本当に面白い映画、教えます!

2018-10-04 其の671:デル・トロ版「E.T.」?「シェイプ・オブ・ウォーター」

 ・・・9月中は個人的に色々ありました。それですっかり更新が遅れてしまいました。涼しくなったのはいいけれど、毎週末、台風が来るのは・・・(困)!

 先日、アカデミー受賞作「シェイプ・オブ・ウォーター」を観ました。監督・脚本(共同)はギレルモ・デル・トロおたく)!映画は彼のクリーチャー愛に溢れた「ファンタジー映画」かと思いきや・・・種を越えた「恋愛映画」でもありました(驚:でもホント)!!


 1962年、東西冷戦下のアメリカー。言葉が話せない独身の中年女性イライザは映画館の上にあるアパートに住み、夜間「航空宇宙研究センター」で清掃員として働いている。ある日、センターに新メンバーのホフステトラー博士が赴任すると同時に"ある生物"を入れた巨大なタンクが運びこまれてくる。程なく軍人上がりの警備担当・ストリックランドが、生物に襲われ指を2本失う事件が起こる。その清掃の際、部屋に入ったイライザはその生物ー<半魚人>を目撃する。生物に興味を抱いた彼女は自分の好物であるゆで卵を与え、手話を教えたり音楽を聞かせたりして意思の疎通を図るようになる。 南米アマゾンの奥地で神として現地人の崇拝を受けていたという生物を、ホフステトラーは人間に代わる宇宙飛行士としてロケットに乗せようと提案するもストリックランドは、生体解剖でこの生物の秘密を明らかにすべきと主張し上官も同意する。これを知ったイライザは、アパートの隣人で画家のジャイルズに協力を懇願する。一方、ホフステトラーは実はソ連のスパイで、政府からアメリカが生物の秘密を知って宇宙開発の優位に立たぬ前に生物を殺すよう政府に命じられる。米ソの思惑が入り乱れる中、イライザは半魚人を逃がすべく行動を開始するのだが・・・!?

 

 書けるのはここまで!作戦がうまくいくのか否か、その後どうなるのかは観てのお愉しみという事で(あしからず)^^俳優陣は大メジャーな人は出ていないので割愛。

 全部ではないけれど、ちょいちょいデル・トロ作品は観ている筆者ですがー今作はティム・バートン風かなとも思いきや・・・性描写が多い!!ヒロインの脱ぎ率も高い上に、映画が始まって早々に彼女がオ●ニーしたりする(驚)!このあたりはデル・トロさんも大人になったという事かしら。

 作品としては「美女と野獣」とかに連なる系譜ですが・・・半魚人のデザインがいいね!最初の内は怖いんだけど・・・観ていくうちに愛嬌がある顔に見えてきた。ヒロインとダンスまで踊るし(笑)。なんでも、このデザインに辿り着くのに3年かかったようだが、その甲斐はありましたな。俳優に特殊スーツとメイク&CG使ってるが・・・完璧な仕上がり(さすがハリウッド)。また、移動撮影を多用しつつ、美術も含め映像的に色彩も綺麗で・・・中でも水中シーンの美しさは特筆に値する。

 あまり誰も指摘してないようだけど、ちょっとスピルバーグの「E.T.」に類似点が多い気が・・・(私だけ?!)。イライザは少数ながら友人はいるものの、家族も恋人もいない寂しい度の高い人。「E.T.」の主人公・エリオットは家族はいるけれど父親不在で、ちょいと寂しく思っている。そんな中に人間とは違う生命体が絡んでくる点。「E.T.」同様、半魚人にも<特殊能力>があるし、"生物"に対し政府の思惑が絡む&それを助けるべく逃亡を図る点も同じだ。今作を筆者はデル・トロ版「E.T.」と感じたのだが・・・如何かな?それをまんまにならないよう、性描写も足した・・・みたいな(笑)。デル・トロもスピルバーグティム・バートンも"おたく(「ゴジラ」とかモンスター大好き)"という共通項もあるから似てくるのはある意味、当然と言えば当然だろうけど^^。

 

 今作が評価されてグレードの上がったデル・トロさんだけど、おたくスピリットを忘れずにこのまま突き進んで欲しい!スピルバーグ、バートンにタランティーノほか・・・おたくは世界の映画をリードする!!


