水無月の四

●6月某日: 前回の掲載から3ヶ月が経ったので、また新聞の読者欄に投稿。まんまと掲載される。地域社会との関わり方について述べてゲットした謝礼の図書カードで、オードリーが出した新刊を買おうともくろむ女32歳のわたくし。こんな大人になんてなりたくなかったー! 嘘です。さっ、隣駅までてくてく歩いてちょっと大きな本屋さんへ行きますよん。

ハイ売り場です・・・ん? ん? ない!ない!置いてない! だってオードリーの新刊ですよ?! どーんと2列ぐらい平積みになっているイメージだったのに。世間と自分の価値観のギャップにへこむ女32歳のわたくし。さては売り切れたのか?! なんたってオードリーの新刊だからな! 

し、しかしだよ、いざ店員さんに聞いてみようとすると、ちょっと腰が引けるもんだわね。。。。「あ、あのぅ・・・オードリーの新刊ありますか・・・」ベビーカーを押したこんな三十路の女ってどーなんだ。今日は化粧こそ一応してるものの、いかにも近所仕様のもっさい格好してますよ。うーん、どこかに一冊くらい残ってないものか。。。新刊コーナー、芸能本コーナーはもとより、目を皿のようにして、店内をくまなく見て回る。ベビーカーでぐるぐるしてすみませんよ、ほかのお客さん。あっサクさん、商品に手を出しちゃだめー!(最近多い。本屋の平棚って、ちょうどベビーカーの高さなんだよね泣)

ム?ムムム? これは・・・うわー発見! なんと、『西日本新聞 今月の新刊紹介欄より』というコーナーに並んでいるではありませんか! どういうやわらかいチョイスだ西日本新聞、でも、もちろんグッジョブですよ! 帰り道の自分のあまりの機嫌の良さに、我ながらちょっと引いた。

『江』 第23話「人質秀忠」

なるほどね〜、こうやって、夫になる前からちょこちょこ秀忠は出てくるのね。そりゃまぁうれしいよ、うれしいけどさ、秀勝・江・秀忠の3ショットなんてものは、もっと後にとっておいてこそ美味しいんじゃないでしょうか。ファンにも節操ってもんが、少々はありますのよ。

向井理、小面憎い演技に違和感ゼロ。はきはきしたせりふまわしは小気味よく、時代劇に合ってると思う。樹里ちゃんがんばれ!

しかし三成の豹変ぶりは何・・・萎えるんだけど・・・これまでまるで金魚のフン状態だったから、単に頭の弱い子が頭の弱さ丸出しで感情的になってるだけにしか見えない・・・。利休切腹も、先週からとってつけたようなフラグ立てちゃってさぁ。そしてまた、とってつけたようにそこに居合わせるお江ちゃん。いくら主役でも工夫してー!

早々に離脱する秀勝は、好青年ってだけの扱いでもいいけど(ほんとは良くないけど)、秀次の造形が今回なかなかおもしろいものだけに、豊臣家崩壊までのあれこれは見ごたえのあるものを期待したいところなんだが。