復興のために、「熟慮」する

今回の東日本大震災の広範囲にわたる被害に対しては復興庁を作って、
復興の為に、国および地方自治体を縦断する本部を作るべきだと、私は思っていますが
菅直人のアホが今回作ったのは、「復興構想会議」なのであります。あくまで「会議」であり、実行部隊が何もないと。1ヶ月経ってまだこの有様で、体制を整えることすらできてないのかよと、怒っております。(ちなみに、この会議も「設立して、方針が決まる」まで、また1ヶ月かかります)
彼は、そういえば、内閣総理大臣になったときから、「熟慮」という言葉を使っていましたが、彼の場合、「熟慮だけして、行動はせず」という印象。そもそも菅直人に「熟慮」する思考力すらあるのか疑問でもあったわけですな。
さて、面子だけは見ておいてやろう

議長:五百旗頭(防衛大学校校長、専門は政治学の外交論、阪神大震災でもいた人)
議長代理:御厨貴東京大学教授、専門は政治学の日本政治史、著書は最近政治批評が多いのであるが、政策の人ではない)
安藤忠雄(日本が誇る世界的な建築家、プリツカー賞受賞者)
最高顧問梅原猛 (元立命館大学教授、哲学者-東洋哲学)

赤坂憲雄民俗学者、東北学、福島県立博物館長)
内舘牧子(脚本家、作家、横綱審議委員毛利元就
大西隆東京大学教授、都市工学)
川田恵昭(京都大学教授、防災学)
玄侑宗久芥川賞作家、臨済宗僧侶、仏教界的には何の地位もない、福島県
佐藤雄平福島県知事
清家篤慶應義塾長、労働経済学)
成田亨元朝日新聞論説委員
達増拓也岩手県知事、
中鉢良治ソニー副会長、
橋本五郎(読売新聞解説委員)
村井嘉浩宮城県知事

まず、気になるのは

菅直人 市民運動から政治闘争へ 90年代の証言

菅直人 市民運動から政治闘争へ 90年代の証言

に関わりがある人が、上位に出てくるのは、どういうことよ?
そして、何故か言論界から2名、作家も入れたら4名ってのも、何じゃそりゃ?
構想だけして、実行に関わってくれそうな人が、誰もいないって、警察も自衛隊も土木関係も誰もいないってどういうことよ?金融、財務、マクロ経済から経済政策に関連する人もいない。資金面でも問題はどうするよ?立法的な法律面での専門家がいないのはどういうことよ?大打撃を受けている漁業、農業を代表する人間がいないのはどういうことよ?
など、非常に、有り得ない構成をしていて、呆れてしまうお話である。
菅直人は「熟慮さえ」すれば良いと思っているのか?と疑いたい。