 <どうでもいい追記>個人的に年内は夏以降・・・あまり観たい映画がなくて、しばらく映画館にいってない(涙)。そこでついついマカロニウエスタンや80年代のドラマ「陽あたり良好!」辺りのDVDを観てしまったりする今日この頃。いいんだか悪いんだか。



2018-09-12 其の670:大作!「牯嶺街少年殺人事件」

 9月も半ばになって、ようやく少し涼しくなってきました。秋も近し・・・かな!?筆者が多忙なのは2018年9月も変わらず(涙)!

 

 世の中には実験映画も含め、上映時間の長い映画が多々ある。メジャーなところだと「ファニーとアレクサンデル」、「1900年」、「ベン・ハー」、「アラビアのロレンス」、「風と共に去りぬ」、「七人の侍」、「赤ひげ」・・・。若くして亡くなった台湾エドワード・ヤン監督作品「牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件」(’91)もそんな長〜い映画の内の1本。2バージョンあるもののそれぞれ3時間8分と3時間56分と、どっちも長い!権利関係の問題で長らくリバイバル上映もなければDVD化もされなかったけれど・・・先日、再上映&初のDVD発売(喜)!!リアルタイムで見損なった筆者もようやく3時間56分版を鑑賞した次第。ちなみに間違える人はいないと思うけど、タイトルから「ミステリー映画」だと思ってはいけません^^。


 1960年代初頭の台湾国民党の厳しい思想統制下、大人たちの複雑な社会階層を反映したかの様に、少年たちは"小公園"、"217"といったグループを形成、抗争に明け暮れていた。台北で暮らす小四(読み:シャオスー。演じるのは「レッドクリフ」2部作にも出ていたチャン・チェン)は、建国中学・昼間部の試験に落ち、夜間部に通う事になる。1年後ー。小四は、"小公園"に属するクラスメイトの王茂(読み:ワンマオ)らとつるむ様になっていた。

 そんなある日、保健室にいた小四は、膝を怪我して治療を受けていた女生徒・小明(読み:シャオミン)を教室まで送り届ける事に。教室に戻らず、外に出たことから小四は彼女が"小公園"のボス・ハニーの恋人である事を知る。ハニーは敵対する"217"のリーダーと小明を奪い合った結果、殺人を犯し台南に逃げていた。すると、そのハニーが突如、台北に姿を現して・・・!?


 エドワード・ヤン楊徳昌)は1947年、中国上海に生まれるも2歳の時、台湾に移住。台湾交通大学とフロリダ大学エンジニアリングを専攻、後に映画製作に興味を持ち、南カリフォルニア大学映画学科で映画を学んだが、アメリカで電気技師として働いた。1981年、台湾帰国。余為政監督のデビュー作「一九〇五年的冬天」で脚本と製作助手を担当して映画界入り。翌年、オムニバス映画の一篇で映画監督デビュー。 83年、初の長編映画「海辺の一日」でヒューストン映画祭グランプリを受賞。以後、「台北ストーリー」(’85)、「恐怖分子」(’86)、91年には今作を手掛け、侯孝賢と共に<台湾ニューシネマ>を代表する監督の一人になった。2007年6月、結腸癌による合併症アメリカ・カリフォルニア州ビバリーヒルズの自宅で惜しまれつつもこの世を去る。享年59。


 1961年の夏、台北で14歳の少年が同い年のガールフレンドを殺害するという、台湾初の未成年による殺人事件に着想を得た今作。不良少年同士たちの争いをベースに思春期特有の心の機微を描いた<青春映画>の体をとりつつ、「大陸(=中国本土)に帰りたい」と願う少年たちの親世代をも描く事で、60年代当時の台湾の社会状況をも描くという野心的な試み。尺が長い意味がここにある。

 主人公・小四を演じるチャン・チェンは、当時ズブの素人ながら口数の少ない内向的なキャラをナチュラルに演じて好印象。ただ彼の仲間の方がプレスリー好きで歌が上手い奴とか、日本刀やピストル持ってる転校生とかいて遥かにキャラが立っている(笑)。14歳頃って・・・勝手な思い込みで「もう一人前!もう大人!親うざい!」とイキがってる年頃じゃない。その気持ちは筆者も忘れていないので、少年たちの言動にある程度の共感はしながら観れた。ちなみに主人公の父親役と兄役の俳優は、チャン・チェンの本当の父親と兄貴(驚)!!チャン・チェンエドワード・ヤンから、ありとあらゆる方法による演技指導を受けたそうだが、彼が素人の少年故、ヤン監督が精神面をも考慮しての<家族丸ごとキャスティング>だったと思われる。

