JPBA Aquabike Japan Championships 2018 Round 5 JJSF フリースタイル全日本選手権シリーズ Round 3 二色の浜大会

JPBA Aquabike Japan Championships 2018 Round 5
JJSF フリースタイル全日本選手権シリーズ Round 3 二色の浜大会

日時:2018年9月15(土)〜16日 (日)
場所:大阪府貝塚市二色の浜海浜緑地
天気:晴れ





elfサポートライダー成績

【JPBA AQUABIKE】


GP1 SKI DVクラス
1位 小原聡将 #37
2位 竹野下正治 #70 
5位 山本陽平 #60
11位 藤井亮平 #72






GP1R/Aクラス
5位 砂盃肇 #87
6位 岳徳志(ポンド) #C-11



SLTD X-2 クラス
1位 塚本晴樹 #2


GP1 SPORT クラス
3位 生駒淳 #86
4位 塚本晴樹 #2


【JJSF FREESTYLE】


PRO FREESTYLEクラス
1位 濱中直也 (#6 Team Lore)
2位 和氣正季 (#6 TEAM Brohymn)




小原聡将選手コメント

9 月を迎え、1 シーズンを Pro Force で闘って参りました aquabike Japan シリーズもとうとう最終戦を迎えました。全日本チャンピオン獲得に向けて走って参りました今シリーズ戦ですが、これまでの 4 戦において優勝はおろか表彰台に立つこともままならず、年間ランキングも暫定 4 位という成績であり悔しいレースが続いておりました。そのため最終戦こそは“絶対に優勝したい!”という強い気持ちの元、ライダー自身の技術力向上、そしてチームの方をはじめ沢山の方に協力を仰ぎマシンのレベルアップに努めて参りました。その結果、リスクはあるもののこれまでよりポテンシャルの高いマシンへと仕上がり、初優勝を目指してチーム一丸となって最終戦へ挑みました。
レースウィークの土日では土曜日の午後に Heat#1、日曜の午前と午後に分かれて Heat#2及び Heat#3 が行われました。天候は土曜日において沖からの突風によって水面は荒れたコンディションとなり、日曜日は天気に恵まれ比較的静水面でのコンディションとなりました。


Heat#1
スタートグリッドはインコースの大外よりスタートしました。荒れた水面の中でもマシンが安定して加速をしてくれたお陰で抜群のスタートを切る事ができ、ホールショットとまではいきませんでしたが 2 位で 1 ブイを旋回しました。その後インコース内のスラロームにおいて前を走行していた選手が進路を見間違えた一瞬の隙を突いて 1 位へと浮上し、合流へと向かいました。合流ではアウトコースの 1 位の選手と並ぶようにして最終ターンへと進入しましたが僅かに先を越されてしまいホームストレートを 2 位で通過致しました。
しかし 2 周目のチョイスコースにおける合流の際に 3 位の選手に先行を許してしまい 3 位へと順位を落としてしまいました。ただしその後の 3 周目には再度チョイスコースで抜き返し 2 位へと順位を上げ、 4 周目では 1 位の選手も追い抜きレース前半に 1 位へと浮上する事ができました。それからは 2 位以降の選手からの猛追を受けましたが一定のアドバンテージを保って順位をキープすることができ、Heat#1 を 1 位で終えることとなりました。


Heat#2
スタートグリッドは抽選の結果によりインコースポールポジションとなりました。今回もホールショットは獲れず 1 ブイを 2 位で旋回し、そのまま合流へと向かいました。合流ではアウトコースからのホールショット艇より先行することができたため最終ターンを2 位で旋回し 1 位の選手を追いかける展開となりました。レース前半は1位の選手へ後ろからのプレッシャーをかけ続けレース中盤以降のミスが起きやすいタイミングで 1 位の選手を追い抜く作戦を立ててそれを実行しました。レース後半に差し掛かり最も 1 位の選手との距離が近づいたタイミングでチョイスコースを分かれました。ここ一発の力を振り絞って全開のアタックを試みましたが 1 位の選手へは僅差で届かず、次周以降も最大限のアタックを続けましたが順位を上げられず、2 位でのゴールとなりました。


Heat#3
これまでのレースでの結果より暫定 1 位の状態で Heat#3 を迎え、最低でも 3 位以内でゴールすることが総合優勝への絶対条件でした。
スタートグリッドはインコースの内側より 5 番目でのスタートとなりました。今回もスタートのタイミングはとても良く、インコースの 2 位で合流へと向かいました。合流ではアウトコースのホールショット艇に続いて 3 位でホームストレートへと向かい 2 周目へ突入しました。早速 2 周目のチョイスコースでは 2 位の選手と分かれ合流で前に出ることが出来、順位を 2 位へと浮上したためその後は 1 位の選手を追いかける展開となりました。しかし総合優勝への条件を再確認し、マシンに無理をかけて 1 位を目指すことが優先ではなく、エンジンを労わりながらも今の順位をキープし総合優勝することが優先であると判断しました。守りの選択肢を取りつつ、3 位の選手には抜かれない一定のペースで走る方向にシフトしました。その結果 1 位の選手には先行されてしまいましたが 2 位の順位をキープしたまま長丁場のレースを終えることが出来、念願の初優勝を果たすことが出来ました。


レースを終えての感想
今大会では自分自身、そしてチームとしても悲願の初優勝となり、支えてくださっていた方々からの期待に応えられたことに対し本当に嬉しく思っております。
振り返れば、1 人で四苦八苦しながら挑戦した開幕戦も、どうにも出来ない悔しさで泣いた小豆島での第 2 戦も、表彰台にあと 1 歩が届かず必死にもがいた蒲郡でのレースも、今回の優勝で全ての苦労が報われたように感じました。
何よりも今回の優勝を自分のことのように喜んで下さったチームの皆さんに対し、恩返しを出来たことに大変喜びを感じております。
そして今大会の結果より、シリーズランキングは 3 位へと浮上し今シリーズを終えることとなりました。目標であった全日本チャンピオンには程遠い結果となりましたが、日本初参戦での Pro Force で得た結果としては意味のある 3 位であったと自負しております。
最後になりますが、aquabike Japan シリーズの参戦に対しご支援下さいましたスポンサーの皆様には大変感謝をしております。ありがとうございました。


10 月より入所致しますボートレーサー養成所に向け、今週末に行われる JJSBA 第 6 戦 大阪二色の浜大会が活動休止前の最後のレースとなります。今大会の結果に引き続き有終の美を飾ることができるよう最後の最後まで精進して参りますので、変わらぬご支援、ご協力のほど宜しくお願い致します。