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2007-12-31 2008-01-02整理補記

人生ログ1638週目

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[071224] 聖なる夜には絶望を

screenshot
絶望な内容と絶望なデザインと絶望なサポート、
絶望なコンセプトがいっぱいな絶望ネット
 
f:id:elielin:20080104193430j:image
なんと2008年1月1日に入った途端
いきなり「希望ネット」になった!
その前に書き込んまれた絶望の数々にもこれで希望へ早変わり!?

[071226]

  • 11:51 PM 咳が収まらず、痛みはないけどノドはやはりスッキリしない。地声でしゃべったらノドがなぜか痛くなる、かと言ってドラミの声で仕事の指示とかを出したりするわけにはいかない。カゼよ早く治れ…

[071227] 国際漫画賞について考えてみた

  • 11:50 AM およそ三、四日前「国際漫画賞」のニュースを見かけた時から思うが、どこの国の政府も低レベルのことをやるな…サポートの伴わない奨励などただのよくできましたで賞。
     
    思えば第一回の時には応募事項に疑問があって外務省に問い合わせたら、「わかりません」の連発。「ではメールで問い合わせますのでわかり次第お知らせを」とメールしたらそのまま音無沙汰。あまり印象がよくない。それで様子見しようと思って参加を見送ったが。
     
    と、トリビアを一つ。第一回「国際漫画賞」最優秀賞の受賞者李志清さんだが、香港国内では優れたイラストレーターとして認知されている。「漫画」賞の受賞は香港の漫画ファンにとってもかなり意外で、ネット界隈で賞の信憑性について議論された。
     
    そもそも「国際」漫画賞で「日本以外」の漫画を募集ということ自体が語弊を感じる。発案者の頭の中には、日本自身は国際の中に入っていないのか?
  • 03:44 PM 2008年夏ウテナがDVD−BOX化!LD−BOX持ってるぞっ!家のLDプレイヤーは壊れそうだから見るのに勇気はいるけどあははorz
  • 04:09 PM 中国からのメール投稿。漫画はン〜なんだけどイラストのレベルは高すぎなので、検索かけてみたらキャリア10年ぐらいのプロで現在大学の講師だった。さてどうしようか。

[071228] 踏み外した処(笑)

  • 06:21 PM 昨日はてダで書いた文章を読み返す。暗い、めちゃ暗い文芸青年のようだ。暗い人なんだ私。なんか明るいネタを考えよう。
  • 06:32 PM カゼがだいぶ収まってきたところで実はインフルエンザだったかもという事実を知る。
  • 07:28 PM ニコ動で1990年の『聖伝-RG VEDA-ドラマ編』を発見。カセット(海賊版の…)で買った人生初のドラマCD。今はどこにしまっているのだろう。
     
    高一当時には林原阿修羅と本多乾闥婆王の会話を覚え、一人で声を変えて演じるのが大好きなんだが、周りにそれは芸だと理解できる人はいなかった。なので自分も大学に入ってから人に言われて初めてそれは芸だと気付いた。
     
    ドラマCDに夢中だった頃にはちょうど林原めぐみの全盛期なので、日本語での女言葉のしゃべり方はかなり影響されてる。だけど見本はほとんど女らんま(ダメじゃん)

[071229] またまたキター!外語で組曲『ニコニコ動画』

[071230] 思い出のない夏の日を思う

  • 06:46 PM 今日のBGMは『METAL of ルフラン ~Re:frain~』。今月の校了日で「第三新東京市はいつも夏」を話題に話をしたことを思い出す。
     
    第三新東京市はいつも夏、AIR積乱雲の風景も夏、新海誠の世界も薄らに終わらない夏、ひぐらしには夏が繰り返す。十代の頃一番鮮明に記憶に残る季節、夏。なはずなんだが私には覚えていない。
     
    キーワードは一緒に夏を過ごす「友たち」だと思うが。出かけて友たちと遊ぶより家に篭って漫画を描いて小説を翻訳するタイプなんて、移動のない夏より里帰りして過ごす新年の方、「家族」と過ごす時間が強く記憶に残る。
  • 07:12 PM 治らない、カゼ。そろそろ良くなるんだろうと思ったら気温がまた下がり、症状再発。元気なままで年を越せそうにない。他社への原稿が進まない。年賀状も用意していないし。2007年は最初から最後までヤバイ。

sellsell 2008/01/03 12:22 >サポートの伴わない奨励などただのよくできましたで賞。

まさしく、その通りなんですがそもそも外務省は国際漫画賞を
文化交流や漫画を文化として権威づけるためのものとして
位置づけてると思うんです。
だから出版社がやるような賞とはそもそもの目的自体が違う
のでそれはしょうがないようにも思えます。
また、日本を対象にいれてしまうと漫画人口の多さから
日本が最初から圧倒的有利になってしまいそうで文化交流
としての意味がなくなってしまうと思ったんでしょう。

こういう事に関しては、講談社のモーニングが一番熱心に
やってると思いますがこれはelielinさんのほうが詳しいん
じゃないかと思いますが講談社はどれくらい育成に本気
なんでしょう。

elielinelielin 2008/01/05 01:47 返事が遅れてしまってごめんなさい。

「交流」というのは、互いに行き来するもので、日本がマンガを他国に持っていけて、他国がマンガを日本へ持ってこれる状態だと思います。そして日本のマンガは他国の作者と読者を影響し、他国のマンガが日本の作者と読者を影響する、やがて響き合うことです。

こんな日本が他国のマンガに対し、「あなたが書いたのはよいマンガです」と言って終了な仕組みは、とても「交流」だと思えません。上から目線の傲慢さえ感じます。講評で「日本の同人誌漫画を見ているような感覚」とか言っちゃうと、本音は他国の文化なんてどうでもいいような風に取られてもしょうがないでしょう。

しかも応募要項によると作品の制作時期も発表したかどうかもかまわないと書いてあって、新人賞なのか表彰が趣旨なのか、交流が趣旨だとしたらいったい誰が誰と何を交流させるためにこの賞を設けたのが全くわかりません。日本漫画家と他国漫画家の親睦会を開きたいなら、旅行代理店に頼んでツアーを組ませばいいのです。

「日本の除外がおかしい」と提起したのも、その「交流」の考え方の延長ですから。日本が最初から圧倒的有利は事実ですから、「国際」漫画賞ならちゃんとそのことを反映すべきでしょう。どうしてもハンデをなくしたいなら、別枠でたとえば大まかな言語別で特別賞を設けたりするといいでしょう。

「交流」が本当に趣旨だと言うなら、まず他国の受賞作の日本での出版ルートを確保してからやった方が…いや、逆に日本の作品が受賞される可能性に備え、世界での出版ルートを確保する、たとえば「受賞したら七ヶ国で同時出版!」とかまで用意したら、説得力はありますが。ただまあ個人的には、そういうことは政府が出てきてやるモンではないと思いますけど(えっ?それこそ政府が出てきてやるモン?)

