映画と人とわたし

2016-10-17

ジョン・バダム監督「ニック・オブ・タイム」1427本目

1995年といえば21年前!
ジョニー・デップ若い。
でも、たまたま選ばれた会計士にしては立ち回りができすぎ。
”ただものじゃなかった”根拠、たとえば実はジュージュツの達人で試合から帰ってきたとか、なんかそういうのを仕込んでおいてもよかったかも。

見てる者の”巻き込まれ感”が強くて、なかなかスリリングで楽しい。「ハングオーバー」だとリアルすぎてハラハラしすぎるけど、この映画はジョニー・デップが適度に弱そうで、でも実はスーパーマンかも感もあって、楽しく巻き込まれることができます。

クリストファー・ウォーケンの悪役面も、いかにもすぎて楽しい。
続編があると見せかけて、作られなかったのかな。
「謎の男」といっても、見つからないわけないだろ〜〜というわきの甘さで、あまり見たいと思えないからか・・・。

といっても、なかなか楽しめる作品でした。

トム・フーパー監督「リリーのすべて」1426本目

エディ・レッドメイン、憑依型の名優だなぁ。最初は、ええー女には見えないーと思ってたのが、だんだん見えなくもなくなってくる不思議。

しかしこの映画で重要なのは妻の愛、または強い母性本能(どっちにしても愛)だ。ベン・ウィショープーチン顔の幼なじみハンスの友情も温かいけど。

実話では、アーウィンは生まれつきもっと女性的なルックスだったようだし、妻がレズビアンだった可能性も示唆されてた。手術は「母になるため」子宮を移植したあとの拒絶反応が急激な体調の悪化につながった、とも。
性別は細胞ひとつひとつのDNAに刻み込まれてるんだから、子宮と卵巣があっても妊娠できるわけないのに…と思う自分は今の医学の常識にとらわれてるだけで、実は男が子供を産む可能性もあるんだろうか?

性同一性障害って「障害」なのかな。でも自分が、なれない何かであると信じることが「障害」なら、性別以外にもいろいろな同一性障害があるんだろうか。

この映画は、普遍的な、そのときの常識に反発して自分の何かを通さなければならない人の映画だ。

リリーのすべて (字幕版)

リリーのすべて (字幕版)