乗り降り記録ブログ[駅ログ]

全国の鉄道駅の乗り降り記録を綴ります

#3961+3962 門真南&横堤(2024.3.23)

1990年、「花の万博」(国際花と緑の博覧会)が開かれた際に初めて乗ったのが大阪市営地下鉄鶴見緑地線(当時)。5/6に京橋~鶴見緑地を乗車し、その後の延伸で大正~門真南を結ぶ路線になってからは大正方面は乗車した一方で、もう片方の鶴見緑地門真南がすっかり後回しになっていました。この1駅分(1.3km)が大阪メトロ未乗区間の一つで、今回ようやく乗る機会をつくった次第。満を持しての乗車でしたが、実にあっさりしたもので、今福鶴見から8分ほど乗ったらそれで終了(長堀鶴見緑地線完乗)となりました。

乗ってきた列車が1番線に着くと、すかさず2番線から大正行きが発車(門真南17:44発)。1番線折り返しの大正行きは17:50発でした。

着いたのは17:41のところ、もともとの遅れそのままで17:43頃。一旦外に出たら、再度地下鉄に乗って未乗降駅をいくつかというつもりでしたが、「シティバスのりば」を見て気が変わります。南森町から乗ったバスの終点は地下鉄門真南だったので、タイミングが合えばバスに乗って南森町方面に戻るのも可能・・・折よく17:52発の36号系統が待機していたので、これで長堀鶴見緑地線にアクセスできる駅に向かうことにしました。

門真南駅は1997年8月の開業。随分と経ってしまったものだと思います。
当駅用のスタンプ台紙と駅スタンプ。スタンプにデザインされているのは、駅近くにある「東和薬品RACTABドーム」。
地下鉄門真南から大阪シティバス36号系統に乗車。定刻通り17:52発でした。

地下鉄では8分の今福鶴見門真南ですが、バスの場合は多少遠回り*1することもあって、地下鉄今福鶴見~地下鉄門真南の所要時間は約25~30分。そこを承知の上で乗車し、横堤で降りることにしました。乗車時間は20分弱。バス停の名称は他の駅と同様、地下鉄横堤です。

横堤駅出入口(2番)

門真南~横堤は地下鉄で移動するのが手っ取り早い訳ですが、地下と地上の行き来を考えるとバスを使って地上から地下へというのも一手。駅周辺の様子もある程度把握できるので、歩く距離も少なからず短縮できます。出入口(2番)から改札に進むと18:12発*2が出る頃合い。さすがにこれは間に合わないので18:18発の大正行きに乗り、次のメトロ未乗区間に向かったのでした。

横堤駅からの乗車を以って、長堀鶴見緑地線は全駅達成となりました。
大正行き列車(横堤18:18発)

蒲生四丁目で乗り換えたら、今度は今里筋線。同線は鴫野~今里(2.5km)が残っていたので、終点まで乗ればクリアとなります。今里到着は18:38。この時点で大阪メトロも全線完乗となりました。

「まもなく終点今里」(18:37頃)
鶴見緑地門真南、鴫野~今里を乗車し、大阪メトロめでたく完乗

今里駅は千日前線の方は2005年に乗降済み。当時は今里筋線は開業していませんでしたが、同じ社局の駅については後に別の路線の駅ができた場合でも新たにカウントすることはないため、ここでは今里筋線の今里駅を降りたとするのみです。この数え方に従うと、大阪メトロの未乗降駅は、南港ポートタウン線ニュートラム)を含めてあと17駅に。ホテルにはすでにチェックイン済みだったので、その気になればまだ何駅か訪ねることもできたと思いますが、18:58発のBRT「いまざとライナー」(あべの橋ルート)に乗り、あべの橋に着くと、もう十分という気分になり、これにてお開きとしました。

