鳴門12:03発の列車は、鳴門線起点・終点の池谷行き。高徳線との乗換駅でもあるので、高松方面に行くには、ここで待つのみです。予め調べていた通り、いいタイミングで特急「うずしお14号」が来るので、その時刻までは駅で過ごせます。当駅での滞在時間は13分(12:20着−33発)。特急停車駅ですが、駅舎も簡素なら、駅前も特にめぼしいものはなく、いい意味でのんびりできました。
↑ 跨線橋からの眺め。右(3・4番線)が鳴門線で、左が高徳線。両線の間に駅舎があります。
時間があったので、高徳線、鳴門線の構内配線を観察することにしました。V字で例えると、左が高徳線、右が鳴門線で、それぞれが島式ホーム(番線は二つ)を持つため、離れた形での2面4線というのが構内の概略。Y字で表すと、Vの下の縦線は高徳線になります。駅舎はそのVの線の間に位置。各線ホームは跨線橋で行き来ができ、その中間に駅舎に通じる階段があるので、跨線橋の形状もまた独特です。
↑ 駅舎に通じる階段はこんな感じ。ホームは、左が鳴門線、右が高徳線です。
↓ 跨線橋から見た南側(徳島方面)の配線。奥の高徳線の単線が分岐を重ね、各線ホームに通じる線(計4線)に展開するのがわかります。
観察を終え、自由席の乗車位置の確認などしていたら、ちょうどいい時間に。Y字左側の高徳線カーブはホームからもよく見えるため、特急列車が近づく様子も遠くからわかります。が、見えて来たのは黒っぽい編成。それが2600系だと判別できたのは、かなり接近してからでした。
思いがけず新型の特急形気動車に乗ることができ、気分は上々。「四国全線フリーきっぷ」のありがたみを改めて実感するのでした。