乗り降り記録ブログ[駅ログ]

全国の鉄道駅の乗り降り記録を綴ります

#3959 彩都西(2024.3.23)

千里中央箕面萱野は開業初日にクリアした訳ですが、クリアできていない区間大阪府内に点在していて、その一つが大阪モノレール彩都線(正式名:国際文化公園都市モノレール線)。箕面萱野駅から阪急バスに乗れば、その終点の彩都西にアクセスできるため、行程としては打ってつけでした。

乗ったバスは23系統(彩都粟生南経由)。勾配のある道を進んだかと思えば、さらに高度が上がり気付けば山道といった具合でした。これで本当に彩都西駅に行くのかと訝しんでいるとバスは彩都トンネルに入り、そこを抜けると景色は一変。かなりのスケールの住宅街が広がり、これまた驚きポイントでした。

彩都西駅外観(東側)

終点の彩都西駅には定刻通り15:53に到着。モノレールの駅はすぐ傍でしたが、さすがに15:55発は間に合わないので、次の16:07発に乗ることにしました。

券売機、普通運賃表など。初乗りは250円。大阪空港、大日、門真南までは500円。「スルッとKANSAI」の2dayチケットなどが使えた頃にもっと乗り降りしておくんだったと今は思います。

少々時間があったので、跨座型のレール、特に分岐器が動く様子を見たり、駅コンコースにあるラウンジコーナーを見物したり・・・ついゆっくりしてしまったため、ホームでの撮影時間が短くなり、乗車の際もあわただしくなってしまいました。

彩都西駅北側で待機中の万博記念公園行き列車。分岐器が動き、入線できる状態に。
彩都西駅外観(西側)。大型の駅名看板があるのが東側と異なる点。
万博記念公園行き列車(彩都西16:07発)
駅名標、時刻表、構内案内図、路線図。1か所にまとまっていて、視認性も良好。

ともあれ、終点の万博記念公園まで乗ったところで彩都線は晴れてクリア*1。カーブあり高低差ありで眺めも良く、短距離ながら(と言っても6.8km)乗り甲斐のある線区だと思いました。

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*1:これで国内のモノレールで乗っていないのは、沖縄都市モノレール(全区間)となりました。

#3958 箕面萱野(2024.3.23)

水間鉄道の次は、この日に新たに延伸開業した区間へ。北大阪急行電鉄千里中央箕面萱野です。

開業初日ではあっても始発電車でどうこうというほどではないので、行ける時間に行ければいい話。貝塚から羽衣に戻り、預けていた荷物をホテルから引き取った後は、徒歩で浜寺駅前に向かい、阪堺電車御堂筋線の順で北上しました。

3/23の宿泊先は新今宮(最寄駅は動物園前)だったので、荷物を預けにホテルを訪ねるとチェックインOKとのことで部屋でひと休み。ありがたい限りでした。身支度を整え、改めて出発。天王寺駅で1日乗車券「エンジョイエコカード」を買った上での移動だったので、途中、阪急の駅にアクセスし、大阪梅田駅で「うさぎ号」「ハチワレ号」「ちいかわ号」の勢揃いを見物、撮影したり、中津駅周りで梅田貨物線の跡地を見に行ったりといろいろあって、中津で乗ったのは14:07発の箕面萱野行きでした。ところが、なんば駅での報知器扱い云々でこれが10分遅れに。どっちみち「エンジョイエコカード」が有効なのは江坂までなので、一旦改札を出てICカードで入り直し、次の列車に乗ることにしました。

それほど待たずに済むだろうと思ったのですが、14:25発のところこれが6~7分遅れ。こうなると遅れついでにもうひと駅となり、延伸区間の中間駅の箕面船場阪大前でも撮れるものは撮ろうとなりました。さすがに外に出るまでの時間的余裕はなかったため、今回はホームで次の列車が来るまでを過ごすばかり。14:44発はやはり遅れての到着で、同じく6~7分のビハインド・・・終点の箕面萱野には14:47着→53着といった具合でした。