「いまざとライナー」であべの橋まで乗車。停留所が少ないBRTはなかなかスピーディー・・・19:19頃、終点に着きました。

大阪メトロの駅めぐりは、「大阪・関西万博」に合わせて工事が進む中央線夢洲駅が予定通り開業すれば、その際にでも改めてと思います。

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*1:鶴見緑地駅は通らず、鶴見区大東市の境界に近い茨田大宮エリアを経由。ちなみに茨田と書いて「まった」と読みます。

*2:門真南から地下鉄で横堤に行ったとしたら、17:56発→18:00着。駅の外に出てから次に乗るとしたら、18:06発か18:12発だと思うので、バスよりは早かったことになります。

#3960 今福鶴見(2024.3.23)

大阪モノレール、阪急千里線、大阪メトロ堺筋線と乗り継いで、次は大阪メトロの未乗区間へ。そのためのポイントとなる駅が今福鶴見でした。

その区間をめざすだけなら、長堀橋堺筋線から長堀鶴見緑地線に乗り換えてそのまま乗って行けばいい訳ですが、「エンジョイエコカード」がある手前、どこかでバスにも乗ってみようとなると長堀橋まで行かずに済むルートが浮上します。それが36号系統。これに乗れば、国道1号経由で南森町から地下鉄今福鶴見までをショートカットで移動できるので、予め時刻を調べた上で臨みました。

南森町での地下鉄→バスの乗り換えは、時刻表通りであれば17:02着-07発。もともとタイトだったところ、地下鉄が数分遅れだったため、これは次の17:17発かと思いつつ停留所にとにかく行ってみるとギリギリ間に合うタイミングでした。1分ほど待っているとそのバスは定刻に到着。頻度高めな系統ながら、車内は結構混んでいて驚かされました。

立っている時間が長かったので乗車時間も長く感じましたが、地下鉄今福鶴見までは20分余り。実際は17:29着のところ2分ほど遅れて着きました。長堀橋経由の地下鉄ルートの場合は今福鶴見に最短で17:27に着くので、バス=短絡コースと言ってもやはり地下鉄に分があります。

大阪シティバスの「地下鉄今福鶴見[西]」停留所を降りた先にあるのがこの出入口(1番)

ともかく予定通り今福鶴見に来れたので、ここからは再び地下鉄で。バスが遅れた分、17:33発はまず間に合わないだろうと思いきや、今度は地下鉄が2分遅延・・・難なく乗ることができました。

今福鶴見駅名標・路線図(門真南方面)
門真南行き列車。今福鶴見17:33発→35発でした。

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#3959 彩都西(2024.3.23)

千里中央箕面萱野は開業初日にクリアした訳ですが、クリアできていない区間大阪府内に点在していて、その一つが大阪モノレール彩都線(正式名:国際文化公園都市モノレール線)。箕面萱野駅から阪急バスに乗れば、その終点の彩都西にアクセスできるため、行程としては打ってつけでした。

乗ったバスは23系統(彩都粟生南経由)。勾配のある道を進んだかと思えば、さらに高度が上がり気付けば山道といった具合でした。これで本当に彩都西駅に行くのかと訝しんでいるとバスは彩都トンネルに入り、そこを抜けると景色は一変。かなりのスケールの住宅街が広がり、これまた驚きポイントでした。

彩都西駅外観(東側)

終点の彩都西駅には定刻通り15:53に到着。モノレールの駅はすぐ傍でしたが、さすがに15:55発は間に合わないので、次の16:07発に乗ることにしました。

券売機、普通運賃表など。初乗りは250円。大阪空港、大日、門真南までは500円。「スルッとKANSAI」の2dayチケットなどが使えた頃にもっと乗り降りしておくんだったと今は思います。

少々時間があったので、跨座型のレール、特に分岐器が動く様子を見たり、駅コンコースにあるラウンジコーナーを見物したり・・・ついゆっくりしてしまったため、ホームでの撮影時間が短くなり、乗車の際もあわただしくなってしまいました。

