予定されてるとのこと。詳細は以下の通り。

『映像詩人・園子温特集』 6/4(土)〜6/10(金)まで
□上映館:テアトル新宿(21:20〜レイトショー)


【上映作品】
4日(土)『自転車吐息』(1990年/93min)※初日舞台挨拶あり
5日(日)『男痕 -THE MAN-』(1998年/60min)
6日(月)『部屋』(1993年/93min)
7日(火)『桂子ですけど』(1997年/61min)
8日(水)『うつしみ』 (1999年/110min) 
9日(木)『自殺サークル』(2002年/99min)
10日(金)『性戯の達人 女体壺さぐり』 (2000年/59min)
※料金1200円(映画『夢の中へ』前売り持参者は200円割引)


おお、『自殺サークル』か。パッケージに騙さ…いや、惹かれて手に取り、ラストでのけ反った人や数知れず。トークショーやるなら行きたいなあ。大画面で女子高生50人ダイブ観たいです。久しぶりに「メイル・ミー」も聴きたい。



ちなみに、『夢の中へ』は田中哲司&オダジョのトークショーあるよん。ファンの皆さん、お楽しみに。

テレビに関する気になる記事

視聴率操作事件を起こした日テレが、「作り手の発想だけで番組を作っているのでは…」という反省から、どんなテーマの番組を見たいか視聴者にアンケートをとり、それに基づいて番組を作ってみたんだそうです。タイトルは「モラルの花道〜怒れる芸能人〜(仮題)」。反省するのはいいことだと思う。でも、出した結論が「視聴者が決めたテーマで番組を作る」って、意味がよくわからない(汗)。みんなが求めてる番組を作れば視聴率を不正に操作しなくても高い視聴率がとれるだろうって発想? そういうのがよくないって言ってるのに…。


ちょっと話は違うけど、テレビ番組に限らず、作品を見た人が制作側に「ああしろ、こうしろ」と文句を言うことはとても多い。私もしょっちゅう言ってるし、愚痴ってる。でも、実際にこちらの意向がすべて反映された番組を「はい、じゃあ作りますよ」って作ってもらって嬉しいかっていうと、それはまた別の話で、「皆が見たがってるような番組を作ります」なんてキモイこと考えるのは正直勘弁してほしい。作る本人が「見たい」「面白い」「作りたい」と思ってるものを、おかしな情熱で好き勝手に作るから、視聴者にとっても面白い作品ができるんであって、根っこの部分を視聴者に委ねて作って何が楽しいんだろうと思う。期待には応えて欲しい。でも、予想は裏切って欲しい。想定の範囲内で終わる番組なんてつまんないじゃん。こっちはいつだって、眠れる情熱に火をつけてくれる番組を待ってるのさ。見終わった後に、「ああ、そうだよ。こういうのが見たかったんだよ。日テレ、よくやった!」と握手求めたくなるような作品作りを、日テレさんには期待したいんです。昨年4月に、日テレが月10ドラマ枠を潰した時は「バッカじゃないの?」って怒ったけど、他枠で月10の雰囲気を残したいいドラマいっぱい作ってくれたし。バラエティ班は迷走してるのかなあ。


CMスキップはビデオ時代からの宿命だと思うので、今更そんなことで悩むなんてどうしちゃったんだろう。どうしても嫌なら、録画されにくい番組(ニュースやワイドショー)の提供になるか、日立、日産、パナソニック、ライオン、資生堂みたいに、枠ごと買って、じっくり優良コンテンツに仕上げていってくれた方がこちらも助かります。販促目的の番組づくりだけは勘弁。