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エクシードチャージの亜空間からのメッセージ

2008-06-03 バル日記35回目

いや、それ違うから

[]第35話〜第36話

第35話 アフロディアに花束を(前編)

ガットラーは地球がS−1星の過去である事を隠していた。その事が知れれば地球侵略を拒否する者が現れるのを恐れたのだ。しかし、反アフロディア派のネグロスはそれに気付いていた。その秘密を楯にアフロディアを解任し、自分を戦闘司令官に任命するように迫るネグロス。アフロディアの愛と総統と言う立場の間で思い悩むガットラー。

だがアフロディアは解任され、独房に監禁された。屈辱とネグロスに対する怒りに震えるアフロディア。数日後、突然扉が開き反ネグロス派と名乗る武装部隊が、アフロディアを救出に現れた。用意されたアフロカーで脱出するアフロディア。しかしそれは罠だった。アフロディアに脱走者の烙印を押し、処刑してしまおうというネグロスの計画なのだ。逃げるアフロカーに攻撃を加える円盤群。

「このまま死んでたまるか!」

気がついたときにはすでに遅かった。必死に戦うアフロディアだが、ついにビームで片翼を撃ちぬかれた。砂煙をあげて海岸へ墜落していくアフロカー。波打ちぎわに不時着したアフロカーにとどめを刺そうと、なおも攻撃を加えるアルデバロン軍。その時パルサバーン、キャタレンジャー、バルディプライズの3機が飛来してくる。形勢不利と撤退する円盤群。

ひとつの戦闘が終わった海岸は、何もなかったかのような静寂に包まれている。砂浜をゆっくり歩いていくマリン。その前方に不時着したアフロカーが、夕陽に赤く染まっている。機体の扉が開き、傷ついたアフロディアがやっとの思いではいだしてくる。そのまま力尽きて気を失い、砂浜の上に崩れ落ちるアフロディア。駆けよるマリン。優しくアフロディアを抱きかかえるマリン。

「アフロディア……」

マリンの腕の中で眠るアフロディアは、傷つき疲れ果てたひとりの女だった。夕陽をのみこんでいく海は、血を吐いたように不気味で静かだった。

解説……ケイブンシャ発刊の大百科シリーズ「宇宙戦士バルディオス大百科テレビ版」P202〜P205の粗筋です。一字一句漏れなく掲載しました。だからちょっと文章がアレな感じ。文末が固有名詞で終わり過ぎだろ(笑)割愛された部分の注釈をすれば、冒頭のアフロディアの夢、ネグロスはヒマラヤで死んだガロの弟である事の説明等。解任される前にガットラーがアフロディアに求婚し、無理矢理キスしますが彼女は自分の命を楯に(それ以上近づけば死にます、と言うアレね)ガットラーを完全に拒否した事も省かれ、監禁されている間のガットキングの戦闘も割愛されています。

我が共闘三世社発刊、岬龍飛さんの漫画同人誌との差異はガットキング。龍飛さんはガットキングをバルディオスの初期稿でデザインしましたが、元々存在しない資料だけにケイブンシャ側も困ったようで、203Pには何故か31話に登場した巨大メカオルカの写真が掲載されています(笑)もっと細かく言えば、アフロカーに武装が積まれていないこと、ガットキングのパイロットが映画版で雑魚の様に死んでしまうラスカになっている処。映画版を見ていたファンは思わずニヤリとしてしまう場面だったのでは無いでしょうか。

第36話アフロディアに花束を(後編)

マリンがアフロディアを捕えたというニュースはブルーフィクサー基地を駆けめぐった。月影をはじめ多くの仲間を殺された隊員たちの怒りは、いまにもアフロディアをリンチにかけるほどだった。ひとりマリンだけが彼女を庇うのだった。

アフロディアがクインシュタインの命令で脳波探査装置にかけられ、苦痛でのたうちまわっているとき、かつて軍規を破って処刑されたアランが冬眠から醒めて、部屋に乱入してきた。アフロディアを自分の手で殺そうというのだ。しかし隙をみて逃げたアフロディアは反対に、ジェミーとマリンを人質として通信室にたてこもってしまう。アルデバロンへブルーフィクサー基地の位置を通信するアフロディア。彼女がデタラメの場所を教えたことはマリンにもジェミーにもわかっていた。

通信で知らされた場所へやってきたネグロスたちと、待ち受けていたアフロディアの間に激しい戦闘が展開される。しかし多勢に無勢で満身創痍となってしまうアフロカー。そのときバルディオスが現れた。あらゆる武器を駆使するバルディオスの前に、なす術もなく引き上げていくアルデバロン軍団。火を吹き、まっさかさまに墜落していくアフロカー。パルサバーンで後を追うマリン。

浜辺に不時着したボロボロの機体の中に、傷つき打ちひしがれたアフロディアが横たわっていた。いたわるように抱き起こすマリン。マリンの目に映ったアフロディアは、冷酷な敵の司令官ではなく、運命の重さに耐えるひとりの女だった。ひとりの男とひとりの女が、初めて心を許しあえたとき、女の命はすでに燃えつきようとしていた。

二人を包む夕陽は、ひときわ赤く燃えていた。そしていま、アフロディアは愛する男の腕の中で、静かに息を引きとった。

「アフロディア!」

マリンの悲痛な叫びが、真っ赤な空を切り裂いた。

解説……大百科のP206〜P208を掲載。割愛されたのはアランが殺された部分のみ。折角第五話で処刑を免れて冷凍冬眠されていたアランもこの話ではゴミの様に殺されてしまいます。何の為に生き返ったのか、そして第五話のサブタイが「蘇る復讐者」はこれを意味するはずなのに、何故か復讐出来ずに殺されてしまう。超謎です(笑)

岬龍飛さんの漫画ではアランは復活しても殺されません。威嚇の意味でアランの足を撃ち抜いただけです。本人曰く「ここでアランが殺されたらマリンやBFSの人間は彼女を許さないだろう」との事。ホント、全くです。もしこの場で仲間が殺されたらどんな犠牲を以ってしても、彼女を取り押さえて処刑するでしょうね。と言う感じで今日はここまで。

それではまた〜(I_I)ノシ

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