 キャラ設定もストーリー展開も素晴らしいと思うが・・・何よりも筆者が「エクセレント!」と思ったのは<60年代の再現力>と<映像美>!!筆者も遥か昔に台湾に一度しか行った事ないけど・・・当然の事ながらロケは、1960年代当時の建物を探して撮影してると思うんだけど、ラジオやポスターほか小道具も含めて「きっとこんな感じだったんだろうな〜」と普通に納得した次第。で、肝心要の"映像"は・・・主人公が学校の夜間部に通っているという設定なので、ナイトシーンも多いんだけど、考え尽くされているけれど必要以上にそれをアピールしていない構図にカメラワーク、そして夜の照明・・・。中でもある程度引いたサイズの画(大ロングショットではない)がバッチリ決まってて素晴らしかった^^!オリジナルの脚本を読んでいないし、どれだけフィルムを回したのかは分からないけど・・・これだけの量を撮るのが如何に大変な事か!筆者なぞ30分のVTR作るのもヒーヒー言ってたから(笑)、スタッフ・キャストの苦労が容易に想像出来た。


 エドワード・ヤンとしては自分がリアルタイムで少年時代を過ごした60年代を描こうという強い意図をもって監督(共同脚本も)したと推察される今作。娯楽作ではないけれど、先にも書いたように「青春群像劇」であり、「社会派映画」でもあり。ただ単に「長いから!」というだけで食わず嫌いすると、映画ファンとしては損をすると思う。素直にいい映画だと思う^^。


 

 ・・・先日の大型台風北海道巨大地震・・・。あちこちで立て続けに起こる災害被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

2018-08-29 其の669:池玲子の日活アクション「黒い牝豹M」

 このハードだった夏も・・・少〜し涼しくなってきましたかね!?筆者はちょい年下ですが、ほぼ同年代のさくらももこ先生の訃報に衝撃を受けた今日この頃です・・・。心よりご冥福をお祈り致します。

 平成ももうすぐ終わるこの時期にあえて書くのが・・・“昭和”の日活アクション映画「黒い牝豹M」(’74)!!主演は伝説のポルノ女優・池玲子!共演に成田三樹夫!映画の出来としては全然高くないけど・・・こんな映画もあったと記録する為、あえて書きます(でも短め)^^。


 港町・横浜ー。ここでは関西の広域暴力団・国栄会の横浜支部となる「速水興業」が幅を利かしていた。その社長・速水(=成田三樹夫)の前に“M(=もち池玲子)”と呼ばれる空手使いの女殺し屋が現れる。速水らの背信行為を察知した国栄会の会長が彼を殺すべく凄腕の“M”を派遣したのだ。だが彼女はボディガードらに邪魔をされ、速水の暗殺を失敗してしまう。速水らは“M”を捕えるべく一計を案じて・・・!?

 

 池玲子に関しては、このブログで以前にも取り上げているので、経歴その他は今回は割愛!

 で、先ほども書いたように、映画の出来としてはダメダメ。ストーリーはつっこみ所満載だし、肝心のMは凄腕の殺し屋にしては仕事出来なさすぎ(爆笑)。なんでも製作前の仮題は「ザ・くの一」といって、忍術空手のほか、超能力も使う秘密諜報員という設定だったそうな(笑)!その片鱗は完成作にも多分に残ってる(・・・蔵原惟二監督、頼みますわ)^^。

 この当時はご存知、ブルース・リー人気の絶頂時(=何故か速水興行内に彼のポスターが貼ってある場面あり)!にっかつも「ロマンポルノ」で東映並にエロアクション映画も作っていた時期で、東映ポルノアクション出演に飽き飽きしていた池玲子が本人曰く<一般映画>と言われて出演したのが今作。だから東映の映画と違って、彼女が脱いでるシーンはほんのちょい(←にっかつ的にはハードなエロシーンも考えていたけど、池の反発で現場で設定変更)!そっち方面(おっぱい)は過剰な期待をしないように^^