講談社のモーニングね…いや、実はよく知りません。一口講談社と言えども部署多くて広いですから、まだそこまでたどりつけてません(笑)誰か紹介してくださいと願うところです。

sellsell 2008/01/05 09:31 あんまり、遅れたとかレスとか気にしなくて良いですよ。
レスしたくなるようなコメントつけた時だけで

私はこういうの見るとつい話に加わりたくなるだけなんでw
私にも経験ありますが、気つかって趣味でやってたはずの
ものが負担になってきたりするんですよね。

mixi疲れやらblog疲れとかいうらしいですけど

kuonkizunakuonkizuna 2008/01/05 09:54 >一番鮮明に記憶に残る季節、夏。
夏と言うと、『きまぐれ・オレンジロード』と『海がきこえる』など以外「1995年夏、人々は溶けかかったアスファルトに己が足跡を刻印しつつ歩いていた。酷く暑い...」でしか記憶に残ってない気が...(汗)

elielinelielin 2008/01/05 11:14 >sellさん
blog疲れですか…実はプレッシャーは更新からのではなく、他所のお仕事を請けてて、ブログが更新されて原稿があがっていないと見せられたらマズイですので…orz

>kuonkizunaさん
『紅い眼鏡』ですか…千葉繁さんは最近音響制作の方に行ったのでちょっと寂しいね。

ceenaceena 2008/01/05 13:50 elielinさん、

あけましておめでとうございます。ceenaです。(←ハンドルネームですが、お分かりになりますよね?)年末には国際電話ありがとうございました!

>一口講談社と言えども部署多くて広いですから、まだそこまでたどりつけてません(笑)誰か紹介してくださいと願うところです。

えーと、実はわたしは『モーニング国際新人漫画賞』のスタッフでもあるんですよ。今度お会いする時には、ゆっくりそのお話もしましょう!

elielinelielin 2008/01/05 20:48 >ceenaさん
わかりますとも!明けましておめでとうございます。

>えーと、実はわたしは『モーニング国際新人漫画賞』のスタッフでもあるんですよ。
あっ!確かその話を前回お会いした時、別れ際でちらと話しましたね。今度はぜひともよろしくお願いいたします!

2007-12-29

中国語で組曲『ニコニコ動画』

|  中国語で組曲『ニコニコ動画』を含むブックマーク

今年の5月上旬、中国香港に行ってきた以来、台湾の将来を考えるといつも暗くなるが、先日の記事の内容はマジで暗すぎだと反省した。なんとか楽しいネタを考えようかなと、とにかく10月初自分がニコニコ動画(以下「ニコ動」)に上げた中国語版の組曲『ニコニコ動画』の観察報告から書いてみよう(途中からまた暗くなる予感)

組曲『ニコニコ動画』とは

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「組曲『ニコニコ動画』」とは6月末でニコニコ動画(以下「ニコ動」)にアップロードされ、サービス開始およそ半年間のニコ動で知名度の高い楽曲を繋ぎ合わせたメドレーで、のちにニコ動の「歌ってみた」ジャンルをずっと賑わっていた楽曲。詳細ははてなキーワードウィキペディアの記事にご参照ください。

中国語で組曲を歌ってみた経緯

自分はニコ動を知ったのは1月末なんだが、アカウントを取ったのはちょうどその6月末だったので、幸運にもその夏休み期間で盛り上がる「組曲フィーバー」をリアルタイムで目撃した。*1

と、こういうユーザー参加型サイトはただ目撃するのもつまらないので、自分への誕生日プレゼントは組曲を歌おうかなと思って、歌ったのです(ニコ動YouTube)しかしその一週間前、台湾のBBSサイトPTTのC_CHAT板の有志が作った組曲動画が上げられたばかりなので、大人数でそこまで作りこんでたモノがあるから、その後では時間を費やして映像にローカライズな工夫をするか、もしくはよほど歌唱力がない限り、ピンの外人が普通に組曲を歌うのもただのカラオケなんだなと思った。

そこで、身の回りにはひとり美声を持つ人を思い出した。この前の日記で人生初の商業単行本がなぜかソーシャルブックマークサイトで売られる物分りの良い簡嘉誠くんのこと。簡くんはいい声してるから*2、いい感じで歌ってくれるんだろうと…しかし肝心な日本語は彼が出来ないんだorz

「よーし、おねえちゃんが親切に歌詞を中国語に訳してやろう!」というノリで、9月上旬にちゃちゃと訳した。毎日口ずさんでいる期間はおよそ一週間だが、書き出すのが三時間もかからなかった。が。そのあと簡くんは雑誌連載以外の仕事*3が発生し、仕事だけで死にそうになったので、この金輪際には慣れないことさせてはいかんと判断し…

自分で歌いました(おいおい)

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幸い10月10日は祝日なので、作る時間が確保できた。また前に一回日本語で歌ったから、その経験を基づきパート分けして、収録時間をかなり短縮。歌詞も一ヶ月も前に用意してあったので、勢いまかせで一日かけて作り、11日の早朝でアップロードできた。

コメントから台湾認識を見よう

アップロードしてから二ヶ月半、急に注目されることはなく再生数は地味にじわじわと伸び、12月末現在では再生数は14900回を越え、ニコ動本家でのコメントは3600ぐらい、10月18日からサービス開始した台湾版でのコメントは1000ちょい。ニコ動で10分以上の作品のコメント上限は1000なので、マイメモリー(コメント)が仕様で保存できない台湾版はしょうがないが、本家には1000コメされる度に記録を取っている。

そんなに超人気動画ではないので、コメントはそう早く流らないから簡単に取れる。アピールできる歌唱力はないから(苦笑)、最初から「日本語だったモノが中国語になったのを見て、日本人/日本人以外=台湾・香港あたりの人はどうリアクションするのか」を試してみたいのが目的だと言ってもいい。たぶん取ったコメントをサンプルに、日本人や台湾人の何かが見えるじゃないかと踏んでいる。

それでは日本人も台湾人も最後まで見せ続ける必要がある。歌唱力頼りは無理だから、リズム音痴を生かしながら(笑)、得意な声色早変わりや台湾オンリーのネタ*4を仕込み、説明文に弾幕用のテンプレートも用意し、とにかく何でもいいから最後まで見させ続けようと狙った。結果から見ると、これはうまく行ったと思う。

日本人の場合

コメントから「日本人/日本人じゃない」を完全に見分けるのは一見難しいが、華人は日本人と違い、ネットでやたらに自己主張したがるので、匿名のシステムでもわざわざ自己申告の習性がある。そのまま(簡・繁)中国語を書き込むモノや、日本語だがセンテンスの構造は中国語になっているモノとかをも含めて、わりと簡単にコメント者の出身が見分けられる。