彩都西駅北側で待機中の万博記念公園行き列車。分岐器が動き、入線できる状態に。
彩都西駅外観(西側)。大型の駅名看板があるのが東側と異なる点。
万博記念公園行き列車(彩都西16:07発)
駅名標、時刻表、構内案内図、路線図。1か所にまとまっていて、視認性も良好。

ともあれ、終点の万博記念公園まで乗ったところで彩都線は晴れてクリア*1。カーブあり高低差ありで眺めも良く、短距離ながら(と言っても6.8km)乗り甲斐のある線区だと思いました。

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*1:これで国内のモノレールで乗っていないのは、沖縄都市モノレール(全区間)となりました。

#3958 箕面萱野(2024.3.23)

水間鉄道の次は、この日に新たに延伸開業した区間へ。北大阪急行電鉄千里中央箕面萱野です。

開業初日ではあっても始発電車でどうこうというほどではないので、行ける時間に行ければいい話。貝塚から羽衣に戻り、預けていた荷物をホテルから引き取った後は、徒歩で浜寺駅前に向かい、阪堺電車御堂筋線の順で北上しました。

3/23の宿泊先は新今宮(最寄駅は動物園前)だったので、荷物を預けにホテルを訪ねるとチェックインOKとのことで部屋でひと休み。ありがたい限りでした。身支度を整え、改めて出発。天王寺駅で1日乗車券「エンジョイエコカード」を買った上での移動だったので、途中、阪急の駅にアクセスし、大阪梅田駅で「うさぎ号」「ハチワレ号」「ちいかわ号」の勢揃いを見物、撮影したり、中津駅周りで梅田貨物線の跡地を見に行ったりといろいろあって、中津で乗ったのは14:07発の箕面萱野行きでした。ところが、なんば駅での報知器扱い云々でこれが10分遅れに。どっちみち「エンジョイエコカード」が有効なのは江坂までなので、一旦改札を出てICカードで入り直し、次の列車に乗ることにしました。

それほど待たずに済むだろうと思ったのですが、14:25発のところこれが6~7分遅れ。こうなると遅れついでにもうひと駅となり、延伸区間の中間駅の箕面船場阪大前でも撮れるものは撮ろうとなりました。さすがに外に出るまでの時間的余裕はなかったため、今回はホームで次の列車が来るまでを過ごすばかり。14:44発はやはり遅れての到着で、同じく6~7分のビハインド・・・終点の箕面萱野には14:47着→53着といった具合でした。

14:53、箕面萱野に到着。折り返し14:51発の「なかもず」行きに。
箕面萱野駅駅名標北大阪急行線の新駅と緑地公園、桃山台千里中央駅名標は3/23からこの新しいデザインに。なかなかスタイリッシュだと思います。
なかもず行きは4分ほど遅れて発車
ホームから見た箕面萱野駅の東側。交通結節点に相応しいロータリーがあり、バスが頻繁に発着。左の建物がこの日オープンの「みのおキューズモール STATION棟」。

初日ゆえの混雑はあったかも知れませんが、遅延によって拍車がかかるというほどではなかったのは救いと言えます。ホーム上も至って安穏としたもので、撮影も自在。驚いたのは、券売機で通常のきっぷを買い求める人が長蛇の列をつくっていたことと、この日オープンの「みのおキューズモール STATION棟」の入場制限がかかっていたことでした。とりあえず駅に来るのが最たる目的で、あとは駅前の「かやの広場」で行われている「みのお新駅開業の祭典」を少しでも見られればよかったので、列や人だかりはスルー。キューズモールの「CENTER棟」は普通に入れたので館内を少し歩き回り、その後は幸い雨も上がったこともあり、広場での出展を見て廻るなどして過ごしました。

箕面萱野駅北改札口付近。駅の外は行列などで人出が多く、撮るのに苦労しました。
箕面萱野駅外観。一部が折れ線状の白い大屋根、高輪ゲートウェイ駅に通じるものを感じます。
「みのお新駅開業の祭典」@かやの広場(会場案内)
箕面萱野駅バスのりばなど

