2008年06月28日
モニカ・ゼタールンド(Monica Zetterlund, 1937–2005)
音楽 | |
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Watch(Monica Zetterlund with Bill Evans Trio "Waltz for Debby")
YouTubeにアップされているこの動画がなかなかよかった。1966年10月にコペンハーゲンのジャズクラブ(Gyline Cirkel)で収録されたスウェーデンの歌手モニカ・ゼタールンドとビル・エヴァンス・トリオの『ワルツ・フォー・デビィ』の本番前のリハーサル風景のようだ。画面の右上隅に「2」という数字が見える。テレビ番組用の収録だったのだろうか。詳細は不明。ベースはスコット・ラファロ亡き後のエディ・ゴメス、ドラムスは映っていないが、アレックス・リール。
人生にリハーサルはない。いつでも人生は本番だよ、と語りかけて来るような、もの凄い集中力にさりげなくシームレスにスイッチが入る様子が随所から生々しく伝わって来る。もちろん、とてもリラックスもしている。
モニカの歌うドイツ語に近いスウェーデン語の歌詞のどこか素朴な響きをエヴァンスの、もう天才的というしかないピアノの繊細な音がみごとにフォローしている。実は、そもそも"Waltz for Debby"に歌詞があったなんて知らなかった。モニカ・ゼタールンドも初めて知った。
カラスの繁殖期なので...
SJC | |
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数日前に大学のキャンパス内の松の木でカラスの巣の撤去作業が行われていた。その作業を見守っていた若い職員さんから聞いたところでは、近所に住む方が過敏になった親カラスに襲われ怪我をされたという。
今夜の散歩で興味深い張り紙を見た。あるお宅の塀に貼付けてあった。ほぼこんな内容だった。
近所のカラスの巣でヒナが孵りました。しばらくの間親カラスは非常に神経質になっているので、その巣をしげしげと眺めたり、親ガラスを睨んだり等、彼らの神経を高ぶらせるような行動はどうか慎んで下さい。ヒナがある程度育つまでの間は、10日ほどらしい、敢えて知らんぷりして、巣や親ガラスを見ないようにして下さい。そうすれば、カラスたちも過敏にならず、人を襲ったりすることは決してありませんから。
へぇー。感心した。こんなカラスとの共存の思想が籠められたお知らせを書いた方とお話ししてみたいと思った。夜の散歩の賜物である。
白竜神の消息
生活 | |
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以前、川っぷちに建つ謎の祠は水の神である白竜神を祀っていたという事実まで突き止めた。
祠のある中村牧場に向かう山道
白竜神のその後の消息を確かめるために、中村牧場を訪ねようとした。しかしすでに牧場も、中村家も存在しなかった。
祠から一番近い家を訪ねて、ちょうど畑仕事をなさっていた方に、表札がなかったこともあって、てっきり中村さんだと思って声をかけた。するとまったくの別人で、中村さんはもう10年前に亡くなり、中村牧場もすでに存在しないことを教えられた。私が馬頭大神や白竜神の祠のことを調べていると聞いて、その方は中村さんのご子息たちはみなこの土地から離れたが、実弟の中村さんが近所に住んでおられるから訪ねてみるといいと助言までしてくださった。
中村さんご夫婦は親切に応対してくださった。お二人からうかがったお話では、やはりお兄さんは10年以上前に亡くなられ、息子さんたちも全員町に下ったという。中村牧場は存在しない。弟の中村さんご自身は仕事上では中村牧場とは関係なく、農業をやってこられた。馬頭大神の由来は私が調べた通りだった。そして祠についても白竜神が祀られていたのは確かだった。さらに、やはりその白竜神はどこかの寺、おそらく盤渓のどこかの寺に「返された」らしいという。しかし確かではないと。それを聞いて一瞬以前訪ねてその波題目の「南無妙法蓮華経」と「法龍水」と名付けられた正しく「龍=水」を祀る祠(ほこら)のある盤渓山の妙福寺(「呪文、暗号(cipher)?」)ではないかと思ったが、しかし、「たしか尼寺じゃなかったかしら」という言葉が奥様の口から出て、混乱した。また以前から少しひっかかっていた、祠のある場所からさらに奥まった場所にある布袋神社に返された可能性はきっぱりと否定された。
中村さん宅を後にして、私はもう一度祠の存在をこの目で確かめに行った。草木が生い茂り、祠は部分的にしか見えなかった。ウグイスの囀りが時折聴こえた。
