おじいちゃんはデブゴン

監督・出演:サモ・ハン・キンポー(2015 中=香)
出演:アンディ・ラウほか
内容:認知症のじいさんが悪者をやっつける。
このところ、涙腺がゆるい。以前は何を見ても感ずるところはなかったのだが、最近では特に子供が出てくるものに弱い。それでもさすがにこの作品でグッと来ることはなかった。
なぜか。それはサモ・ハン・キンポー演じる元SPのおじいちゃんが、(近所の子供のために)悪いやつをやっつける、ただそれだけの映画であるからだ。本当にそれだけなので、いっそ清々しい。一応子供が主人公なので、こいつは涙腺崩壊系か?と訝しみながら見たのだが、まったくそんなことはなかった。まあ、子供がそれほど大変な目にあってないというのもあるか。
それよりも、「プロジェクトA」や「大福星」で活躍していたサモハンはまだ元気なのである。小学校の友達と会って、昔のままでいるのを聞いたようなうれしさがある。デブゴン万歳。