14:53、箕面萱野に到着。折り返し14:51発の「なかもず」行きに。
箕面萱野駅駅名標北大阪急行線の新駅と緑地公園、桃山台千里中央駅名標は3/23からこの新しいデザインに。なかなかスタイリッシュだと思います。
なかもず行きは4分ほど遅れて発車
ホームから見た箕面萱野駅の東側。交通結節点に相応しいロータリーがあり、バスが頻繁に発着。左の建物がこの日オープンの「みのおキューズモール STATION棟」。

初日ゆえの混雑はあったかも知れませんが、遅延によって拍車がかかるというほどではなかったのは救いと言えます。ホーム上も至って安穏としたもので、撮影も自在。驚いたのは、券売機で通常のきっぷを買い求める人が長蛇の列をつくっていたことと、この日オープンの「みのおキューズモール STATION棟」の入場制限がかかっていたことでした。とりあえず駅に来るのが最たる目的で、あとは駅前の「かやの広場」で行われている「みのお新駅開業の祭典」を少しでも見られればよかったので、列や人だかりはスルー。キューズモールの「CENTER棟」は普通に入れたので館内を少し歩き回り、その後は幸い雨も上がったこともあり、広場での出展を見て廻るなどして過ごしました。

箕面萱野駅北改札口付近。駅の外は行列などで人出が多く、撮るのに苦労しました。
箕面萱野駅外観。一部が折れ線状の白い大屋根、高輪ゲートウェイ駅に通じるものを感じます。
「みのお新駅開業の祭典」@かやの広場(会場案内)
箕面萱野駅バスのりばなど

箕面萱野からは阪急バスで次の目的地へ。新駅開業に伴い箕面エリアの路線バスのルート等が再編されたのを受けての行程です。バスは15:26発。中津での遅れがなかったら、新駅周辺で過ごす時間をもう少し長くとれたとは思うものの、30分あればそれはそれで何とかなるものです。箕面船場阪大前もいずれは訪ねることになるでしょうから、箕面萱野もその際に改めてゆっくりと思います。

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#3956+3957 貝塚市役所前&石才(2024.3.23)

近義の里と貝塚市役所前は、営業キロでは0.4kmの近さ。徒歩での距離もほぼ同じため、余裕ある移動ができ、10:12には貝塚市役所前に着いていました。

貝塚市役所前駅外観。当の市役所(庁舎)は南西に300mほどのところにあります。
「得トク貝塚きっぷ」専用券売機。貝塚貝塚市役所前限定の「企画きっぷ」で大人100円。4月以降、フリー乗車券は600円→660円、毎月18日限定の「かんのん縁日きっぷ」は300円→330円とのことですが、この100円きっぷがどうなったかは不明です。
運賃表、発車標準時刻表など

次の貝塚行きは10:34発、水間観音行きは10:22発。列車が来るまでの間、行って戻ってが可能な駅を模索し、(清児も何とかなりそうなところ)駅で過ごせる時間が少しでも長い方ということで石才にしました。

水間観音行き列車(貝塚市役所前10:22発)

かくして、10:22に貝塚市役所前を出て、石才では10:24着-31発と(時刻通りなら)7分の滞在。駅周辺を少しだけ散策し、貝塚行きを待ちましたが、名越→近義の里の時と同じように若干遅れての到着でした。

水間観音行き列車(石才10:25発)
石才駅外観
10:31発、貝塚行き列車。1分遅れでした。

そんなこんなで初めての水間鉄道は、9:20に貝塚を出てから80分弱で貝塚に戻ってきたところで終了。運転本数、中間駅貝塚市役所前~三ヶ山口の8駅)の駅構造の簡素さだけを見れば、ローカル鉄道の観が強めですが、主に市街地を走るという点でローカルとは言えない・・・その二面性が同線の一つのポイントなのだろうというのが今回わかりました。

行って戻ってを敢行したことで、残るは清児、森、三ツ松の3駅に。運賃の合計も1,140円となり、想定以上にフリー乗車券を活用することができました。次に来る時は、阪和線の東貝塚からのアクセスや、貝塚市コミュニティバスも組み合わせて、沿線をしっかり探訪しようと思います。

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#3954+3955 名越&近義の里(2024.3.23)