さて、日本人のコメントの傾向というと(多い順)

  1. 普通に面白がる・褒める・指摘する・弾幕で遊んでくれる
  2. 空耳を書き込む
  3. 会話(交流)を試みる
  4. 母国語でもっと唄って」とほのめかす
  5. 台湾独立をほのめかす
  6. 「パクリ国家死ね」が代表するアンチ
  7. 日本語でおk」とシャレでも拒否でも取れる反応
  8. 中国語を勉強しているけど聞き取れないと訴える

当たり前だが最初から今でも普通に面白がるのがやはり一番多い。「wwww」が連ねるコメントが多く、所々の仕込みにちゃんとリアクション。こういう方々のおかげでニコ動は成り立っているような気がする。ただもともとニコ動のユーザーは2chの流れできたのが多く、親台・嫌韓嫌中の傾向が強いので、説明文の「台湾人です」がなければアンチの数がもっと増えるかもしれない。実際この中国語版が上げた二週間後上げられた韓国語版組曲(現在はもうアップロード者により削除された)は、面白がる/アンチの割合は半々になっていて、作るのに労力のかかるカラオケテロップだったや音声が二倍速(!?)など特徴があるにもかかわらず、作品に全く関係のない罵詈雑言ばかり書かれていた。

空耳はニコ動での外国語動画によく見かける文化なので、自分の動画に付くモノもかなり楽しく見てた。最初は少ないが、コメントが1000を超えてきたら増え始めた。まあたぶん同じ人による書き込みとも思うが。早口の中国語は日本人の耳では「ちんちんちんちん」になると、遊戯王のセリフの「放開我(ファン・カイ・ヲォ)」が「ばっかやろー」に聞こえることには自分なりの新発見だった。面白い。また「がんばれ」、「ここは中国語フルでくれ」、「これ歌いたいけど誰かカタカナを」などで代表する国際交流を強く意識したコメントも最初から見かける。

アンチは再生数10000を超えた後(11月半ば)出現、原因は11月半ばに上げられた『日本人が台湾人にお返しの組曲作ってみた』の中国語訳はこの動画を参考していてWIKIに張られているため、返礼組曲の誘導で閲覧者とアンチがそのままやってきたと推測される。また、それに釣られたように台湾方面のアンチも台湾版から流入してきた。ただ面白いのは、「台湾独立しろ」が代表する独立コメントはアンチコメントと、まるで入れ替わるように再生数10000前後でその比例が逆転した。単なる偶然かもしれないが、興味深い。

ここで一番注目すべきのが、タイトルにはすでに「中国語」が入っているのに、コメントに「台湾語はいいね」、「台湾語を勉強してくる」、「これは台湾語じゃないだろう」などがよく見かけること。しかも最初タイトルには「(台湾華語)*5」がなかった時から、今になっても時々見かける現象。どうもニコ動ユーザーの一部には、「台湾人がしゃべる言葉=台湾語」の先入観があるようだ。さらに一歩進んで「なぜ中国語で歌う」、「なぜ台湾語で歌わない」のもあり、それもこの動画にだけじゃない、中国語で歌った『思い出は億千万』も類似なコメントが見かける。

韓国の女の子が日本語で歌う『もってけ!セーラーふく』がアンチにえらい叩かれ、そして韓国組曲の件もあって、ニコ動での「台湾好きの雰囲気」は、どうも嫌中と嫌韓の感情に沿って生まれる現象で、台湾に対する実際の認識によるものではないようだ。小さな台湾は大きな中国と対立するというシチュエーションと、日本及びニコ動での親日派の台湾人の行動・論述から、台湾は中国とは分離していて関わりのない何かに仕立てられ*6、それを称えることで嫌中感情を紛らわせる可能性があるかもしれない。まあ単純に考えすぎだかもしれないが(笑)

日本人以外の場合

日本人以外は主に台湾、中国と香港の方々からコメントされている。結論から言うと、中国人には「台湾人ってがんばってんな、(中国)政府に抹殺されないように気付けな」と言われ、香港人に「これは楽しいな」と素直に面白がれ、台湾人に「これは台湾人じゃない支那人は帰れ」と疑われ罵られる。今まで一回だけ遭わせたタグ荒らしも、文法の間違いから台湾人がやった可能性が高いし、12月30日には「本当に台湾?疑惑(是不是台湾人)」タグもつけられた。あんなに台湾ネタを仕込んだけど、残念なことに私はニコ動の台湾ユーザーから見てどうも台湾人じゃないようだ。いいよ帰るよ、サイド3に帰ればいいだろう(苦笑)

バカか。

台湾人のコメントを絞って傾向を見ると(本家+台湾版で多い順)

  1. 組曲が中国語に翻訳されることに対する拒否反応
  2. 中国語の発音・翻訳にケチをつける
  3. 「これは台湾人じゃない」と連発、及び議論コメ
  4. 普通に面白がる・褒める・指摘する・弾幕で遊んでくれる
  5. 日本人に「うp主は中国人/台湾人じゃない」をアピール
  6. 疑う・貶すコメントに対し「やめようよ」と呼びかける
  7. 「支那人来襲」や「馬英九萬歲」が代表するアンチ
  8. 空耳を書き込む

さらに小分けしてみると、本家の場合1・2(初期)・4・5(10月末ぐらいから)・7(11月中旬から)がメインで、台湾版は5以外のリアクションは均等で時々8、のような感じだった。

さて、これをどこからどう解釈するのか。平常心で「興味深い」とか言ってられるけど、立場は立場でやはり多少感情的になってしまう…ああそうだよ、自分が歌ったモノなのでこう分析に取り掛かるのは気まずいんだよ。

まずは結局一番多かった「拒否反応」から。ニコ動の台湾ユーザーは、組曲動画を作ったPTTのC_CHAT板の住人たちが代表するように、大学生及び大学院生(20代*7)が多く、大学の高速回線を使って、ニコ動にリアルタイムでアップされた日本のアニメを見るのがきっかけの人も多い。つまり20代の日本アニメ好きが中心ということだ。

一言で済ませばいわゆる「オタク*8の近親憎悪」だ、実はそう深刻なことでもない。客観的に見ると全く同じ現象である中央大の組曲258人集団合唱(10月中旬アップ)は、鳥肌が立つほどの褒めコメが流れているのに対し、その後の埼玉の組曲650人集団合唱(12月中旬アップ・現在アップロード者により削除)には信じられないほどのアンチコメが降り注がられる。もちろん、褒めコメとアンチコメを入れてるのは違うグループのユーザーだと思うが、ただ動画の違いでその力関係が違ってくる(そしてコメの傾向として表す)ことは、「外(=得体の知れないもの)」に対しては寛容と憧れ、「内(=自分と同質、同様と思う/認めるもの)」に対しては苛烈で攻撃的、かのような見えない「モノ」は、確かにニコ動の中にあると思われる。で、その「モノ」を内包したニコ動に引かれて進んで使う台湾ユーザーも、同じような性質を帯びていてもおかしくはない。

