Is it natural for me to get a good result? - 予想外の成果?

 明日の都内における複数の用務のため前泊が必要です。しかし明日の用務は確定したものの、お盆時期の土曜日の夜の都内のホテルって…。選択が少ないうえに、異常に高いわな…。大学既定の出張費では、いつものビジネスホテル系列ですら無理!(泣)

 また、ただでさえも、今年は仕事関係で忙殺状態のため、ホテルをゆっくり探す暇もない。仕方なく明日1つ目の目的地に歩いて行ける場所というだけで、取り急ぎ東京駅近くの某ビジネスホテルをとりました。

 出張の楽しみの一つは、私の場合、移動中のまとまった時間、食事、リフレッシュできる部屋であり、ホテルの部屋からの夜景なのですが、今回は全く期待せず、ただ寝るだけと割り切り到着、チェックイン。夜景は…、部屋は9階でありながら、「お?すぐ下が首都高!」でした。今回、AでもTでもない、はじめての某ビジネスホテルチェーンなのですが、しかしこれが新しく、雰囲気も良く、広さもそこそこで、設備もいい!さらに1年以内にさらに10ホテル以上開業予定らしく、その流行りようも納得です。偶然にも良いホテルに出会うことができました。

 「想定外がチャンスに変わる時、全くの偶然は存在しない。その要因には必ず過去の行動が存在し、そこから新しいチャンスを創る人が人生を変える」と述べたのは、クランボルツ(Krumboltz)とレヴィン(Levin)です。キャリアの分野で有名な方です。とすると、次元は全く違いますが、今回のような時間がなくて、用務先に近いだけという「たまたま」出会ったこの「想定外」も、今後の出張に活かすようにしようと思います。

 話は全く変わりますが、「想定外」というと、 オームロッド(Ormerod)が浮かびます。想定外と経済との関係といいますか、日本語訳の著書のタイトルが「経済は『予想外のつながり』で動く」とされているだけで、エッセンスとしては伝統的な経済学に対をなす論を述べています。彼は伝統的な経済学が想定した人の合理的行動ではなく、人は仲間を「合理的に模倣」していると述べました。これまでの行動経済学的な考え方とも異なる、新しい経済学のとらえ方ですね。

 今回の移動中は、ちょうど行動経済学関連の文献を読んでいたので、頭がまだそっち方向に向いています(笑)。

 ともあれ、出張としてはこんな時期の悪い時が幸いし、新たな発見がありました。つくづく偶然って何なのか考えさせられますね。最近は恐ろしく忙しいですが、このお盆で溜まったものもこなし、明日からも頑張りましょう。