三ヶ山口からはできるだけ多くの駅での降り乗りを...となる訳ですが、当初予定よりも30分早く動いていたため、さらに上積みできる可能性が。貝塚に向かって進む中、一つ思いついたのが名越です。

水間線の中間駅で唯一行き違いに対応しているのが名越。上下列車の交換があることは往路でわかっていたため、貝塚行きが先に着いて、水間観音行きが後で来る場合はその待機時間で降り乗りが一応可能・・・うまく行かなくても次の列車に乗れば予定していた行程になるだけの話だし、何なら隣の清児まで移動してから乗るという新たなプランも出てきます。ゆとりに乗じて、とにかく名越で降りることにしました。

見立て通り、貝塚行きの列車は9:57着-58発ということで待ち時間あり。時刻表の通りだとタイトな感じですが、実際は水間観音行きの到着が少々遅れたため、実質2分はありました。さすがに構内踏切を渡って外へというのは見送りましたが、乗車券を提示して降車した時点で記録上は乗降済みの扱いに。叡山電鉄二軒茶屋駅(→#3716と要領は同じということになります。機会あらば今度は駅周辺の散策もと思います。

貝塚行き列車(名越9:57着)
停車中の車内ディスプレイ「ただいま 名越」

次は元々予定していた近義の里へ。定刻通りであれば10:03着のところ、名越での待機もあって10:04でした。ここで行って戻ってをするのであれば、10:23発の水間観音行きに乗ることになります。

貝塚行き列車(近義の里10:04発)
近義の里と書いて「こぎのさと」。難読駅と言っていいかも知れません。
近義の里駅周辺観光情報。駅名の由来などがわかる名所やスポット等は見当たらず... 貝塚市歴史展示館、新井の薬師堂はともに駅からそれなりの距離があります。どちらも最寄駅は阪和線東貝塚駅。近義の里から約1.3km歩けば東貝塚に着きます。
近義の里駅外観

当初はここから隣の貝塚市役所前まで歩き、貝塚に戻るばかりの単純な行程でしたが、時間の余裕を活かすべく貝塚市役所前から行って戻ってのプランに変更。フリー乗車券あればこそのアレンジです。

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#3952+3953 水間観音&三ヶ山口(2024.3.23)

貝塚9:20発の水間観音行きで終点まで乗車。乗車時間は15分ほどで、ほぼ定刻に水間観音に着きました。これで同線は完乗。全長5.5kmと短い路線のため、完乗と言うと少々大げさな感もありますが、乗るまでの年月が長かったことを考えるとより重みのある乗車だったのは確かです。余韻に浸るように駅構内でゆっくり過ごし、駅の外へ。名駅舎ということ、そのデザインが仏塔を模したものであることは承知していましたが、実際に目にすると「これがあの...」となるし、感服することもまた大。そのモデルの三重塔がある水間寺までは500m余りなので、塔と駅舎との見比べも兼ねて参拝に行く手もありましたが、それは次回のお楽しみということにして、次の駅へと向かいました。

9:35頃、水間観音に到着。大量にぶら下がっている球体は苔玉です。
水間観音駅ホーム。2面2線の駅ですが、2番線(右)の途中から側線が分岐しているので、場所によっては3線に見えます。
水間観音駅改札口。発車標はなく時刻表があるのみ。「昼間割引フリー乗車券」の対象は10時~16時台の14本。
水間観音駅外観。見かけとしては二重塔ですが、頂部の相輪などは仏塔そのもの。
駅舎は国の登録有形文化財。窓部の意匠も凝っていて、吹き抜け構造になっている駅舎内部からもその窓を見ることができます。駅名看板は「水間驛」(旧称)、「水間観音駅」(2009年~)の二本立て。

9時台に動いたことが奏功し、貝塚行きの列車が出るまでの時間に余裕があったことで、隣の三ヶ山口から乗車できたのは好都合でした。土・休日の水間観音発は9:21、9:51、10:21、10:46、11:21、11:46、12:16、12:46・・・と少々変則的。仮に9:46発だったら、歩いて隣駅へというのは難しかったでしょう。