それと台湾の20代は、子供の頃にはちょうどテレビから中国語のアニメソングが徐々に消え、中国語で歌うアニメソングに親しみの持てない世代*9でもあって、日本語のアニメソングを中国語にするなんて「冒涜だ」と思ってる人もいるようだ。実際『鳥の詩』の段落で「国歌を汚すな」とかのコメントがつけられ、それを見た時には「悪いけどおたくの国はどこ?」と伺えたくなるけどね。ヲタクの国ですかね(笑)

また聞いててもよくわからない日本語は、なんだか格好よく美しく想像している部分が、中国語(自分のわかる言葉)になるとわりと普通もしくは電波だったと気付いて、「夢が壊された」なので反発したりするところもあるが(日本人にも英語の歌の邦訳に反発したりすると同じね)。実際ニコ動台湾版の掲示板には、「ニコ動に(中国語の)下品の言葉で空耳しないで目障りだ」と書き込んだ人が「有名のアレとコレの空耳だって下ネタよ」と教えられ、「日本語だから下品だと感じられなかった」というやり取りがあったし。でもすべてが反発なわけでもなく、『創聖のアクエリオン』のところで「ああっこれは恋の歌だったのか、こんな素敵なのが知らなかった」のコメントもある。このような純粋に中訳で元の曲に対する興味が湧く人が普通にいることもわかる、悪しからず。

ただ「台湾人じゃない」論争について、これは本当に予想外。アップ後まもなく自分の中国語ブログでこの件について文章が書いたし、疑問コメの出現前からそのリンクがコメントで入れられていて、その後も何回か入れられてる*10のにもかかわらず、検索もできないバカ人がこんなにいるとは思わなかった。PTTのC_CHAT板で一時期流れていた「いさじ*11はきっと台湾人だ」デマと照らし合わせてみると、人が自分の意に合わないからすぐにその関係を切り捨てたい、人が他所でとんでもない成功を掴んでいたら繋がりを強調したがる、その台湾人の気持ち悪いところが丸出した表現だった。と、そういえば以前にもここで似たようなことあったな

はっきり言おう、京片子を操れる中国人のそり舌の発音はもっとうまいよ!私の発音はもうすごく台湾式になっていて、「ㄦ(er)」音がほとんど出せずで「ㄣ(en)」と「ㄥ(eng)」も分けて発音しようとしても同じに聞こえる(本当は違う)。私のそれが中国人の発音だと思っているのは、本物の中国人の喋りを聞いたことがないか、己の中国語レベルが低すぎだか、どっちかに一つしかないんだ。国語教育がここまで崩壊している今は、後者の可能性は高いと私はそう思えざるを得ないが。

あとは正直の話、「この人は台湾人ではありません」との旨のコメントを本家に書き込む神経がわからない。なぜ日本人に訴えようするのか?台湾人じゃないから日本人にお願いしてやっつけて(アンチコメをもっと書いて)ほしいのか?意味がわからない。だいだい、台湾人に詐称して何かいいことでもあるのか?そんなみっともないあなたたちを見て、できれば私は自分が台湾人じゃなくなってほしいでさえ願いたくなるさ!ケッ!

なんだか暗くはならなかったが、ずいぶん感情的になってしまいましたね。ごめんなさい。

最後は翻訳にケチつけられる件だが、説明文に「歌詞は基本的に直訳だが、文字数や語呂合わせのため所々改変あり」が書いてあるのに、正確性を要求したり「ここの翻訳は微妙」とか書き込む奴は、たぶん日本語が読めないから無視。自分が唯一「間違ったな」と悔やんでいるのは、締めの『さくら』にあるセリフ「春です」。アレを「私は春です」と解釈するのは確かに間違いだった(本当は「今は春です」の方が正しい)。終盤の簡単なセリフだから逆に気付いてなくて、恥ずかしい。

とりあえずの結論

アップしてからまだ三ヶ月もないので、結論とかを下すのも早すぎると思う。なのでとりあえず。

台湾版で「歌がへた」や「声が変」や「私が歌い直してやる」などのコメントはアップ初期から見かけるけど、もっとローカライズした香港の方による広東語バージョンでさえアップされた今になっても、ほかの台湾人による中国語や台湾語パージョンが上がってこない。予想した展開なんだが、本音を言うとこれはすごくがっかり。

でも一方、10月には地味な(笑)この中国語版と韓国語パージョン、11月にはマレーシアの女の子による英語版*12が英語組曲フィーバーを起こし、12月は広東語バージョンとミクの韓国語版リベンジが上げられ、ミックスによる世界の組曲も出てきた*13。ニコ動を窓口に国を超えた何かは、ドコのナニ人とかを執着する鈍い輩を置いて、恐ろしいスピードで加速しているように見える。その先には何かあるのか。それが目撃できると思うと、わくわくする。いや、ぜひ参加させていただきたいね。

*1:幸運というか残念というか例の「自演騒ぎ」もリアルタイムで目撃した。帰ってきてくれよゼブラ…ううっ。

*2:本人のブログ繁体字中国語)では一回だけ自分の歌った曲をアップしたことがある。「So Much In Love」(英語)という曲で、ひとりで四部合唱のアカペラだった。基本的には高い男声が得意のようだ。

*3:来年の国会議員選挙に向けて、国会議員選に関する学習(?)漫画の仕事。その成果はいま台湾ヤフーで読める!詳しいことはまた今度。

*4:ウルトラマン=超人力覇王(80年代の台湾のレンタル海賊版ビデオで一番良く使われている訳名)とか台湾オンリーの用語、台湾しか使わない中国語の発音記号「注音符号」、中国で歌ったら警察に連行される(?)中華民国国歌とかを歌詞に織り込む。

*5:中国で使われる中国語(北京語ベース)と区別して、台湾で使われる中国語は「台湾華語」、「台湾国語」と呼ばれる。両方ともいわゆるマンダリンだが、アメリカイギリスの英語のような差が存在する。専門家ではないので詳しくは「台湾華語」をキーワードでググってください。

*6:実際、台湾国内でも度々そういう動きが見られる(去中化など)、残念ながらあまりうまくいけそうにない。ここ50、60年の歴史だけ見ても、政治的には可能かもしれないが、いまの台湾を中国から文化的に分離し出すのは、人口の半分以上を入れ替えないとほぼ不可能に近いと思う。

