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平凡な生活:Une vie ordinaire

2018-01-03 墓参りと墓掃除

天気がいいので,墓参りに行く。

墓地近くの園芸店で花を買う。その包装紙とマッチで線香に火をつけるのが年老いた両親のやり方なので,私もそれを踏襲する。

今日は強風だったので中々包装紙に火がつかない。そもそも風が強く,マッチも引火した瞬間に,燐に全て火が回る以前に消えてしまう有様だ。花の包装紙だけではうまく行かず,結局ゴミ置きから乾いたタウン紙を拾ってきて,マッチを10本近く使ってやっと線香に火がついた。

お墓お掃除6点セット

お墓お掃除6点セット

墓の前には草が少々生えていたので,午後から出直して草抜きに勤しんだ。実家には墓参りセットのようなもの(草抜きの道具)がいつも玄関口に置いてあるので,それを失敬して出かけた。草をあらかた根こそぎにして除草剤を撒いた。これで春まで持ってくれるといいのだが。

草抜きが終わったら,郊外のホテルまで足を伸ばして,大浴場に浸かる。温泉ではないのが玉に瑕だが,しばし幸福なひと時を味わえた。

2018-01-02 高速道路とスターウォーズ

高速道路を飛ばして,実家に戻った。高速に乗る前にガソリンを入れようといつものGSに行くと...4日から営業とのこと!別の一軒も閉まっていて,ここはいつから営業するの張り紙さえない始末。やっと現金しか扱わない個人経営のGSを見つけた。

正月なので当然,高速は混んでいるが,例年ほどではないようだ。今年は曜日の兼ね合いで長めの正月休みをとる企業が多いせいなのだろうか...さすがにSAPAによっては,入場できない車が列をなして高速にはみ出るところもあったが,早めに昼食をとったせいか,休憩で困ることもなかった。

夜は実家でスターウォーズの『ファントム・メナス』のDVDを見た。年末からお勉強のために第1作から見ているのだが,どうしてもこの映画の面白さがわからない。『ファントム・メナス』ではアナキンを演じる子役(ジェイク・ロイド)とパドメ(ナタリー・ポートマン)を可愛いとは思った。エピソード4から6では,少しでもかっこいいとか,可愛いと思える登場人物が見つからなかったので,話の筋を追うストレスが若干は柔らいだ。

それでも,全く映画の中に入っていけないのは相変わらずだ。『新たなる希望』を見たときは,『ガンダム』や子供の頃にはまっていた『宇宙戦艦ヤマト』シリーズのメカのネタに40年ぶりに発見するという感慨もあったけれど,それも第2作以降にはその発見もない。ぼーっとして画面を流れる特殊撮影の連続を目で追うだけだ。

2018-01-01 2018年の正月

去年は多忙を極めたせいで,ブログの更新もままならなかった。今年はどこまで続くか自信はないけれど,可能な限り更新しようと思う。

1年の中で一番苦手なのが大晦日と正月三日日だ。親戚の対応にいつも頭を悩める。たとえ日本のような地縁/血縁や伝統が幅を利かせる半近代社会においてさえ,人間というのはたいていの場合何かをするために時間を決めて集まる。職場がそのいい例だろう。

お正月

お正月

ところが家族の集いはそうはいかない。いつもサラリーマン,つまり組織・社会の中での役割を演じることに慣れきっている身にとって,急に叔父さんや,息子や兄弟や甥やいとこの役を振られてもうまく対応できない。家族というと個人を包み込む温かいイメージが広く流通しているかもしれないが,人間関係としてはかなりハードルが高い。友人や恋人,あるいは配偶者と違って,相手に甘えてばかりもいられないからだ。

ゴールのないいわゆる世間話を延々と続けなければならない。相手の立場を忖度して,軋轢のない話題を,深く掘り下げることなしに,無難にこなす必要がある。しかももう2度と会わないというわけにはいかない人々なので,絶対に相手の意見を論破してはいけない。どんなつまらない話でも無視したり,勝手に話題を変えることも許されない。。私には本当に二が思い。とはいえ,年末年始の挨拶をすべて断る勇気もない。その勇気のなさのせいで自己嫌悪に陥ってしまう。

お正月 (オルゴール)

お正月 (オルゴール)