もしかしたら何か情報が得られるのではないかと感じて、祠とは直接関係のないことが分かった布袋神社も訪ねてみた。するとちょうど鳥居の近くでご住職さんが雑草を抜いているところだった。声をかけて、事情を話し、白竜神の祠についてうかがってみた。興味深いお話をいろいろとうかがうことができた。中村牧場では昔は川から水を引いていたから、川縁に竜神を祀る祠を建てたのだろう。布袋神社では祠の白竜神を受けてはいない。そもそも布袋神社は八意思兼神を祀っている。竜神を受けることはありえない。それができるのは水を祀る大きな神社、水天宮ではないか。
そういうわけで、祠に祀られていた「白竜神」は、盤渓のどこかの寺あるいは水天宮のどちらかに「返された」ということまで明らかになった。
正直なところ、白竜神の消息もさることながら、中村牧場の消息の方が感慨深かった。
意味より音の方が頼りになる
メモ | |
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前エントリーで、おばちゃんたちが自転車を漕ぎながら大きな声で歌うように発していた言葉が次のどれだったか分からなくなりました。
1なんだ坂、こんな坂
2あんな坂、こんな坂
3どんな坂、こんな坂
最初は1だと思ったのですが、多分意味を考え始めたために、だんだん違うような気がしてきて、2に書きかえました。でもそれも違うような気がしてきて、3だったような気もしてきました。家族に訊いてもみましたが、はっきりしませんでした。グーグルでウェブ検索してみたら、「汽車ぽっぽ」(本居長世作詞・作曲)という童謡の歌詞では1でした。
お山の中行(ゆ)く 汽車ぽっぽ
ぽっぽ ぽっぽ 黒い煙(けむ)を出し
しゅしゅしゅしゅ 白いゆげふいて
機関車(きかんしゃ)と機関車が 前ひき 後押(あとお)し
なんだ坂 こんな坂
なんだ坂 こんな坂
とんねる鉄橋(てっきょう) ぽっぽ ぽっぽ
とんねる鉄橋 しゅしゅしゅしゅ
とんねる鉄橋 とんねる鉄橋
とんねる とんねる
とん とん とんと のぼり行く
(http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/kisha01.html)
やっぱり耳が覚えていた1が正しかったようです。
なんだ坂♪、こんな坂♫
札幌、晴れ。朝から暑い。
おっと、こんなに目を丸くして驚いた表情を見せる猫を初めて見た。近所の塗装屋さんの物置の屋根にて。
トウモロコシたちは順調に育っている。丈70センチくらい。
ふと見上げるとそこに大きな薔薇の花があった。あるお宅の庭から歩道に向かって顔を出している。
その傍には花弁一枚一枚が蝶の翅のように見える花が。未同定。ジャコウアオイ(麝香葵, Musk mallow, Malva moschata)だった。
散歩後半、楽しそうに声をかけ合いながら、体を大きく左右に揺らしてペダルを漕いで、私たちの脇を駆け抜けて行くおばちゃんたちがいた。視線が合った瞬間に私が笑顔を向けると、彼女たちも笑顔を返してよこしながら、「なんだ坂♪、こんな坂♫」と大きな声で歌い始め、より一層ペダルを強く踏み込んでいた。「なんだ坂♪、こんな坂♫」? いい感じで自分を励ます、独特の節回しのこの言葉を聴いたのは何十年ぶりだろう。一瞬、音声の記憶の深層に潜って行くような感覚を覚えた...。そしてそれまでは全く意識していなかったが、たしかにその辺りは緩やかな坂道なのだった。おばちゃんたちは少女のように可愛らしかった。(「おばちゃん(おばさん)」という言葉に抵抗を覚える方もいらっしゃるかもしれませんが、私もまた「おっちゃん(おじさん)」なので、悪しからず。)
その直後、移動刃研屋さんに出会った。「刃物とぎ」と印刷されたプレートが前後の窓に外から目立つように置かれていた。車の外では小型の発電機が唸りを上げ、ドアを半開きにした後部座席にはうずくまる人の背中が見えて、キーンという研磨する音が聴こえていた。
Yさん宅で、完熟して黒光りするヤマグワ(山桑, Mulberry, Morus bombycis)の実を20個ほど頂いた。帰宅後すぐに水洗いして口に入れた。甘酸っぱい懐かしい味が舌の上から口中に広がる。桑の実は極小の粒が房状に集まっていて、一粒一粒の表皮、表面は非常に薄いため、指で摘むときにちょっとでも力を入れすぎると破れて指は果汁にまみれる。せっかくなので、ティッシュに「どどめ芸術」(Mulberry Art)してみた。


















こんな動画があったのですね。エヴァンスも若い!
一昔前、LPで聴いていたころには、こんな風に動画で見ることができるなんて思いもしなかったものですが・・・。
いいものを教えていただきありがとうございます。
ゴメスは初々しい感じでしょ。
早速、64年の”Waltz for Debby”Monica Zetterlund & Bill Evans注文しちゃいました。