*7:台湾は10年ぐらい前の教育政策改革により、高校が当時の2倍弱、大学が3倍強に増設し、大学生インフレが起きている。1994年全国大学生人数が25万人に対し、2006年の全国大学生人数が100万人以上になり、2007年の大学合格率は96.28%。総人口から換算すると20人に1人は現役大学生という怪現象。2000年以後は大学だけではなく、大学院も増設し始め、しまいに「大学院生インフレ」も起きた。また大学院に入るために大学でわざと留年する人も増え、20代後半でまだ学校にいる人が10年前よりかなり増加。

*8:本当は「オタク」という表現を使いたくないが、名詞が見つからないから仮に使う。台湾(及びその海外)の「オタク」は、環境などさまざまな原因で、その本質は日本の「オタク」のと必ずしも同一だとは限らない。実際、同一じゃないのがほとんどだと思うが。

*9:台湾での日本アニメの放送は30年前から、最初は吹き替え+中国語OPがデフォだったが、その後いろいろあって(また今度…)、1994年の『ママは小学四年生』のOPが最後の中国語アニメソングになり、その後は「日本語OPをそのまま流す」のが普通になった。なので、現在20才の大学生で、アニメソング=日本語のものしか知らない人はいる。

*10:それはちょっと意図に反しているのであまり良くないと思うが…

*11:ニコ動の有名な歌い手。低音が魅力的で私もファン。本人アップ作品からすると宮崎県民らしい。

*12:その前にはもう日本人による英語版が複数アップされたが、映像に工夫していないので、そう注目されていなかった。いいのがあるけどね。

*13:ニコ動で「外語で組曲『ニコニコ動画』」のタグからたどれば上記の組曲が見れる。実際これらを語るともう一文章ができるんだが。

ぼぼよるぼぼよる 2007/12/30 13:34 こんにちは、初めまして。
いつも興味深く読ませていただいています、日本の高校生、ぼぼよる(♂)です。
不肖、中国語を勉強しており5年になります。まだまだelielinさんの話す日本語のように操れませんが、頑張っております。

今回の記事は大変おもしろかったので、コメントさせていただきました(笑)。
ニコニコ動画からお国柄を分析するとは、大変興味深くて。僕はあんまりニコニコ動画を見ることはありませんが、弟がいまして、たまぁに「ウ〜ルトラマン、ウ〜ルトラマン」なんて歌っているものですから(笑)。中国語に訳された歌詞も興味深く読ませていただきました!!

大陸の普通話を簡体字で勉強している私の中国語は、南の人からすればバリバリ「京片子」だなんて言われますが、普段から台湾の文化にも接し、繁体字で台湾の友達と台灣華語でおしゃべりするようにも心がけております。ウルトラマンに「超人力覇王」なんて呼称があったなんて…本当にelielinさんのブログは勉強になります♪

是非弟にも見せて感想を聞きたいと…思います(笑)。
どうぞ、これからも頑張ってくださいね〜。

ぽちぽち 2007/12/31 00:37 簡嘉誠さんのあまりの美声にうっとりしました。
えぇ、うっとりしましたとも!
いいなぁ。
でもお仕事が入ったんだったら仕方がない。
なにかの折にでも是非ニコニコデビューをしていただけると、私が喜びます。

sellsell 2007/12/31 10:13 私もニコニコは開設当初にアカウントをとりました。
無意味にみっつほどw
組曲自体の存在は知っていたのですがTWEETにelielinさんが
中国語版を上げたのに触れて、それを調べるまでこんなに
ヴァージョンがいっぱいあったとは気づきませんでした。

youtubeでは日本人は既存の違法コンテンツしかあげられないと
よく耳にしましたが、ニコ動では創作的な作品が多数上げられ
ているのは、コメント機能のおかげですかね。
やはり、反応があると嬉しいものですからね。

今後のニコ動の問題はやはり著作権侵害でしょう。
初音ミクなどでオリジナル曲が存在するとはいえ、まだまだ
大半は既存の楽曲や映像の使用によるものですから。
まだ、細々とやってた頃は見逃してもらえたものが、これだけ
大きくなってしまうと、そうもいかなくなってきた様です。

ニワンゴがジャスラックに著作権料を支払うという事で
解決しようとする動きもある様な話も聞きますが果たして
どうなる事でしょうか。

elielinelielin 2007/12/31 14:33 >ぼぼよるさん

はじめまして。高校生で中国語学習歴5年!すごいです。

中国大陸と分断されて50年、台湾の中国語は台湾語(ここはホーロー語を指す)、日本語、英語などの影響で、大陸との違う形になっています。近年は大陸とも交流が増え、向こうの用語に影響されたりするところもあります。

ただ台湾の社会はここ10年、90年代以前の脈絡を切り捨てれば進歩に繋がるという勘違いしたようで、まだ近い過去の財産をいかにも簡単で手放そうとしていました。正の財産でさえ切り捨てられますので、海賊版とかの文化の負の財産は当たり前のように記録さえ残らないのです。これはとても残念なことだと思います。

その残らないものを、たとえば『超人力覇王』や『小叮噹(ドラえもんの旧称)』など、(法律に触れないため)日本マンガ・アニメを無理やりローカライズ化される過去などを、一時期ここでメモ程度でもいいからまとめようとしましたが、いろいろあって(遠い目)停滞しました。これからはがんばって復旧(?)しますので、たまに遊びに来てください。

ニコニコ動画は面白いですよ。でもどっぷりつかりすぎるのは10代にとっては不健康だと思います(笑)ほどほどにしましょう。

>ぽちさん

でしょう〜本気でデビューさせたいですが、新収録が無理だったらもう適当にその『So Much In Love』を写真とか付けてあげようかな…と思ってますがw

>sellさん
>やはり、反応があると嬉しいものですからね。

これは創作においてとても大切なことだと思います。リアクションがないと、作る人もなかなか次へは進んでいけないし、いやまず進む意欲も沸かないんでしょう。

二コ動を見てもう一つ気付いたのは、華人が(評論家気取りで)「良い/悪い」で評価したがる傾向に対し、日本人は「好き/嫌い」で評価するのが多い気がします。それが日本人がどんどんモノが作れていけて、華人はイギリス領だった香港以外ではなかなかモノが生み出さない原因の一つかもしれません。

あとは著作権ですが、今までの著作権及びその利益の獲得・分配システムは、これからの時代では成り立たなくなるでしょうと私は思いますが。発表と取得の方法が劇的に変わった今、それに伴う利益の獲得と分配も新しい還元策を考え出さないといけないと思います。

そもそも誰でもコンテンツを作り出す時代に、ただモノを作り出すのはもうそんなに大したことではないのです。コンテンツを作るだけでは金になりません。うまく流通させられることによって金になるチャンスが生まれるのです。ジャスラックが代表する旧時代の著作権料などの徴収・分配組織及びその考え方は、今はまだ上手に出せますが、やがてその事実を直面しざるを得ないでしょう。その時、すでにコンテンツ流通の大手になってるYouTubeやニコ動とは立場が逆転する可能性もありえると、思いますが。

