• 新監督決定

アフリカネーションズカップの負けたおかげで(一番の理由は金と言われているが)バヒド・ハリルホジッチ(元パリ・サンジェルマンとかで監督)をクビにしちゃったコートジボワールですが、グース・ヒディンク(元オランダ代表など)に断られ、フィリップ・トルシエ(元南アフリカ代表とか)だパティシエだと言われていました、新監督はスヴェン・ゴラン・エリクソンになりました。
どっかの極東の島国は「新しい人に代えるのはリスクが大きすぎる」という理由で、無能なメガネを続投させましたが、杉山茂樹の言葉を借りるまでもなく「世界に目を向ければ」名将はそれなりにいる。
問題は、就任に当たっての魅力と、自分の力を見せつけたい野心。
冷静に考えて、グループの違いこそあれ、日本よりコートジボワールを指揮する方が面白そうだよね。

29歳でデゲルフォーシュの監督にアシスタントから昇進、チームを2部から昇格させ、1979年IFKイェーテボリの監督に就任、1982年にリーグ、カップuefaカップを制覇。(スウェーデンのクラブとして初、しかもセミプロ)
1982年からベンフィカの監督に就任、リーグ2連覇、その後ローマ、フィオレンティーナサンプドリアベンフィカと経て、彼の名前をさらに挙げたのが、1997年に就任したラツィオ。当時の潤った財政も伴って99-00シーズンにスクデット獲得と。
そして次のシーズン中に、W杯予選苦杯していたイングランド代表監督になることが決まって、それからイングランドはドイツとの直接対決、ミュンヒェンで見事に勝利し、オールド・トラフォードでのギリシャ戦、ベッカムフリーキックで本戦出場決定。本大会では、らしい戦いぶりでブラジル戦、あのヒヴァウド神の素晴らしいゴールとチョンマゲのボケプレーさえなければというところ。
続く欧州選手権にて、初戦のフランス戦の悲しい逆転負け、トーナメントでルーニーはケガで離脱のアクシデント後、PK戦で負けてしまう。
この辺りから、高額年俸(7億、代表監督では最高)の割に結果が伴っていないことに英国メディアも不満がくすぶりだし、W杯予選の北アイルランドに100年ぶりくらいの敗戦喫してしまったあげく、あの有名なニュース・オブ・ザ・ワールドのおとり取材にひっかかって退任決定。本大会では招集メンバーに16歳のウォルコットをいれてしまったらFW不足、ライトバックがネビル兄しかいなくててんやわんや。挙げ句、ポルトガルに続けてPK負け。
1年経って、2007年、タクシンがオーナーに就いたシティーの監督に。4-3-3と4-4-2を併用するスタイルでスタートダッシュをしたけれど、後半にズルズル落ちていってフェアプレー枠での欧州戦出場確保で、また辞任。
メキシコ代表監督になったけれど、成績揮わず解任と。
最近、落ち目ですから、ここでもう一回、自分の力を見せたいってところですね。本当に。
彼の下で戦った有名選手にロベルト・マンチーニというイタリア人がいます。ですから、彼が現在就いているクラブはそれなりに理解できますが、スパーキーで良かったじゃねぇかと思うような成績だ。