ブログ検索はエンタメなのか、ビジネスなのか?

ブログ検索のkizasi.jpがまた新しいサービスを始めましたね。CNETでも話題になっている模様。

http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20095379,00.htm

ブログ上で話題になっているキーワードのランキングを紹介する「kizasi.jp」を運営するシーエーシー(CAC)は、あるキーワードがブログ上でどのように話題になっているかを時系列にグラフ化して表示するサービス「ブログクチコミサーチ」のベータ版を1月30日より公開する。自社の商品の反響が知りたいマーケティング担当者などをターゲットとする。

正直、取り上げるブロガーは何を意図しているのかわかりませんね。こういうサービスってマーケッターくらいしか興味がないような気がするんだけど。

http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20094955,00.htm

So-netを運営するソニーコミュニケーションネットワークは1月23日、新しいポータル戦略の一環として「Web2.0サロン(WEB.two.o.salon)」を開設した。同時に、日本で公開されている主要ブログ記事を解析し、その中で使われている固有表現が時間とともにどのように推移していくかをアニメーションで表示する「Blog Keyword Visualizer」(ブログキーワードビジュアライザー)を期間限定のベータサービスとして開始した。

私はこっちの方がブログスフィアを可視化するツールとしては面白いと思ったけれど。
greemixiの競争を見てても思ったんですけれど、最後にユーザに受け入れられるかって、ビジネス向けよりもエンターテイメントにも使えるサービスだと思うんです。アフィリエイトの興隆をみてもわかるとおり、ネットでお金儲けをしたい、ビジネスをなればという人は一部いても、多くの層はビジネスとは関係ない、趣味の範囲で楽しみたいと考えていると思うんです。
結局、現実のビジネスも視野に入っているようなソーシャルネットワークgreeは現時点では微妙なラインにいるわけで(あれだけ学歴とか前面に押し出すと私みたいな低学歴はやりづらい)。やっぱり楽しみ範囲のサービスが求められていると思います。

あとブログとかやっている層って本当に全般的な社会情勢とかに関心があるのか気になるところです。取り上げるニュースはやったら偏ったものだったり(私のことですね)。ブログ検索も利用者本人を中心にした価値観、たとえば自分の友達のブログが批判食らってバースト(炎上)しているとか、そういうことが調べられるサービスがあったらウケルと思うんですがいかがなんでしょう。

正直ビジネスに使いたいと思うのは高度な統計に基づいたテキストマイニングの手法を使ったものだと思いますね。中小企業だったらブログのテキスト分析とか必要だとか感じないでしょうし、大手企業のマーケティング部はもっと高度なモノを求めると。kizasi.jpはBtoBのサービスも提供するようですから、基本的にこのサービスは客寄せパンダなのかもしれませんね。

http://www.interscope.co.jp/method/o06.html