 

 あくまで個人的な見解・・・ですが、リアリティーを無視すればファッショナブルなファッションを披露する池玲子の姿を観られる上に、尺もタイト(なんと74分!)。また筆者は横浜出身なので70年代当時の横浜駅赤レンガ倉庫ほかを観られるのも嬉しい^^。繰り返しますが、あくまで、こんな映画もあった・・・という記録の為に書いた次第。池玲子のほか、当時の社会状況や日本映画界に興味が出てきた方は是非、個人で調べてね❤人間、一生勉強っす^^。

2018-08-14 其の668:超絶トムさん「ミッション〜」最新作寸評

 台風が次々に発生している今夏・・・。日本は・・・地球は大丈夫か?

 そんな中、唯一この夏観たいと思ったトム・クルーズ主演、シリーズ第6作「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」を観に行きました。前作からの“続き”にして、撮影中トムさんが骨折した事も大々的に報じられた今作の出来は!?絶賛公開中につきサクッと書きます。勿論、このブログに<ネタバレ>はない🎵


 IMFのエージェント、イーサン・ハント(=勿論、トムさん)とその仲間達ベンジー(=サイモン・ペッグ)とルーサー(=ヴィング・レイムス)はベルリンに飛んだ。3個のプルトニウムマフィアから購入する為だった。ところが前作登場したテロ組織「シンジケート」の残党「アポストル(神の使徒)」がルーサーを人質に!イーサン達がなんとか彼を助けたところ、その隙をついてプルトニウムが奪われていた・・・。プルトニウムをもとに作られた核爆弾の使用を止めるべく、行動を開始する一同。手掛かりは黒幕の<ジョン・ラーク>という謎の男の名前と<ホワイト・ウィドウ>と呼ばれる女性のみ。イーサンはラークに変装し、<ホワイト・ウィドウ>に接触する計画を練る。これに異を唱えたのがCIA長官。イーサンの動きを監視させるべく敏腕エージェントのオーガストウォーカー(=“スーパーマン”のヘンリー・カヴィル)を同行させる。パリでイーサンとウォーカーは<ホワイト・ウィドウ>主催の慈善事業パ―ティーに潜入、トイレでラークを発見した。ラークを気絶させて彼のマスクを作り、イーサンが彼に化ける予定だったもののラークが反撃!彼の強さに苦戦していると、またまた前作登場したMI6の女性諜報員イルサ(=レベッカ・ファーガソン)が乱入、ラークを撃ち殺してしまう!!驚いているのも束の間、時間がないイーサンらは死体を片付けると、ラークの顔を知る者がいない事を利用して、<ホワイト・ウィドウ>の元を訪れるがー!?


 ・・・まぁ、書けるのはここまでですな!ストーリーはこの後、様々なアクションを交えながら二転三転してゆく。前作「ローグ・ネイション」(’15)ぐらいは最低観ておくとより人間関係が分かりやすいでしょう^^。

 これは前作の時書いたと思うけど・・・「1」から「4」までは毎回、完成度が上がっていく唯一無二のシリーズだったんだけど、前作は初めてちょっと落ちたじゃない。今回、シリーズ初の監督続投(クリストファー・マッカリ―)は、その無念を晴らすべくの登板では・・・って、ちょっと考えすぎか^^。まぁ、前作の製作中に今回の話も出たそうだから、そういう流れなんでしょう、きっと。キャラや組織も前作からバンバン出てるしね。・・・ダニエル・クレイグが出てるスパイ映画の元祖「007」に似てきたな(苦笑)。

 ウリのアクションは・・・まぁ、あれこれ凄かったですよ!!スカイダイビングにトイレでの肉弾戦(←以前、他の映画でも観た記憶が・・・)、バイクでのカーチェイスヘリコプターアクション(トムさんはヘリの免許取った)!マジで今回も凄かった!!トムさんが骨折したのは敵を追って、ビルからビルへ飛び移るアクションでした。その場面、まんま使ってるのがえらい^^!