2007-12-24 2008-01-11整理補記

人生ログ1637週目

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[071218] 寂しさは猫をも殺す

  • 03:58 PM メールのやりとりで書いたものをパックアップ。甘い考えかもしれないが、世の中には悪い人はいないと思う。悪いことする人は、ただ寂しかったかもしれない。
     
    寂しいから意識的に/無意識に誰かを傷つけ、誰かを妬み、悪意を散らかす。しかしそれが、自分をさらなる孤独に追い込む。その寂しさを理解してあげることによって、親身になって自分のことを思ってくれる人がいると感じさせれば、少しよくなるのかもと思いますが…やはり甘いんですか(苦笑)
  • 07:42 PM この間血液検査による健康診断を受けた結果が出た。結果が正常なのに、親も含めて周りの人はみんなこれは異常だと言うorz…まあ、確かに腰は時々きますが…とにかく痩せよう。

[071219] 手帳シーズンだね

  • 03:39 PM やっと使い慣れてきた手帳は表紙素材変更で全く違う感じになってしまい、しかも気に入った色が売り切れ。200円追加でワンランク上のを買おうか。
     
    それにしてもプレゼント用で買おうとしたほぼ日手帳は高いな…かわいくて女の子には受けると思うけど、私はもう女の子じゃないからな(苦笑)って考えているうちに自分用でもう別デザインのを買った。まあ中身は同じ365日分があるから使い勝手は変わらんと思うが(違う違う)
  • 06:16 PM 友人の私事や他人事で本人よりムキになり、異議ありとか叫びたくなるのはやはり病気なのかな。そうだとしたらたぶん大学時代からずっと患っている重症患者だね(迷惑なヤツだ)

[071220] 文学フィクションで評論にファンタジーを(?)

  • 02:00 PM 東浩紀ゼロアカ道場…ようするに「過程を晒す」ことによって、「応募→審査」から「参加→公開オーディション」になり、太田克史がジャニー太田に(待て待て)
     
    考えていることがことごとくかぶっててイヤになっちゃうな(苦笑)だけど「評論家養成」に持っていくとは…さすがに微塵も考えていなかった。似てるけど、なんか方向性が理解できない。
     
    なんというかな…評論はやはり物事(対象)ありき、のでは?何か評しようと論じようと、その何かがなければ成り立たないし、評し論じたところで何かが生まれる必然性がないと思うね。というより評論家気取りがヘタに評し論じたところで、何かを消して(消えさせて)しまう可能性がずっと大だが。いまの台湾の社会そのものがまさに実証。
     
    簡潔に考えをまとめてみる。コンテンツの生産ライン上の末端を育てる意味がわからない。まあ、評論もコンテンツもしくはフィクションの一種だと思うと、違う視野が広げるけど。
     
    ん…現時点の一般的な定義で考えると、評論はコンテンツになりえるとは思うが、フィクションだというなら困るね。
  • 04:21 PM ゼロアカ募集PVを見てきた。ジャニー喜多川ではなくつんく♂の方なのかorz…でもつんく♂は自分で曲を作って歌う人なんだよアニキ。

[071221] 過ぎ去らないと過去にはならない

  • 02:38 PM 台湾の書籍流通は問題だらけ。他社の書籍を注文しても、なかなか調達できない。他所からしてみるとうちもそうかもしれんけど。
  • 06:45 PM 英語のインターフェイスで嫌がっていたFaceBookだったが、近日台湾のブログ界隈で関連ニュースが続いてるので仕方なく試してみた。感想というと…そうですね、英語は苦手です。
  • 07:07 PM ニコ動で『大竹まことのただいま!PCランド』を見つけて視聴。渡辺浩弐さんは今でもあまり変わらないところにびっくりして、『天外魔境2』のCMで泣きそうになる。PCエンジンか…らんま、うる星、天外でBURAIを夢中になってやったな…なにもかも懐かしい。
     
    見つかった最終回は総集編になっているので、噂というか伝説というあの渡辺さんの骨折シーンも見れた。15年前の痛さは今でも伝わってくる。ちなみにこの渡辺浩弐がPCランドでの負傷シーンについて、噂やWikipediaでは諸説があったが、映像を見るとブーメランは顔面直撃、肋骨は中国拳法の達人に折られたのを確かめられる*1
     
    それにしても、PCランドは六時台の子供向け番組のはずなのに、収録中にあんな大怪我を負うなんて…90年前後の日本のテレビ番組ってすさまじいな。

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ブーメラン顔面直撃。

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中国拳法とトランポリン。

  • 07:28 PM 映像を見て思ったのは、テレビ番組って、ビデオもままに取れない子供の頃には、放送時刻を逃すともう二度と戻れないモノだった。だからみんなはいつも放送のその時に合わせて、家路を急いでた。しかし今は本放送も再放送も逃しても、YouTubeやニコ動で拾えてる。15年にも前の映像を、その時その場にいないはずの私は、今こうして見て楽しめる。不思議だ。
     
    では、記録媒体の発展によって何度も再現できる事象である「今」は、はたして「過ぎ去る」ことはあるのか。逆に考えると、過ぎ去らない「今」を作為/無作為で重ねていく結果にランダムな切り口を入れれば、その断面はただ一つしかない「瞬間」になれるかな。

[071222]

  • 02:25 AM ダイエット開始から約3〜4キロ減。腹の周りに変化があったが、均等に減ったのではないようで、なんだか変わた体形になっているような気がする。まあそれでもまだ75キロあるので、途中経過は気にしないしn…メチャ気にするよちくしょうorz
  • 12:14 PM のどがカユイタく、カゼっぽい。お湯を飲んで横になろう。

[071223]

  • 12:16 PM 確実に引きました、カゼ。のどが痛い、力が入らない、仕事が終わらない。

*1YouTubeでの最終回は三分割されたが、ここに張り出したのは真ん中の10分間で、ちょうど二つのシーンとも見れる。(20081223追記:元の10分バージョンが消されたので、別の分割バージョンに貼りなおした。)

