使徒のラッパの寓意

全ての情報はミスディレクションである可能性を常に念頭において扱わなければならない。
まあさておき。

金蔵「時間は常に有限だ、使徒たちはすでにラッパを構えているぞ、なぜにそれがわからぬか愚かな羊どもめッ!!」
金蔵「おぉベアトリーチェ、お前の微笑みをもう一度見られるならば、私は世界中から微笑を奪い取り全てをお前に捧げようッ!! おおぉ、蝗の軍団長たちよ、世界中から微笑を刈り取り収穫せッ」

使徒」「ラッパ」「蝗の軍団長」などの単語から、金蔵が新約聖書ヨハネの黙示録を読み、その引用で叫んでいることは直感ですぐにわかる。
参考文献:http://www.h2.dion.ne.jp/~apo.2012/Yohane.html
蝗に関係するヨハネの黙示録は第9章冒頭である。

 第五の御使が、ラッパを吹き鳴らした。するとわたしは、一つの星が天から地に落ちて来るのを見た。この星に、底知れぬ所の穴を開くかぎが与えられた。
 そして、この底知れぬ所の穴が開かれた。すると、その穴から煙が大きな炉の煙のように立ちのぼり、その穴の煙で、太陽も空気も暗くなった。
 その煙の中から、いなごが地上に出てきたが、地のさそりが持っているような力が、彼らに与えられた。

えーと、ひぐらしにおける「鬼ヶ淵から鬼やら瘴気やらが上がってくる」と同じような現象?
ここで出てくる蝗は人間を5ヶ月苦しめ、しかも決して殺さないのだが。
「悪魔に食い散らかされたような」と言う死体の描写から考えるに、妙な病原体やらの可能性は全然否定できませんよと言うことか。