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「ちりとてちん」徹底解剖ブログ

2008-01-18

●●●作、×××演出 だったら


2008年1月18日(金)、第90回『ちりとてちん』。

第16週は、「人の塗り見て 我が塗り直せ」を改題し、

「がんばれ 順ちゃん」ウィーク。


藤本有紀・脚本、吉田務・演出では。

みな、一堂にかいし、

ようけ、言いたいこというて、

結局、友春(友井雄亮)は、魚屋食堂を継ぐことになり、

順ちゃん(宮嶋麻衣)と、ウェディング

と、ま〜るく 収まっちゃったわけですが。


素朴な疑問。

1996年でしょ。「都の風」の時代や のうて。

近くに所帯をかまえて、

友春は製作所の、順ちゃんは魚屋食堂の 跡取りとして、

働く ちゅうのは、ダメなんでしょうか。


● これが、三谷幸喜の作・演出だったら。


とりあえず、秀臣社長(ゴ〜ル)を なだめるためだけ

その場しのぎにと、

若狭貫地谷しほり)と草々(青木崇高)は、示し合わせ

お腹のややこは、四草(加藤虎ノ介)の子、とウソつく。

それを盗みぎきしていた 糸子(和久井映見)は、

四草の居場所を探しだし、「すぐ、小浜にきなさい!」。

たまたま映画の撮影で、鯖江にいた四草は、

「なんのことか」とブツブツ言いながら、1時間後に現れる。

映画の役どころの 紋つき羽織はかま姿のまんまで……。


● じゃ、石田昌也(宝塚です)の作・演出ならば。


万策、尽きたところに、突然、

福井県商工会議所から 電報が、届く。

観光誘致と、産業育成のために、10億円の予算が計上され

小浜市内に、塗り箸づくりを体験できる工場と、食堂を併設した

巨大施設を、建設するというのだ。

そして、30年後……。福井経済の救世主となった

友春と順ちゃんは、ニッコリとほほえみながら、

ミシュラン3つ星セレモニー(焼きサバ部門)に 列席するのであった。



● で、アーサー・ミラー作、木村光一・演出ですと。


秀臣社長は、2億円の負債をかかえ、

明日、会社が、倒産することを告げる。

力なく、「お前たちの好きなようにしなさい」

そういい残し、その場を去ったが、

突然、自動車の急ブレーキの音が、キ、キー、ドォーン。

翌日、通夜がいとなまれたが、

その席で、友春と順子が目にしたものは……。


● そんでもって、ソフォクレス作、蜷川幸雄・演出では。


魚屋食堂の幸助(久ケ沢徹)は、

24年前に隠された 衝撃の事実を告白する。

順ちゃんは、「秀」と 刻印された塗り箸をにぎって、

小浜の海岸に漂流してきた 捨て子だったのだ。

この告白に、秀臣の顔が あおざめる。

順ちゃんこそ、25歳の折に、迷子になっていた 実の娘だった。

驚愕の血の系譜に、友春は、手にした塗り箸を、

父・秀臣の ノドもとにつきたてた。

小浜の水平線には、血に染まった 夕陽が沈むのであった。

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