こんなことができればもう少しましな仕事につけたはずだ。というわけであと2〜3日,ひたすら試練の日々を耐え忍ぶことになりそうだ。

2017-05-18 フランスの大統領選挙から見えてきた日本の先進性

学者冥利につきるとは,このことかもしれない。

今年4月〜5月に行われたフランス大統領選挙は,とある地理学者が2014年に発表した200ページ足らずのエッセーがほぼ予告していた通りに進行した。この地理学者は,メディアが内部抗争や政治資金問題などで揺れる右派の問題を大きく取り上げていた最中,全く違うシナリオを描いていた。すなわち,早晩フランス社会党が崩壊すること予想していたのである。

事実,今回の大統領選挙の第1回投票で社会党候補ブノワ・アモンは6%程度の得票率に終わった。『21世紀の資本論』で世界的な名声を獲得したトマ・ピケティを始めとする,多くの高名な大学人をブレインに擁しながらである。前回の2012年の大統領選挙第1回投票で,オランド候補が30%以上の得票率であったことを思えば,「社会党の崩壊」が誇張ではないことがお分かり頂けると思う。

多くの政治学者ジャーナリストは,この歴史的な惨敗を社会党の政治路線,あるいは大統領候補者選びの方法で説明しようとした。曰く,オランド前大統領は2012年には左寄りの選挙キャンペーンを展開して当選しておきながら,在任中にはついに一度も必要な説明をすることのないまま経済的に極めてリベラルな政策を取り続けた。つまり社会党は自らを支持する層を裏切ったのだと。あるいは,党内の予備選挙で候補を選ぶと党内でもコアな党員にしか支持されない思い切り左寄りの政策を訴える候補者(ある種原理主義者)がほぼ自動的に選ばれてしまい,結局コアな党員以外に訴えることが重要な,大統領選挙キャンペーンでは呼び選挙で選ばれた候補者フリーハンドを狭めてしまうのだと。

2017-05-12 デパートに行かない人の気持ちが少し分かった

所用でデパートへ。

先週の土曜に行った時,担当者は「私がいない場合は,註文書を誰かに渡しておいてください」とのことだった。

あのころのデパート (新潮文庫)

あのころのデパート (新潮文庫)

なので,今日は本当に幼児に必要な書類を渡すためだけにデパートに立ち寄った。売り場に着くと,やはり予想どおり担当の人はいなかった。代わりの店員がやってきたので,彼に注文書を渡して帰ろうとすると,なんと!その店員は,私の眼の前で私が渡した書類を,別の用紙にシャープペンシルで写し始めたではないか!注文のデータをメイルで送ってくださいとか,私の端末にコピーさせてください,という頼みならまだ分かるの

だが,今時,シャーペンで筆写とは!

当然,時間をとる。さらにびっくりしなのが「お待たせしてすみませんとか,お時間をおとらせしてすみません」の一言さえないのだ!こちらは書類を一通渡せばおしまいのつもりで1日の予定を組んでいる。自分の人んげんの小ささをばらすことになるが,次第に焦りが怒りに変わった。しかも決済にすごく時間がかかる。団体割引用の金券を使ったので,そのせいかと思ったら,違った!単に領収書を作るのに時間がかかっていたのだ!

デパートは人の時間をどう思っているのだろうか?デパートでの買い物が楽しいからとか,持て余した時間を潰すため(例えば老人やかつての主婦)といった動機でデパートに行く客が大半だった時代が確かに存在していたのだろう。だが,仕方なく少々厄介な用事を済ませたり,必要な買い物に迫られて,デパーチに行かざるをえない人もいることをデパートは知っておくべきだろう。

例えば,同じ洗剤でも,イオンの包装紙よりはデパートの包装紙の方をありがたがる人々がいて,そういう人たちのために仕方なくデパートに行くということもあるのだ。だからこそ,デパートには客のストレスを減らすために,スピーディーで,適切な対応(例えば,客が使っている敬語には,それなりの敬語で対応するとか)をしたもらいたい。デパートの値段の意義はそこにしかないのではないだろうか?それができないなら何のためのデパートだろう?

デパートを発明した夫婦 (講談社現代新書)

デパートを発明した夫婦 (講談社現代新書)

残念ながら,今日のデパートは私の2度と行かない店リストに載ってしまった。