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「ちりとてちん」徹底解剖ブログ

2008-02-27

「茶金」とも いいます


今週22週目のテーマ落語は、「はてなの茶碗」。

ドラマで若狭貫地谷しほり)が、

「上方落語、屈指の大ネタやさかい」ゆうてました。


それにしても。糸子はん(和久井映見)の

「アンタは、やらんのけ?

 ほら、そうして すーぐ、あきらめるぅ。

 それがアンタの いかんとこやぁ」


この言い方の 憎たらしいことといったら。

実際に、こないなこと ゆわれたら 超ムカツキそうですよね。

語尾を 伸ばすのが 特徴なのですかね。


で、「草々にいさんかて、高座にはかけられん、て」と、

ナイスな返答を かえしたでござりまするが。

それほど

はてなの茶碗」は、むずかしいか?

そう 思いますよ。

やったことないから、わかりませんけど。


前半は、「油屋 対 茶店のあるじ」が 押したり引いたりで、

やがて、「油屋 対 茶金さん+番頭」との 真剣勝負になるわけです。

前半は、会話のオンパレード。


そして 後半は、「地の文」と申しましょうか。

演者が、「神の視点」に立ち、

な〜んでもない 茶碗をめぐって、

皇族公家茶道具屋が、入れかわり立ちかわる様子を、

トントントンっと、テンポ良く運ばなければなりません。


また そもそも「ありえない展開」ですけど、

大げさにやりすぎても ウソっぽいし。

地味に やったら論外。


で、初心者の方にオススメしたいのが、

上方落語じゃないんですけどぉ。

はてなの茶碗」は、別名「茶金」と称することもございまして、

古今亭志ん朝さんの「茶金」ライブ盤(ソニー)です。


志ん朝バージョンは、「おとぎ噺」とでも申しましょうか。

フワフワっとしながら スーっと 物語に引きこんでくれる。

なにゆってるのか 自分でもよくわかりませんが。



本場・上方版では ですね。

桂枝雀さんのが よろしいでしょう。

こちらは、油屋さんの心理描写が、素晴らしい(すんばらしい)。

偶然ですが、「鉄砲勇助」とのカップリングです。


志ん朝さんが、天空から フワっと物語をつかんでいるとすれば、

枝雀さんのは、登場人物になりきった演者が

ドタバタアタフタしながら、刻々と時間が進行する

そんな違いが、あるといえましょうか。

ああ。うまく ゆえないのですけど。


で、ですね。

この2ディスクを聴きくらべて興味ぶかいのは。

志ん朝さんのは、すっきりトントン系

枝雀さんのは、ねっとりドタバタ系なのですが。

どっちが 爆笑度 高いと思いますか?

マメ太郎の印象ですが、

これが意外にも 志ん朝さんの方なのですよ。

ともにライブ録音なのですが、観客席のわき具合も そう。

抑制されたひと言、ちょっとした会話の間に、ドっとわくのです。

いやぁ、落語って、奥がふかい。

としとし 2008/02/27 15:33 小草若が『はてなの茶碗』をやりたがってるのは草々もできない大ネタだからなんでしょうね。跡目争いのライバルとして焦りが出てるような気がします。草原兄さんのニコッ!『ムリ!』はその辺も考えてのことなのか、単純に今の小草若にはムリって事なのかはわかりませんが。
それより四草VS勇助の組み合わせはこれからも面白そうですね。

マニピ.comマニピ.com 2008/02/27 17:42 「上方落語屈指の大ネタ」ってことで私の履歴を調べてみました。
いわゆる大御所に含まれる方々を除けば、南光さんが2回、文昇さんが1回、歌之助さんが1回でした。茶金さんの味を出すのは若手では難しいレベルの噺だと思います。
「煙草の火」「百年目」よりは『旦那の味レベル』低いと思いますが。

ライナスの毛布ライナスの毛布 2008/02/27 18:16 ちりとてちんで落語に興味を持たれた方には、やはり枝雀師匠のCDがオススメですね。マメ太郎さんご指摘の通りカップリングがちょうどよいですし。個人的には2枚購入する余裕のある方にはぜひ志ん朝師匠も。江戸版ちりとてちんと紹介されることの多い「酢豆腐」とちがって東西まったく同じ噺ですが、最後の方の「やむごとなき」空気感は志ん朝師圧倒です。カップリングの「おかめ団子」もすばらしい人情噺ですし。確かに味レベル低いなあ。やはり2枚購入余裕ある方には、味レベル超高い「酢豆腐」のほうをオススメしておきます。

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