ホーム北側、1番線の隣には「クハ553」が風雨にさらされる形で留置。痛々しい印象を受けます。
ホームから車庫側を撮影。手前は1000形1001編成(赤帯)、奥は同1003編成(青帯)。
こちらは三ヶ山口駅に向かう途中に撮った車庫線と1000形1003編成。右は車体洗浄機。

車庫を横目にしながら550m歩くと、三ヶ山口に到着。ここから9:52発の列車で貝塚方面に戻りつつ、「一日フリー乗車券」での降りて乗ってをいくつかというのがこの時のプランでした。

三ヶ山口駅外観
駅名標の表記は「みけやまぐち」。公式の案内では「みかやまぐち」なので、不一致状態なのだとか。
貝塚行き列車(三ヶ山口9:52発)。再び1007編成に乗り、今度は北へ。

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#3951 貝塚(2024.3.23)

大阪府内を走る鉄道は多々ありますが、どの区間も全く乗ったことのなかった鉄道会社が一つありました。長いこと乗車機会を探っていましたが、今回ようやく・・・水間鉄道です。

南海電車貝塚駅で初めて降りたのは1991年4月のこと。この時ついでに水間鉄道に乗っていれば済んだ話でしたが、温存したことですっかり後回しになってしまいました。「スルッとKANSAI 2dayチケット」などで近畿エリアの私鉄各線を周遊した際にもチャンスはあったものの、同チケットが水間鉄道は対象外だったというのもあって縁遠い感じに。まだまだ先と思っていたところ、4月に運賃改定される件を聞き、気が変わりました。改定前に乗らねばということで、このほど敢行した次第です。

宿泊先を羽衣駅の近くにしたのも水間鉄道へのアクセスを考えてのこと。南海の急行に乗れば15分ほどで貝塚に着きます。水間鉄道は土・休日の9時~22時が貝塚発基準で毎時2本。その一本に合わせて動けばいいので、行程としては楽なものでした。

土・休日は、貝塚10:20発~16:45発の14本が「昼間割引フリー乗車券」の対象。その時間帯であれば、360円で全線乗降自由なのでかなりリーズナブルでしたが、朝早くから動けたのでこの時は9:20発が記念すべき初乗車。急行の貝塚到着が定刻9:12のところ数分遅れだったため、時間的余裕がない中ながら、窓口で通常の「一日フリー乗車券」(600円)を無事購入し、水間鉄道の乗り初めに臨みました。

貝塚駅改札口。交通系ICカードの簡易改札機はありますが、昔ながらの改札というのが第一印象。
水間観音行き列車(貝塚9:20発)
水間鉄道「鉄道1日フリー乗車券」。3月までは大人600円(4月からは660円)。

そんなこんなで往路前の貝塚駅の撮影は断片的。戻って来てからの撮影がメインとなりました。

復路で最後に乗った貝塚行き。10:37着(実際は+1分)でした。
貝塚駅駅名標
貝塚駅運賃表。4月以降、180円→200円、220円→250円、270円→300円、300円→330円にそれぞれ値上げ。
貝塚駅発車時刻表など。1番線の列車は10:45発。
貝塚駅外観。小さく「水鉄」と入った駅舎、字体ともども趣を感じます。

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#3949+3950 西御坊&市役所前(2024.3.22)

初めて乗った紀州鉄道。全長2.7km、所要時間は8分で、終点の西御坊には17:23に着きました。同線はこれであっさり完乗。同時に和歌山県内の鉄道路線も全線めでたくクリア*1となりました。

紀州鉄道「KR301」

西御坊では乗車したKR301がすぐに折り返す形で、17:27発というのがありましたが、せっかく来たのに滞在時間数分ではあまりにもったいないのでその次の御坊行き(西御坊18:04発)に乗ることに。その40分を使い、駅をしっかり堪能し、かつて日高川まで延びていた線路の名残に思いを馳せ、さらには隣の市役所前まで歩きといろいろ... 時間的余裕があれば、下川に沿うように古い町並みが続く寺内町界隈を散策するプランもあったと思いますが、日の入りや宿泊先に向かう列車の時刻を考えると厳しい感じだったので見送りました。