箕面萱野からは阪急バスで次の目的地へ。新駅開業に伴い箕面エリアの路線バスのルート等が再編されたのを受けての行程です。バスは15:26発。中津での遅れがなかったら、新駅周辺で過ごす時間をもう少し長くとれたとは思うものの、30分あればそれはそれで何とかなるものです。箕面船場阪大前もいずれは訪ねることになるでしょうから、箕面萱野もその際に改めてゆっくりと思います。

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#3956+3957 貝塚市役所前&石才(2024.3.23)

近義の里と貝塚市役所前は、営業キロでは0.4kmの近さ。徒歩での距離もほぼ同じため、余裕ある移動ができ、10:12には貝塚市役所前に着いていました。

貝塚市役所前駅外観。当の市役所(庁舎)は南西に300mほどのところにあります。
「得トク貝塚きっぷ」専用券売機。貝塚貝塚市役所前限定の「企画きっぷ」で大人100円。4月以降、フリー乗車券は600円→660円、毎月18日限定の「かんのん縁日きっぷ」は300円→330円とのことですが、この100円きっぷがどうなったかは不明です。
運賃表、発車標準時刻表など

次の貝塚行きは10:34発、水間観音行きは10:22発。列車が来るまでの間、行って戻ってが可能な駅を模索し、(清児も何とかなりそうなところ)駅で過ごせる時間が少しでも長い方ということで石才にしました。

水間観音行き列車(貝塚市役所前10:22発)

かくして、10:22に貝塚市役所前を出て、石才では10:24着-31発と(時刻通りなら)7分の滞在。駅周辺を少しだけ散策し、貝塚行きを待ちましたが、名越→近義の里の時と同じように若干遅れての到着でした。

水間観音行き列車(石才10:25発)
石才駅外観
10:31発、貝塚行き列車。1分遅れでした。

そんなこんなで初めての水間鉄道は、9:20に貝塚を出てから80分弱で貝塚に戻ってきたところで終了。運転本数、中間駅貝塚市役所前~三ヶ山口の8駅)の駅構造の簡素さだけを見れば、ローカル鉄道の観が強めですが、主に市街地を走るという点でローカルとは言えない・・・その二面性が同線の一つのポイントなのだろうというのが今回わかりました。

行って戻ってを敢行したことで、残るは清児、森、三ツ松の3駅に。運賃の合計も1,140円となり、想定以上にフリー乗車券を活用することができました。次に来る時は、阪和線の東貝塚からのアクセスや、貝塚市コミュニティバスも組み合わせて、沿線をしっかり探訪しようと思います。

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#3954+3955 名越&近義の里(2024.3.23)

三ヶ山口からはできるだけ多くの駅での降り乗りを...となる訳ですが、当初予定よりも30分早く動いていたため、さらに上積みできる可能性が。貝塚に向かって進む中、一つ思いついたのが名越です。

水間線の中間駅で唯一行き違いに対応しているのが名越。上下列車の交換があることは往路でわかっていたため、貝塚行きが先に着いて、水間観音行きが後で来る場合はその待機時間で降り乗りが一応可能・・・うまく行かなくても次の列車に乗れば予定していた行程になるだけの話だし、何なら隣の清児まで移動してから乗るという新たなプランも出てきます。ゆとりに乗じて、とにかく名越で降りることにしました。

見立て通り、貝塚行きの列車は9:57着-58発ということで待ち時間あり。時刻表の通りだとタイトな感じですが、実際は水間観音行きの到着が少々遅れたため、実質2分はありました。さすがに構内踏切を渡って外へというのは見送りましたが、乗車券を提示して降車した時点で記録上は乗降済みの扱いに。叡山電鉄二軒茶屋駅(→#3716と要領は同じということになります。機会あらば今度は駅周辺の散策もと思います。