 タイトでハードなストーリーながら、ちょろっとギャグもあるし素直に面白かったな〜(アクション・スリラー映画はこうじゃなくっちゃ)。これであと「4」のようなスパイ映画お約束“とんでも最新道具”が出てきたら完璧だった(笑)。さて、おそらく第7作目も何年後かにあると思うんだけど・・・あとやってないのは豪華客船とか潜水艦とか出る海での大バトルと宇宙ぐらいか?愉しみに次の作品を待とうと思う^^。

2018-08-07 其の667:イーライ・ロス新作「デス・ウィッシュ」

 ・・・7月から8月に入り、死ぬ程暑い日が続いております。先日、熱中症で倒れたご年配の婦人を目撃(驚)!皆様、水分補給をどうぞお忘れなくー!

 そんなある日、「ジグソウ:ソウ・レガシー」を鑑賞。延々続いた「ソウ」シリーズの復活作!あんまり書くとネタバレするので詳細は省きますが・・・タイトな作りでなかなか良かった。無駄がなくて、意外なオチもありで^^。ただ、やっぱり最高なのはどう考えても1作目!

 

 さて、これからようやく本題→「グリーン・インフェルノ」で筆者を大爆笑させてくれたイーライ・ロス監督の新作「デス・ウィッシュ」を試写会で観ました。70年代にチャールズ・ブロンソンが主演したアクション映画「狼よさらば」(及びそのシリーズ)のリメイクです。亡きブロンソンに代わって主演を張るのは「ダイ・ハード」シリーズのブルース・ウィリス!さて、その出来は!?こちらもネタバレせぬようサクッと書きます🎵


 シカゴ救急救命医をしているポール・カージー(=ブルース・ウィリス)は妻(=エリザベス・シュー)と娘(=カミラ・モローネ)と共に平和に暮らしていた。彼の誕生日の夜、家族でディナーを過ごす予定だったものの、緊急の呼び出しで病院へと向かうポール。その晩、自宅に押し入った3人組の強盗によって妻は殺され、娘は頭を撃たれて昏睡状態になった・・・。

 遅々として進まない警察の捜査。セラピーにも通うようになったポールだが、次第にこの街には“自衛”ではなく“自警”が必要と考えるようになり銃を入手、人知れずトレーニングを開始する。ある夜、車を狙った強盗と遭遇!激しい銃撃戦の末、相手を射殺する。この様子を居合わせた一般人が動画で撮影、ネットで拡散した事からポールはマスコミに<死神(リーパー)>と呼ばれ注目の的となる。果たしてポールは妻子の仇を討つ事は出来るのか!?


 ブロンソン御大が演じられた全5作のシリーズは<家族を殺された男の復讐>という昔から山ほどあるお話にして、「キック・アス」とか<自警ヒーローもののルーツ>とも言える内容。今回のリメイク版は1作目をベースに他の作品要素をちょいちょい混ぜた贅沢な内容になっている。この辺りのアイデアは脚本書いた映画監督ジョー・カーナハン(「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」他)によるものかも^^。オリジナルへのリスペクトはビンビンに感じるものの、原作小説の影はかなり薄いかも(苦笑)。

 ぶっちゃけ、ブルース・ウィリス出てるからといって安易に「ダイ・ハード」みたいな大掛かりなアクション(爆発あり)を想像しちゃダメ!!あくまで割とリアルな復讐劇なんで^^。ブルースが動画に撮られて(←幸いフードを被っていたから顔バレせず)それがネットに出て人気が出るなんて(「キック・アス」と同じだけど)“今どき”の設定も加えて、なかなか楽しめる一作でしたよ!復讐方法にイーライ・ロスの<グロ趣味>も出てるし(笑)。出演してるブルース・ウィリスの「ダイ・ハード」シリーズも、奥さん役のエリザベス・シューが出た「ベスト・キッド」もリアルタイムで映画館で観てる世代なんで少々贔屓もしてるけど(笑)。

 映画「デス・ウィッシュ」は日本では10月公開予定。勿論、筆者は今作の宣伝に全く関与しておりません^^。



 <コアな映画ファンに向けての追記>先日、日本でも公開が始まったトム・クルーズの某人気アクション映画シリーズ最新作ですが・・・なんと、ムビチケの発売がなかった(怒)!!ついこの間の某有名SFアクション映画の真似しないで欲しかったな〜!恐竜映画シリーズ最新作以外に、さほどライバル作が上映してない&興行成績上げるための戦法は分かるけど日本は世界一、映画の入場料高いんだからマジでやめてほしかった。他の作品も追随しない事を切に願う。