17:27、御坊行き列車が発車
西御坊駅北側。次の市役所前までの営業キロは0.3km。
西御坊駅外観。名駅舎だと思います。
紀州鉄道線終端部(駅到着後に撮影)
終端部の先、南側にはかつての線路が一部残存。廃止区間は西御坊~日出紡績前~日高川の0.7km。
1面1線の小駅ですが、待合スペースは広め。往年の車両の写真展示もあります。「(旧)御坊臨港鉄道」「日本一短いローカル私鉄」などと書かれた木板もポイント。
駅舎内。ベンチでくつろぎながら気動車の発着を眺めるのも良さそう。

寺内町に出るには少々距離はあるものの、学門紀伊御坊の2駅も訪ねたいところ。まち歩きを兼ねて、改めて紀州鉄道の乗り降りをしたいものだと思うのでした。

駅舎内に掲示されている「紀州ごぼう 寺内町散策マップ」。西御坊駅スタートの場合、⑮「日の出紡績のレンガ塀」、⑪「巽邸」、⑦岸野酒造本家といった順になるでしょう。

という訳で、復路は市役所前18:05発で御坊へ。西の空が紅く染まるのを見つつ、御坊に着く手前のカーブを徐行する際の車輪とレールが擦れる音を聞いていると程なく終点・・・定刻通り、18:12に着きました。

市役所前駅外観
市役所前駅駅名標
御坊行き列車(西御坊18:04発→市役所前18:05発)


以下は、往路の紀伊御坊駅で撮った保存車両「キハ603」、留置車両「KR205」。駅員配置駅で、グッズ等の取り扱いもあるので、紀伊御坊駅は訪ねるべき駅の一つだと思います。

「ほんまち広場」(紀伊御坊駅隣接)で保存されているキハ603
信楽高原鐵道のSKR205号が紀州鉄道に譲渡され、「S」抜きのKR205に


今度は御坊駅0番線から改札を一旦出て、18きっぷで入場。大阪府高石市のホテルをめざし、きのくに線阪和線と乗り継いで移動しました。その距離、100km超。朝の大宮までの分、敦賀~新大阪、大阪~御坊を足すと18きっぷで380km余り(片道6,600円相当)を乗ったことになりました。

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*1:2024年は、愛媛、岡山、鳥取、奈良、京都の順で着々と完乗府県を増やしてきましたが、3/22も(改めての)福井、(新たに)和歌山が加わり、今年だけで7府県。かつてないペースだと思います。

#3947+3948 御坊(2024.3.22)

和歌山での15:52着-16:00発の乗り換えを経て、向かったのは御坊。JR西日本の「近畿エリア路線図」(→PDFを見ると敦賀が上の端、御坊が下の端に位置することから、端から端まで移動する格好になりました。今回は新大阪~大阪にあたる区間御堂筋線を使ったため一部が抜けてはいるものの、通しで乗った場合は263.5km、運賃は4,840円とかなりのもの。御坊に着いたのは17:08で、時間的にも長旅でした。

はるばる御坊まで来たのは御坊市に一歩踏み入れるというのもさることながら、御坊市内を走るミニ私鉄、紀州鉄道の乗車が何よりの目的。和歌山には来れてもそこからさらに南となると案外ハードルが高いもので、今回ようやくとなりました。

当駅での乗降記録は、御坊止まりの列車を降り、駅の外に出た時点で(JR)3947番目、改めて入場し、0番線から紀州鉄道に乗った時点で(紀州鉄道)3948番目という形に。この時は乗換時間が限られていたので、撮影の方は最低限とし、紀州鉄道御坊駅に戻った際に駅舎などを改めて撮ることにしました。

御坊駅構内。2面4線ですが、最左の0番線は紀州鉄道専用(1面1線)で、1~3番線がJR(1面1線+1面2線)という振り分けになります。
紀州鉄道発車時刻表。1日18往復というのはなかなかだと思います。
西御坊行き列車(御坊17:15発)

