芙蓉、紫露草、朝顔、房酸塊

札幌、雨曇り。空気は重たいが、気温は下がり、かなり過ごしやすくなった。

藻岩山は雲に覆われて見えなかった。

昨日変わった形の花弁のタチアオイと誤って記録したこの大輪の(直径15センチくらい)花は、kinaさん(id:kina)のご指摘通り、フヨウ(芙蓉, Cotton rosemallow, Hibiscus mutabilis)だった。実は、コメント欄にも言い訳めいたことを書いたように、今朝も気になって撮影したのだった。アオイの仲間 (Malvaceae) の同定をめぐっては、ちょっとした思い込みがいかに認識と判断を誤らせるかということを再三経験した。

毎朝目にとまっていたムラサキツユクサ(紫露草, Tradescantia reflexa)を初めて撮った。

毎朝目にするお気に入りの色合いのアサガオ朝顔, Japanese morning glory, Ipomoea nil)の花弁に赤みがさしてきた。すでに萎れた花もある。

定点観測しているフサスグリ(房酸塊, Gooseberry bush, Currant, Ribes rubrum)の真っ赤に熟していた実は黒ずみ、水分を失ってしわくちゃに潰れた状態のものも見られた。

キキョウ(桔梗, Balloon flower, Platycodon grandiflorum)の立派な蕾を初めて撮った。

この赤紫色の独特の形の花弁の植物は、おそらくランの仲間だろうが、花をパッと見た瞬間には、頭のなかでかつて見たアヤメの仲間、マメの仲間、ランの仲間の印象(の記憶)が交錯する。未同定。