キャラクターの配置/動かす

ステージの概念

キャラクターは、全て想像上のステージの上に立っていると思ってください。
ステージには、真ん中に0が振られ、客席から見て右に行けば1,2,3……と増えて行き、左に行けば-1,-2,-3……と減っていく番号が振られています。
何も指定しなければ、キャラクターは0番を最初に、そこから遠ざかるように登場します。
そのステージで最初のキャラクターは0に立ちます。
次からのキャラクターは、以下のアルゴリズムに沿って自分の立ち位置を決めます。

  • そのステージで使われている一番右のスポットを調べる。
  • そのステージで使われている一番左のスポットを調べる。
  • それらの絶対値を比較する。
  • 右の方が絶対値が高ければ左に、左の方が絶対値が高ければ右に立つ(同値は右)。
  • 決まった方角で一番絶対値の高いスポットの、さらに一つ向こう側に立つ。

例をあげます。

[カメラ/全員]
[レナ]0に立つ。
[魅音]1に立つ。
[沙都子]−1に立つ。
[梨花]2に立つ。
[詩音]−2に立つ。
[魅音/退場]魅音退場。1が空く。
[沙都子/退場]沙都子退場。−1が空く。
[知恵]魅音、沙都子の退場に関係なく、3に立つ。
[詩音/退場]詩音、退場。
[鷹野]詩音のいなくなった−2に立つ。

立位置を指定する。

キャラクターの立位置を絶対指定するには、スポット命令を使います。

[レナ/スポット/5]レナをスポット番号5に立たせる。
[レナ/スポット/-3]レナをスポット番号−3に移動させる。

もし、キャラクター登場時にこのコマンドを使うならば、登場位置を変更することができます。

キャラクターを移動させる。

キャラクターの立位置を相対指定するには、左右命令を使います。

[レナ]レナが登場
[レナ/右]レナのスポット番号を1増やす。
[レナ/左]レナのスポット番号を1減らす。

これらの移動は基本的にアニメーションが使われます。アニメーションしたくなければ、効果コマンドを使ってください。

視点について

キャラクターは舞台の上に立っています。そのどこを見ているかは、想像上のカメラで決定します。
デフォルトの状態では、カメラは0の位置しか見ていません。ですので、1や-1の位置にキャラクターが登場しても、それは画面には反映されません。
カメラを操作するには、カメラコマンドを使いますが、キャラクターが登場する度にカメラコマンドを実行するのは面倒です。ですので、カメラにはいくつかの自動モードをつけました。

[カメラ/全員]全員をとらえるモードにします。
キャラクターが登場する、移動するたびにとらえる幅を計算しなおして、キャラクターを移動させます。
[レナ]レナが画面中央に登場します。
[魅音]レナが左により、画面右外から魅音が入って来て、二人が等間隔に並びます。
[沙都子]魅音、レナが右により、画面左外から沙都子が入って来て、三人が等間隔に並びます。
[レナ]
[魅音]
[沙都子]
[カメラ/追尾/レナ]レナを追跡するモードにします。
三番目に追跡するキャラクター名を指定します。(すでに登場しているキャラクターにしてください)
現在の幅はそのままで、常にレナを画面の真ん中にすえて動きます。
[レナ/右]レナは動かず、他の全てのキャラクターが左に動きます。
[カメラ/両端/魅音/詩音]魅音と詩音の二人を画面の両端に据えます。
三番目と四番目に両端に据えるキャラクター名を持ってきます。(すでに登場しているキャラクターにしてください)
イメージがしづらいし使いどころも難しいですが、二人のキャラクターが画面の左右両端にくるように調整します。
[カメラ/パン]カメラを「引き」ます。カメラの視界が左右に一つずつ広がります。
カメラが追尾モードの時は有効ですが、全員モードや両端モードの時には意味がありません。
[カメラ/ズーム]カメラを舞台に近づけます。カメラの視界が左右に一つずつ狭まります。
カメラが追尾モードの時は有効ですが、全員モードや両端モードの時には意味がありません。
[カメラ/手動]カメラの自動モードを解除します。デフォルトの状態でもあります。
[カメラ/幅変更/-1/1]カメラのとらえる幅を数値で絶対指定します。自動モードがある時は意味がありません。
[カメラ/幅変更2/魅音/詩音]カメラのとらえる幅を登場しているキャラクターの数値で絶対指定します。両端モードと見かけは似ています。自動モードがある時は意味がありません。