2007-12-17 2008-01-10整理補記

人生ログ1636週目

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[071210] アメリカ在住だったら大変だが

  • 04:12 PM また日本に着ちゃった。今年5回目。これでさすがに年内はもう来ないと思う。
     
    平均したら二ヶ月ちょい一回のベースだが、本当はそのうちの四回は二回ずつワンセットで、それぞれ二週間と一ヶ月しか間隔がない。計画性のなさが伺えるorz
  • 04:17 PM そういえば税関であの指紋取り&写真撮りマシン触れたよ!面白かった。もし指に切り傷とかあればどうするんですかと聞いたら、「その時は別の指で取らせていただきます」なるほど!
  • 04:22 PM 前回泊まって心地がよかったので今回も東京ドームホテルに。今度は東京ドームを一望できる部屋に割り当てられた!すごくうれしい。

f:id:elielin:20071210155115j:image

[071211] 踏み込んだ人は標本にされる

  • 01:04 AM 作家の渡辺浩弐さんのご好意で、中野ブロードウェイの奥にある秘密基地*1へ遊びに行った。とても不思議な空間で面白かった。
     
    その後の食事タイムもずっと喋ってて、なぜあんなにハイになってるのか、自分もよくわからない。酒を飲んだからか、それでも単に素でおしゃべりなヤツのか…

f:id:elielin:20071211135503j:image
左は玄関、昔は病院の受付だった。
天井の剥き出す配線が内臓みたいでいいな…(こら!)
右は窓からの風景で、カオスな中野の街並みが見える。
またココは渡辺さんの小説『iKILL』に出てきた、
主人公の隠れ家のモデルでもある。

iKILL (講談社BOX)

iKILL (講談社BOX)

  • 01:32 AM 渡辺さんは中国語を独学しているそうで、さて来年のこの頃には中国語で会話できるのかな(o ⌒∇⌒)o))ワクワク
     
    ちなみにその語学勉強に使ったのはこちら↓

地球の歩き方DS 台湾

地球の歩き方DS 台湾

一生ついていきます。渡辺さんm(_ _)m

[071212] 一期一会の価値

  • 10:53 AM 朝起きて急にたこすの東方聞きたくなって、アクセスしたら全部削除されてる。本人の意思だからしょうがないけど、やはり惜しくてしょうがない。その前にDLを済んでよかった(おい)
  • 11:20 AM ver.たこす『東方萃夢想』のmp3を引っ張り出して聞く。歌詞の「いつかは終わると知りながら、月の盃を干す。消えゆく儚い思いを萃め、巡るめく泡沫の酔夢」がすごく気に入ってる。
     
    限りなく複製の利く世の中になったが、イイモノとの出会いはやっぱ常に一期一会なのね。
     
    と、YouTubeで発見ヽ( ´ー`)ノフッ

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  • 08:11 PM どうもサーバーの運営と管理を少し勉強しないといけないようだ。とにかくまず条件に応じて素早く回線と転送量を算出できるようになるまで、基礎を固めよう。勉強勉強。

[071213] 中野ブロードウェイのおいしい肉

  • 11:52 PM 忙しい一日だったが、これからの仕事に対して明確な目標が持てるようになった。夜は渡辺浩弐さんと中野で焼肉を食べに行った。渡辺さんはナベではなく七輪奉行だということを気付く。

f:id:elielin:20071213183445j:image
焼肉を一心不乱に焼く渡辺さん。
美味しかったです。ご馳走様でした。

[071214]

  • 11:36 PM 午後六時半日本発の飛行機に乗り今自宅に着いた。とても充実な一週間だった。あとは繋いでいくことに専念するぞ。

*1:関連記事は「日々是コージ中」第97回第98回第104回などを参照。これらの記事は場所を確保したばかりの時(2002年末)のモノだと思われ、近況は同サイトに書いてあるような記憶があるが思い出せないし見つからない。興味のある方は自分で探してね(無責任な…)

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2007-12-10 2008-01-10整理補記

人生ログ1635週目

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[071203]

  • 01:08 AM 九時ごろ他社の二次会に呼び出され、現在帰宅。着いた時に主賓の目はすでに焦点が合っていない。って酒は飲まないので、ほろ酔い雰囲気の中で独りシラフ。楽しいというとすごく楽しかったのですが皆さん本当におつかれさまです。今晩はどうか早めにお休みなさいませ。

[071205] 塩沢兼人さんに捧げる動画

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[071206] 編集のキワミ

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[071207] ココではないドコカ

  • 01:14 PM 先日会話の中で「台湾人ユートピアに住んでいる」と言ったが、その「ユートピア」をいわゆる理想郷の意味ではなく、「どこにもない場所」の意味で使った。
     
    国や歴史に対する認識が分岐し、他国のにしても己のにしても文化の脈略を重視せず、自分が住むべきと妄想する所と、自分の身の回りに纏り付く現実が遊離している。そんな状態だと思う。
     
    「ココではないドコカ」に憧れ、しかしその「ドコカ」には決して到達することができない。気の狂う話だ。

[071208] メタルギア強化週間なのか今週は

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2007-12-07 2007-12-27補記

elielin2007-12-07

守るべきもの

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ここ二、三日、台北市の中正紀念堂(蒋介石記念館)の牌坊にまつわって騒動が。碑文を変えるか変えないかことで衝突&流血事件までに発展。もういい大人だからこんなことに意地張り合ってどうすんだと思うが。バカバカしい。

まず事件のあらすじをおさらいしてみると、発端は今年の3月に遡る。中正紀念堂の管理責任を負う教育部(日本のかつての文部省にあたる中央省庁の一つ)がそこを「台湾民主記念館」に改名するという行政命令を台北市に下す。法律的に問題があると野党の国民党が反対し、膠着。

5月、陳水扁総統は中正紀念堂の牌坊の碑文「大中至正」を「自由広場」に変えると宣言。「大『中』至『正』」にある「中正」は蒋介石の名(「介石」は字)なので、教育部の行政命令に沿える発言と捉えられる。しかし6月、国会で野党が動員し、教育部が提出した民主記念館の組織案と規則を否決、その行動を弾劾すると。ココで一段落。

11月、教育部が突然月末までに碑文「大中至正」を撤去し、「自由廣場(自由広場)」に変えると言い出し、台北市政府と対立。それでダラダラと12月に引っ張り、5日前後ではついに記念館の封鎖申請など強引な行動に出る。これで「大中至正」を維持する派と、「自由廣場」に変えるべき派のそれぞれの支持者が、記念館前へ集結(と言っても合わせて数十人規模だが)して対立し、群衆が騒ぐわ記者が群がるわ目立とうとする狂人が演説するわ。二年前の空港衝突事件を思い出す光景だった。

で6日、完成当時*1から固定された碑文「大中至正」の四文字の取り外し、及び新碑文「自由廣場」を付け直すため、記念館を三日間緊急封鎖と朝9時に発表、当日朝10時から実施。あまりにも急なんて日本や韓国からの観光客がみんなガッカリして、そのガッカリした表情は各ニュース放送局にて延々と放送される。そして昼前の11時頃、一台のミニトランクが運転手の故意で人込みに突っ込み、新聞記者を五人も巻き込んだ大惨事が。そのうちの一人はトランクの下に巻き込まれて重態になり、テレビのニュース放送は深夜までこの件で埋められる。そして翌日、すべての新聞がショッキングな写真を一面に掲載した。例えば…