貝塚行き列車(名越9:57着)
停車中の車内ディスプレイ「ただいま 名越」

次は元々予定していた近義の里へ。定刻通りであれば10:03着のところ、名越での待機もあって10:04でした。ここで行って戻ってをするのであれば、10:23発の水間観音行きに乗ることになります。

貝塚行き列車(近義の里10:04発)
近義の里と書いて「こぎのさと」。難読駅と言っていいかも知れません。
近義の里駅周辺観光情報。駅名の由来などがわかる名所やスポット等は見当たらず... 貝塚市歴史展示館、新井の薬師堂はともに駅からそれなりの距離があります。どちらも最寄駅は阪和線東貝塚駅。近義の里から約1.3km歩けば東貝塚に着きます。
近義の里駅外観

当初はここから隣の貝塚市役所前まで歩き、貝塚に戻るばかりの単純な行程でしたが、時間の余裕を活かすべく貝塚市役所前から行って戻ってのプランに変更。フリー乗車券あればこそのアレンジです。

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#3952+3953 水間観音&三ヶ山口(2024.3.23)

貝塚9:20発の水間観音行きで終点まで乗車。乗車時間は15分ほどで、ほぼ定刻に水間観音に着きました。これで同線は完乗。全長5.5kmと短い路線のため、完乗と言うと少々大げさな感もありますが、乗るまでの年月が長かったことを考えるとより重みのある乗車だったのは確かです。余韻に浸るように駅構内でゆっくり過ごし、駅の外へ。名駅舎ということ、そのデザインが仏塔を模したものであることは承知していましたが、実際に目にすると「これがあの...」となるし、感服することもまた大。そのモデルの三重塔がある水間寺までは500m余りなので、塔と駅舎との見比べも兼ねて参拝に行く手もありましたが、それは次回のお楽しみということにして、次の駅へと向かいました。

9:35頃、水間観音に到着。大量にぶら下がっている球体は苔玉です。
水間観音駅ホーム。2面2線の駅ですが、2番線(右)の途中から側線が分岐しているので、場所によっては3線に見えます。
水間観音駅改札口。発車標はなく時刻表があるのみ。「昼間割引フリー乗車券」の対象は10時~16時台の14本。
水間観音駅外観。見かけとしては二重塔ですが、頂部の相輪などは仏塔そのもの。
駅舎は国の登録有形文化財。窓部の意匠も凝っていて、吹き抜け構造になっている駅舎内部からもその窓を見ることができます。駅名看板は「水間驛」(旧称)、「水間観音駅」(2009年~)の二本立て。

9時台に動いたことが奏功し、貝塚行きの列車が出るまでの時間に余裕があったことで、隣の三ヶ山口から乗車できたのは好都合でした。土・休日の水間観音発は9:21、9:51、10:21、10:46、11:21、11:46、12:16、12:46・・・と少々変則的。仮に9:46発だったら、歩いて隣駅へというのは難しかったでしょう。



ホーム北側、1番線の隣には「クハ553」が風雨にさらされる形で留置。痛々しい印象を受けます。
ホームから車庫側を撮影。手前は1000形1001編成(赤帯)、奥は同1003編成(青帯)。
こちらは三ヶ山口駅に向かう途中に撮った車庫線と1000形1003編成。右は車体洗浄機。

車庫を横目にしながら550m歩くと、三ヶ山口に到着。ここから9:52発の列車で貝塚方面に戻りつつ、「一日フリー乗車券」での降りて乗ってをいくつかというのがこの時のプランでした。

三ヶ山口駅外観
駅名標の表記は「みけやまぐち」。公式の案内では「みかやまぐち」なので、不一致状態なのだとか。
貝塚行き列車(三ヶ山口9:52発)。再び1007編成に乗り、今度は北へ。

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#3951 貝塚(2024.3.23)

大阪府内を走る鉄道は多々ありますが、どの区間も全く乗ったことのなかった鉄道会社が一つありました。長いこと乗車機会を探っていましたが、今回ようやく・・・水間鉄道です。

