「求めること」

なんだかご無沙汰している福井@開発チームです。
気がつけば2ヶ月ぶり。なんでこうなったのかよくわかりません。
・・・もしやハブられてる?



さて、2ヶ月前に「既存機能のリニューアルを10月に行う」とアナウンスしました。
もうリリースから随分経ってしまったのですが、この場にてご報告を。

「適職マッチング」リニューアル



転職mapx(マップクロス)が持つ機能のうち、他サイトが持っていない機能の一つが「適職マッチング」機能です。
以前までの適職マッチングは、60問の設問に回答すると、求人企業側とのマッチング度合いが数値(と、ハートマーク画像で)わかる、といったものでした。
今回のリニューアルでは、既存の機能はそのままに、


1.回答した結果で、「あなたが仕事で何を一番大切にするか」を全14パターンの中から診断。



2.さらに、1の結果から、「大切にするもの」に応えてくれる求人情報をレコメンド。

といった付加機能が加わりました。





実は転職される方にとって、大事なのが「絞ること」だったりします。
転職の際には「給料も沢山ほしいし場所も近くないとダメだし、あんまり社内の人と遊びに言ったりは面倒だなぁ・・・」と、「あれもこれも」状態になりがちです。
そのまま転職活動を続けても、「この会社はAはいいけど、Bはダメ」「こっちの会社は
Cは十分だけど、DだからNG」ということを繰り返し、しまいには「あれ?結局何で転職しようとしたんだっけ?」という悲惨なことになってしまいます。
だからこそ「要求事項を絞る」ことが非常に大切なのですが、自分ひとりで転職活動を進めているとついつい忘れがちです。



そこで、新しい「適職マッチング」では、「一番大事なこと」を改めて考えてもらうことを目的としています。
その上で、「それに応えてくれる会社」をこちらからお勧めすることで、双方にとってハッピーな転職になるのではないか?という仮説のもとに、[2]の機能を付加しました。



幸い求職者の方からはご好評頂いているようで、今まで私が作ってきた色々な診断系コンテンツより、圧倒的に高い利用率のようです。
これで求人企業の皆様にも良いマッチングが提供できれば幸いです。

「求めること」と「与えること」

ここ最近、色々な会社の求人広告を内外問わず勉強して、一つ思うところがあったので駄文を。これはあくまで私個人の感覚だと捉えて頂ければ幸いです。



求人広告の一つの区分として、大きく2タイプがあるような気がしています。
一つは「求職者に求める事項」にウェイトを置いた広告と、
もう一つは「求職者に提供できる事項」にウェイトを置いた広告です。



どちらが良いか悪いかは、正直その会社の業界や募集職種、求めるレベルによって全く異なるので一概にいう事はできないのですが、
どうも「求めること」に比重を置きすぎた求人広告が多いような気がしています。





片や、応募資格や求めるスキル・人物像についてはたくさんの記述があるのに、
「その仕事にはどんな魅力があるか」
「この会社にはどういった魅力があるか」
といった
「与えること」についての記述が薄い、若しくは全くない求人広告。

片や、応募資格や求めるスキル・人物像だけでなく、
「この仕事を通して、こういったスキルが身につく!」
「この会社で働くことで、こういったものが手に入る!」
といった
「与えること」にも十分なボリュームのある求人広告。

職種や業種、規模といった指標要因が全く同じだったとしたら、
果たしてどちらの求人に魅力を感じるでしょうか?
答えは言わずもがな、であるような気がしませんか?



決して『「求めること」より「与えること」の方が重要!』ということではありません。
見もふたもない言い方をすれば「どちらも重要」です。
「求めること」のレベルを妥協できない範囲まで落としてしまうと、結果として双方にとって不幸な雇用となってしまいます。



月並みですが、「求めること」と「与えること」のバランスが重要です。
なんだか当たり前の事言ってますね(笑)



しかし、そのバランスを間違えてしまうと、本来応募が来るはずの求人に人が寄り付かなくなってしまいます。
それほどにこのバランスは重要です。
今一度、自社の求人広告や求人内容を見直されてみては如何でしょうか?
少しバランスを調整するだけで、見違えるような成果を生み出すかもしれません。