POSSESSION
事故で兄と弟が入れ替わる。
恋人は兄が弟に乗り移ったと信じるが。。。
という内容。
邦題がSuffle 2だったので、
Shuffeみたいなかんじかと思ったが、2つの映画にまったく関連性はないようだ。
うーん。という感想
形式: DVD
星を継ぐもの
なんか古いSFって感じだなあ。
有名だから読んでみたものの、
そこまで引き込まれる感じではなかった。
というのは、作中に出てくるデバイスとかの一部を
もう現代が通り過ぎている感があるのと、
訳者の(すばらしく読みやすいのであるが)訳の日本語が、
やっぱり現代的ではないんだなあ。
パイプでタバコは吸わないし、
そういったこまごまとしたディテールから脳内で再現される映像が、
どうしてもフィルム時代の映画みたいな気がした。
とここまでは、文体の話。
肝心のアイディアなんだが、
着地点の意外さは、そこそこ。
(創元SF文庫) [文庫]
ジェイムズ・P・ホーガン (著), 池 央耿 (翻訳)
万物理論
大作だった。
文体は彼の小説にしてはまあまあ読みやすいと思う。
ミステリー的な要素があって、読み進めやすい。
アイデンティティとか主観的宇宙論が主題なのは相変わらず。
汎性という性別、中性ではない、は新しいアイディア。
統一理論と万物理論の違いを誰か教えて。
しかし、セカイ系の展開、結末ではないですか。
『基石』のアイディアには舌を巻いた。
デカルトなんだよね、SF的な。
論理展開として、結末は
自分におこるということは、誰にでも起こるというのが筋ですね。
うーん、刺激的だった。
しかし、順列都市の方が評価は高いかな。
(創元SF文庫) [文庫]
グレッグ・イーガン (著), 山岸 真 (翻訳)