最後の一壜

スタンリイ・エリンの短編集。同じく短編集であるデビュー作『特別料理』と比べると洗練されただけ怖さが無い。一寸ひねりの利いたドラマぐらいにまとまっていて、面白いのだが意外性に欠ける。期待していただけに残念。
この本は古本で買ったのだが、なぜかあちこちに傍線が入れてあった。そういえば昔は古本市なんかで出回る本はそういうのも珍しくなかったものだ。懐かしい。というか中野サンプラザの古本市に行きたい。

最後の一壜 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

最後の一壜 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)