紀州鉄道の西御坊行きは17:15発。御坊に戻ってきたのは18:12で、和歌山行き普通列車(18:34発)が出るまでの20分余りが、駅周りで過ごせる時間でした。御坊に着いた時はまだ明るかったのが1時間も経つと日も沈み、御坊を発つ時には暗さが優勢に。どのタイミングで暗くなるかは運任せ・・・明るさがまだ残る時間帯に紀州鉄道のプチ旅ができたのは幸運だったと言えるでしょう。

御坊駅外観
御坊駅改札口・発車標。「紀州鉄道は車内精算」ということで、改札口ではそのまま入場可。
日没後の御坊駅(18:30撮影)。3/22の和歌山県の日の入りは18:13。
御坊駅ホーム。和歌山行き始発列車(18:34発)は2番線から。

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#3946 六十谷(2024.3.22)

敦賀からは18きっぷで和歌山方面へ。特急を使わないとやはり時間がかかるもので、和歌山より南をめざそうとするとどうやっても和歌山16時発の列車になってしまうため、その道中でいくつか降り乗りを組み込むことになります。

11:20発の新快速は、途中の近江今津で10分ほどの停車時間があったりで新大阪到着は約2時間後。御堂筋線ホームに行けばこの日が最後の「千里中央」行きの列車を撮れることから、それを目当てに地下鉄で梅田まで乗り、大阪13:53発の紀州路快速に乗り換えるといった行程にしました。

これでもまだ和歌山での乗換時間に余裕があったので、1/8の阪和線快速停車駅編(→#3928#3929の続きとして、その日に見送った六十谷で下車することに。前段として、和泉砂川*1での降り乗り(14:59着-15:14発)を挟んでいるので、六十谷では15:31着-46発・・・15分の滞在です。

和歌山行き紀州路快速(六十谷15:31発)

地上駅ですが、南側は傾斜地に突き出る形でホームが設けられているため、そこだけ見れば高架駅。ホーム上の見晴らしは良く、駅を出てから見た駅舎の上部も開けた感じで、全体的に趣のある駅だと思いました。

六十谷駅駅名標。漢字三文字で中央に「十」が入る駅はいくつかありますが、読みも三字となると限られます。六十谷(むそた)の他は、北陸鉄道の「四十万」(しじま)、予讃線の「八十場」(やそば)の二つ。いずれも難読駅と言えるでしょう。
和歌山方面の時刻表。土・休日の7時~19時は1時間4本。隣の近畿エリア路線図は、右上の端が敦賀駅。これから向かう先は路線図の南端。
六十谷駅外観。青空が広く見えます。
出入口はこの高さ。ホームもこの高さの延長にあります。駅舎があるのは1番線(天王寺方面ホーム)側。

当駅は「有人改札閉鎖時間」というのがあって、昼から午後は「10時30分から13時20分、14時15分から15時30分」が該当。ちょうどその閉鎖が終わった時間だったので、18きっぷ利用者としてはありがたいものがありました。

和歌山行き紀州路快速(六十谷15:46発)。和歌山到着は15:52。


こちらは、3/22で見納めとなった千里中央行きの列車(新大阪13:34発)。この一本を見送った後、13:36発のなかもず行きで梅田に向かいました。

千里中央行き列車(新大阪13:34発)

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*1:和泉砂川で降りたのは1991.4.28以来。乗降済みだったので、紀州路快速(熊取からは各駅に停車)が停まる他の未乗降駅に行く手もありましたが、特急通過待ちがあった分、より長い時間が確保できたため、和泉砂川で。駅前のスーパーで買い出しができたのも好都合でした。

#3945 敦賀(2024.3.22)

新幹線新線や延伸区間が開業してもその初日に乗車することはまずなく、しばらく経ってからというのが基本的なスタンス。開業記念でリーズナブルな設定があればそれに乗じていたと思いますが、そうしたものはなかなか... 北陸新幹線の金沢~敦賀開業においてもその手の期待は特にしていなかったため、乗るとしたら先の話を考えていました。

