秘境・上海情報 

上海の歴史、租界 戦跡巡り 只今日本に滞在中

そこは暗黒街だった

裏外灘 華やかなりしバンドの裏通り フランス租界時代の建物が残る 

旧住宅街の取り壊し計画で 解体を待つばかりの空き家の壁に 
ひたすら 阿修羅の絵を書く人がいた・・

金陵東路周辺は青幇の杜月笙 黄金栄 張嘯林 三大ギャングスターが
君臨した暗黒街、その場所の今を地元の人に尋ねながら散策しました。

金陵東路の当時の名は法大馬路(法はフランスという意味) 燕子窩と
呼ばれたアヘン窟が密集 現在は楽器通りとして有名な路です。

中匯大楼・旧中匯銀行 阿片や賭博の運用資金を調達するため暗黒街の
ドン 杜月笙が設立した銀行 河南南路16号 現オフィスビル

1934年に落成した11階建てビル 当時の らせん階段が歴史を物語る

三鑫公司 1918年 杜月笙らは規制の緩い仏租界内の惟祥里に
阿片輸送の保障会社を設立 金陵東路196弄盛沢路53弄 

中に入り屋上へ登ると 外界から一線を画していたのがわかります。

のち本部を寧海路の宝成里へ移す(洗濯物が干しているあたり)
現・延福緑地公園 奥に見えるアンテナマスの茶のビルが中匯大楼 
前の建物は中華里(現・吉安里) 付近の寶興里 宝裕里 宝安坊は

三宝(烟、賭、娼)一中と呼ばれ 阿片窟や賭博場 妓院が軒を連ねた

1920年代から40年代まで ヤクザ、麻薬が蔓延る闇の地帯だった

その寶興里 ボスは番犬くんなのかな〜可愛いけど偉そうです。

案内してくれた 親切なおじさん 

そこは昔 暗黒街だった・・温和な笑顔が溢れる 素敵な場所でした。

百年が経過 ついに この一角の宝安坊が閉鎖されました。 

・・ 杜月笙らが暗躍したアンダーグランド 最終章が真近です・・

あ、今はおじさんの町だったね!色々教えてくれてありがとう 感謝!

旧城内 歩き始めました!
くるっと一周 続きは上海に戻ってきてから〜。

予定変更で先週 札幌へ行ってきました。北国の空は青かった

明日から 再び香港へ ではまた!