小人閑居

世の中に貢献もせず害もなさず、常に出力50%。

最近、死ぬということについてよく考える。

死にかけていても、DNRなんて言わない。何度でも蘇生してもらう。声が出る限り痛いというかわりにKの名前を呼び続ける。そして、せん妄のなかでKを探し続けて出会い続ける。

死んでもそんなことにも気が付かないでKにまとわり続ける。そして、Kの寝酒を盗んで酔っ払う。

Kが死ぬときには、最後の息でわたしは肺に入り、Kが最後に呼ぶ名前になる。