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…こんなものとか(from 蘋果日報)。実にヤバイ。

「ただの四文字のためにそんな生々しい事件まで起こすのはどうよ」と私と同年代の台湾のアルファブロガー李怡志(Richyli.com*2は、揶揄を込めて「もういっそのこと新碑文などつけないで、そのままLEDパネルをつければよいのでは」との旨の記事を書いた。「国民党が与党になったら『大中至正』、民進党が与党の時には『自由廣場』、大陸観光客向けに『自由广场』(簡体字)も変えられ、祝祭日に合わせて『耶誕快樂』(メリークリスマス)も自由自在」とかなり具体的な案を出しているので、翌日そのアイデアに基づき合成したLEDパネルの運用予想図が作られてアップされ(下図参照)、碑文ジェネレータまで作られた*3

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LEDパネルが「ご町内お役立ち情報」を映し出す時の予想図

このネタは10代後半から30代中心のネットユーザーに大うけで、どこの若者中心の掲示板へ行っても「LEDにしろLEDに!」とかでリンク張られたりする。現場に集まる群衆とその世代*4とはえらい温度差が感じる。

確かに、憎き蒋介石を代表するシンボルとして、その四文字を取り外し、いまからでもいいから自分の大切な何かを守ろうとしている人もいれば、蒋介石を尊敬し、どうしてもその四文字を通してその敬意を守りたい人もいるとは思う。両方の立場とも理解できる。しかし「それ」だけのために、平たく言えばそのコミュニケーションの不具合で生んだ意地のぶつかり合いだけのために、いい年した大人がこれほどの茶番劇を広げる意味は正直の話、30代に入ったばかりの私には理解できない。

それ以外にも、いいや、それ以外でこそ守るべきものが、まだまだたくさんあるのだろうに。

生まれはちょうど蒋介石没した1975年の一年後なので、記憶のある時から中正紀念堂は存在しているような気がする。青い屋根と白い壁、すごく広いところにある雄々しい建築、そして四周を固める、憲兵がまっすぐに立て守っている牌坊。まだ101ビルがない時代で、基隆育ちの子供の私にとっては進んでいる首都・台北の象徴だった。

よくよく思えば、経済が飛躍に発展を遂げた台湾の80年代、台北で就職、就学していた人々は、少ながらず「大中至正」の牌坊を目印にデートやクラブ活動の待ち合わせ場所にしたり、「中正紀念堂」でのイベントを参加したりする記憶を持ているのであろう。特にその近辺にある中・高校の卒業生や現役の生徒にとって、さそがし思い出のあるところだったはず。その世界の景気とともに成長する台湾台北の風景の一部を撤去・変更するのは、近年ではなかなか作りにくい「人々の共同記憶」というの一部を撤去・変更することに相当する、慎重に行うべきことであるはずだ。

なので、教育部のそのまるで砂の城を崩して作り直そうとしか見えない短絡なやり方が、私には全く賛同できない。かと言って、現場に駆けつけ、狂ったように涙を流しながら抵抗する人たちも好ましくない。これはもっと深刻で、もっと地味だが重いテーマで、たとえ議論をしようとしても、もう少し静かで緩やかな表現に似合う話だと思う。

例えば文章で、例えば写真で、例えば映像、例えば唄、例えば絵画、例えば古い新聞や昔ばなしに載せた思い出の中、いろいろと出し合って、いろいろをゆっくりとまとめて、いろいろな解決策や理想像を描いていく話だと思う。

しかしこう考えてみると、驚くほどに見つからない。台湾ではその文章とやら、写真とやら、映像も唄も絵画も、すべてはあんなにも弱々しく、いかにもとチープに扱われ、影響力がなかった。

だからか、とはっとする。

守るべきものが見つからないから、己の意地だけを必死に主張し、見えるシンポルの裏表を守る行為を取るしかない。その醜い姿は、次の世代の心の中の大事のものを壊して、根こそぎにもぎ取っても省みずに。

だから、これからも取り壊されていくんだろう。碑文も、言葉も、この国の人々の心にあるべきの、何もかも。そう、すべてはまるでLEDパネルのように、何でもチカチカで光り映し出せ、そして電源を切れたら何の跡も残らずに消える、何もかも。

*1:1980年完成なのでおよそ30年前のものだが、頑丈な作りでしっかり固定されていて、外す工事にかかった方は苦労してたという。

*2:本職は台湾ヤフーで働くジャーナリスト(兼管理職?)。

*3:冒頭の画像はこれで作った。文字数の上限は6文字で漢字のみ(フォントの制限で出ない漢字もたくさんある)が使える。日本人の方々は自分の名前とかを入れてみるのが面白いかもしれない。

*4:現場の群衆は、映像と写真から見て若くても40代後半、大抵50代〜70代の人が多かったと推定できる。そういえば去年9月からのあのデモも、この世代がメインメンバーだった。

shengsheng 2007/12/07 20:03 右から左で書けないのが惜しまれるところ。
(あ、逆の順で打てばいいだけか)

elielinelielin 2007/12/07 22:14 あ、そうですね。逆順のを作って差し替えますよ。

2007-12-03 2008-01-10整理補記

人生ログ1634週目

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[071126] 言葉は積み重ねて文化となる

  • 01:53 AM 己の国の文化が薄ければ、他国の言葉を覚えて外から知恵を導入し、自分の言葉で国内に広め、やがて文化を厚くするはずだが、台湾の場合は導入まで盛んでいるが、自分の言葉で広めようとしない。だから真似まで上手にこなせるが、進化まで持っていけるモノのが少ない。
     
    もっともここ十年、台湾で「自分の言葉」と言ったら何を指しているのかと、それがだんだんはっきりしなくなるのは文化の厚み云々よりずっと大問題だが。

[071127] page.1 退屈(苦笑)

  • 06:32 PM 時々話し相手が頷くだけの会話がイヤになる…博識だと言われてもちっとも嬉しくないよ。

[071128] 坂のある風景

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遠いこの街で

遠いこの街で

[071129]

  • 09:34 PM 寒くなりました。いきなり冬になった感じ。冷え性なので手袋の出番です。

[071130] 常習犯の弁解

  • 12:52 PM いさじが初音ミクの歌を…やばい。やばすぎる。ツボのど真ん中にクリティカルヒットだから今日のエンドレスBGM。
  • 10:35 PM 恩田陸作品の中国語版の序説の仕事を引き受けた。今週の休みは読書とグーグるに費やす予定。
  • 10:44 PM 振り返ると今年…序説や解説の仕事をかなり受けたな。悪性だとも言えるほどの締め切り破り常習犯なので、関係者方に迷惑ばかりかけてごめんなさい。で、Twitterで(しかも日本語で)謝ってもな。

[071202]

  • 11:26 PM 恩田陸『ユージニア』を読了。作品自体はおもしろいけど、台湾でミステリとして売ろうとしたら、序説というか手引きみたいのをうまく書いておかないとたぶん苦情がきますね(悩)
ユージニア

ユージニア

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