南海電車貝塚駅で初めて降りたのは1991年4月のこと。この時ついでに水間鉄道に乗っていれば済んだ話でしたが、温存したことですっかり後回しになってしまいました。「スルッとKANSAI 2dayチケット」などで近畿エリアの私鉄各線を周遊した際にもチャンスはあったものの、同チケットが水間鉄道は対象外だったというのもあって縁遠い感じに。まだまだ先と思っていたところ、4月に運賃改定される件を聞き、気が変わりました。改定前に乗らねばということで、このほど敢行した次第です。

宿泊先を羽衣駅の近くにしたのも水間鉄道へのアクセスを考えてのこと。南海の急行に乗れば15分ほどで貝塚に着きます。水間鉄道は土・休日の9時~22時が貝塚発基準で毎時2本。その一本に合わせて動けばいいので、行程としては楽なものでした。

土・休日は、貝塚10:20発~16:45発の14本が「昼間割引フリー乗車券」の対象。その時間帯であれば、360円で全線乗降自由なのでかなりリーズナブルでしたが、朝早くから動けたのでこの時は9:20発が記念すべき初乗車。急行の貝塚到着が定刻9:12のところ数分遅れだったため、時間的余裕がない中ながら、窓口で通常の「一日フリー乗車券」(600円)を無事購入し、水間鉄道の乗り初めに臨みました。

貝塚駅改札口。交通系ICカードの簡易改札機はありますが、昔ながらの改札というのが第一印象。
水間観音行き列車(貝塚9:20発)
水間鉄道「鉄道1日フリー乗車券」。3月までは大人600円(4月からは660円)。

そんなこんなで往路前の貝塚駅の撮影は断片的。戻って来てからの撮影がメインとなりました。

復路で最後に乗った貝塚行き。10:37着(実際は+1分)でした。
貝塚駅駅名標
貝塚駅運賃表。4月以降、180円→200円、220円→250円、270円→300円、300円→330円にそれぞれ値上げ。
貝塚駅発車時刻表など。1番線の列車は10:45発。
貝塚駅外観。小さく「水鉄」と入った駅舎、字体ともども趣を感じます。

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#3949+3950 西御坊&市役所前(2024.3.22)

初めて乗った紀州鉄道。全長2.7km、所要時間は8分で、終点の西御坊には17:23に着きました。同線はこれであっさり完乗。同時に和歌山県内の鉄道路線も全線めでたくクリア*1となりました。

紀州鉄道「KR301」

西御坊では乗車したKR301がすぐに折り返す形で、17:27発というのがありましたが、せっかく来たのに滞在時間数分ではあまりにもったいないのでその次の御坊行き(西御坊18:04発)に乗ることに。その40分を使い、駅をしっかり堪能し、かつて日高川まで延びていた線路の名残に思いを馳せ、さらには隣の市役所前まで歩きといろいろ... 時間的余裕があれば、下川に沿うように古い町並みが続く寺内町界隈を散策するプランもあったと思いますが、日の入りや宿泊先に向かう列車の時刻を考えると厳しい感じだったので見送りました。

17:27、御坊行き列車が発車
西御坊駅北側。次の市役所前までの営業キロは0.3km。
西御坊駅外観。名駅舎だと思います。
紀州鉄道線終端部(駅到着後に撮影)
終端部の先、南側にはかつての線路が一部残存。廃止区間は西御坊~日出紡績前~日高川の0.7km。
1面1線の小駅ですが、待合スペースは広め。往年の車両の写真展示もあります。「(旧)御坊臨港鉄道」「日本一短いローカル私鉄」などと書かれた木板もポイント。
駅舎内。ベンチでくつろぎながら気動車の発着を眺めるのも良さそう。