2月になって、延伸区間を含めた「新幹線eチケット(トクだ値14)」が発売される旨を知り、これで俄かに敦賀以西の旅の計画が動き出すことに。大宮~敦賀が3割引の11,000円とあらば使わない手はありません。さすがに初日というのは何なので、1週間以内を目安に考え、3/22の「かがやき」を押さえることにしました。そして2/22、予約が無事成立し、北陸新幹線からの関西方面という新ルートによるプランを練るに至った次第です。


新幹線の新規区間に開業6日後に乗るというのは過去最速クラス。3/22、金沢~敦賀の約125kmは初乗車にして、改めて北陸新幹線完乗、福井県鉄道路線も再度全線クリアとなりました。

金沢を出て40分ちょっとで敦賀に到着。10:28でした。ここから特急で大阪方面に急ぐ場合は、10:44発の「サンダーバード」に乗り換えることになり、ホームやコンコースでゆっくりといった過ごし方はできません。敦賀から先は18きっぷでのんびり行くことにしていたので、時間はたっぷり。次の姫路行き新快速は11:20発・・・50分ほどあります。おかげで余念なく見物、撮影することができました。

敦賀駅新幹線ホーム発車標。「つるが」発の「つるぎ」・・・「つるが」行きの「つるぎ」ともども慣れるまでは混同しそうな...
新幹線ホーム駅名標。時刻表3点セットも必見。
北陸新幹線出発時刻。東京直通分は1日14本。
敦賀駅11番線。新幹線ホームは2面4線で、西側11番線~東側14番線という配置。3階に位置するホームですが、高さがあるので見晴らしは良好。
新幹線ホームからは敦賀湾が一望。円筒形の建物は「きらめきみなと館」。
2階(改札階)コンコース。天井が高く、空間としてはかなり広大。右に見える光る直方体はLEDビジョン。
コンコースのLEDビジョン。北前船モチーフの台座もポイント。3面の大型タイプで、北陸三県の名所や名物が投影されていました。50分あれば氣比神宮にも行けそうでしたが、今回は見送り...
2階「JR線のりかえ口」。乗り換えの大勢は新幹線→特急。かなりの人出でした。
敦賀駅発車標。左から特急(33・34番線)、大阪・米原方面、福井・金沢方面、小浜線
通路から見た敦賀駅新幹線駅舎。目を見張る大きさです。
通路掲示のポスターの一例(北陸新幹線金沢~敦賀間開業)
西口への階段部には北陸新幹線の各駅紹介パネルが設置。上半分が東京、大宮、軽井沢、長野、糸魚川、黒部宇奈月温泉、富山、新高岡の8駅、下半分が金沢~敦賀(延伸開業区間)の6駅。

新幹線駅舎は東側に位置し、すぐに外に出るのであれば東口(やまなみ口)を通ることになりますが、ここで出てしまうと西口(まちなみ口)に出るのがひと苦労。18きっぷがある手前、提示すれば構内通路経由で東西の行き来はできるものの、西口駅舎併設の敦賀駅交流施設「オルパーク」での「プラレール博物館」会場にも行ってみたかったので、ひとまず西口に向かいました。この時すでに25分ほど経過。その会場を含めた駅西口での滞在時間は20分といったところでした。

西口改札の発車標。こちらは左から、新幹線、北陸エリア、北陸本線方面の3面。方面別という点では、この方がわかりやすい気がします。
敦賀駅交流施設「オルパーク」
プラレール博物館」会場の目玉、プラレールジオラマ敦賀駅もこの通り(手前が東口)。
「オルパーク」2階のプラレールタワー展示。1階は賑わってましたが、2階は閑散状態。

結果、東口から見た新幹線駅舎の方は断念。ハピラインふくい線、北陸本線小浜線のホームがある西側と、新幹線、特急列車が発着する東側とでそれなりに距離があることを頭に入れた上で動く必要があるのが今の敦賀駅(参考→構内図と言えるでしょう。

新幹線と特急との乗り換えに関しては案内や報道等が多く見られる一方で、新幹線と普通列車、特急列車と普通列車については手薄な観も。在来線ホーム3面分と複数の留置線を跨ぐその通路には「動く歩道」も設けられ、その長さは一目瞭然。これを構造的なネックと見る向きもありそうです。

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