寺内町に出るには少々距離はあるものの、学門紀伊御坊の2駅も訪ねたいところ。まち歩きを兼ねて、改めて紀州鉄道の乗り降りをしたいものだと思うのでした。

駅舎内に掲示されている「紀州ごぼう 寺内町散策マップ」。西御坊駅スタートの場合、⑮「日の出紡績のレンガ塀」、⑪「巽邸」、⑦岸野酒造本家といった順になるでしょう。

という訳で、復路は市役所前18:05発で御坊へ。西の空が紅く染まるのを見つつ、御坊に着く手前のカーブを徐行する際の車輪とレールが擦れる音を聞いていると程なく終点・・・定刻通り、18:12に着きました。

市役所前駅外観
市役所前駅駅名標
御坊行き列車(西御坊18:04発→市役所前18:05発)


以下は、往路の紀伊御坊駅で撮った保存車両「キハ603」、留置車両「KR205」。駅員配置駅で、グッズ等の取り扱いもあるので、紀伊御坊駅は訪ねるべき駅の一つだと思います。

「ほんまち広場」(紀伊御坊駅隣接)で保存されているキハ603
信楽高原鐵道のSKR205号が紀州鉄道に譲渡され、「S」抜きのKR205に


今度は御坊駅0番線から改札を一旦出て、18きっぷで入場。大阪府高石市のホテルをめざし、きのくに線阪和線と乗り継いで移動しました。その距離、100km超。朝の大宮までの分、敦賀~新大阪、大阪~御坊を足すと18きっぷで380km余り(片道6,600円相当)を乗ったことになりました。

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*1:2024年は、愛媛、岡山、鳥取、奈良、京都の順で着々と完乗府県を増やしてきましたが、3/22も(改めての)福井、(新たに)和歌山が加わり、今年だけで7府県。かつてないペースだと思います。

#3947+3948 御坊(2024.3.22)

和歌山での15:52着-16:00発の乗り換えを経て、向かったのは御坊。JR西日本の「近畿エリア路線図」(→PDFを見ると敦賀が上の端、御坊が下の端に位置することから、端から端まで移動する格好になりました。今回は新大阪~大阪にあたる区間御堂筋線を使ったため一部が抜けてはいるものの、通しで乗った場合は263.5km、運賃は4,840円とかなりのもの。御坊に着いたのは17:08で、時間的にも長旅でした。

はるばる御坊まで来たのは御坊市に一歩踏み入れるというのもさることながら、御坊市内を走るミニ私鉄、紀州鉄道の乗車が何よりの目的。和歌山には来れてもそこからさらに南となると案外ハードルが高いもので、今回ようやくとなりました。

当駅での乗降記録は、御坊止まりの列車を降り、駅の外に出た時点で(JR)3947番目、改めて入場し、0番線から紀州鉄道に乗った時点で(紀州鉄道)3948番目という形に。この時は乗換時間が限られていたので、撮影の方は最低限とし、紀州鉄道御坊駅に戻った際に駅舎などを改めて撮ることにしました。

御坊駅構内。2面4線ですが、最左の0番線は紀州鉄道専用(1面1線)で、1~3番線がJR(1面1線+1面2線)という振り分けになります。
紀州鉄道発車時刻表。1日18往復というのはなかなかだと思います。
西御坊行き列車(御坊17:15発)

紀州鉄道の西御坊行きは17:15発。御坊に戻ってきたのは18:12で、和歌山行き普通列車(18:34発)が出るまでの20分余りが、駅周りで過ごせる時間でした。御坊に着いた時はまだ明るかったのが1時間も経つと日も沈み、御坊を発つ時には暗さが優勢に。どのタイミングで暗くなるかは運任せ・・・明るさがまだ残る時間帯に紀州鉄道のプチ旅ができたのは幸運だったと言えるでしょう。

御坊駅外観
御坊駅改札口・発車標。「紀州鉄道は車内精算」ということで、改札口ではそのまま入場可。
日没後の御坊駅(18:30撮影)。3/22の和歌山県の日の入りは18:13。
御坊駅ホーム。和歌山行き始発列車(18:34発)は2番線から。

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