2011-11-25
読書の秋
数か月に一度くらい、どさっと本を買いたくなる時期がある。今日は献本をいただいたと思えば、親しくなったおじさんに人づたいに本をいただいたりもするという、私には珍しくいただきもの大漁、な日だった。
- 作者: 佐藤忠良
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2011/08/23
- メディア: 文庫
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早くに父を亡くし、戦中に戦線とシベリア抑留を体験した彫刻家の人生は、質素で堅実な語り口の中に、ただただ人間の匂いがした。
- 作者: 羽生善治,柳瀬尚紀
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/09/28
- メディア: 文庫
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これには圧倒された。柳瀬尚樹と、羽生名人をしばらく追いかけてみようと思う。
地域を変えるデザイン――コミュニティが元気になる30のアイデア
- 作者: issue+design project,筧裕介
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2011/11/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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チベットの祈り、中国の揺らぎ――世界が直面する「人道」と「経済」の衝突
- 作者: ティムジョンソン,辻仁子
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2011/10/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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働きながら、社会を変える。――ビジネスパーソン「子どもの貧困」に挑む
- 作者: 慎泰俊
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2011/11/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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これから読む三冊。自分の横に積んどくの山が増えて行くのが楽しくなってくる季節。
近日買ったものたち。買い足した本棚も追いつかなくなってきた。そろそろ本棚の整理をしはじめなければ。
- 作者: Walter Isaacson
- 出版社/メーカー: Simon & Schuster
- 発売日: 2011/10/24
- メディア: ハードカバー
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どうも電子本屋でポチっとしてしまうと「だまされた!」という気分になるA5サイズ、600ページ弱の大著。向うの人は本当に「分厚い」本が好きである…。でも読むのは大層楽しみ。
- 作者: イマヌエル・カント,原佑
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2005/02
- メディア: 新書
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- 作者: 福井健策
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2011/11/18
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ツイッターやyoutubeの利用規約に何が書いてあるか?あそこに書き込まれたものの著作権は誰がもっているか?などなど、気になることが沢山かいてあるらしい。
- 作者: 加藤久和
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2011/11/07
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- 作者: 桜井英治
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2011/11/24
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アイデアの99% ―― 「1%のひらめき」を形にする3つの力
- 作者: スコットベルスキ,Scott Belsky,関美和
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2011/10/25
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2011-10-08
まぁ、いいかもしれない
ごたごたしそうだったところだけれど、大丈夫そうだったので、気ままにこのまま続けてみようと思います。(大丈夫かな、ちょっと心配ですが、どうにかなるでしょ。)
最近は結構本を読んでいる。
- 作者: 穂村弘
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2007/12
- メディア: 単行本
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歌人の穂村さんが硬い文章を書くとこうなるのか、と興味深い。いつもは「社会」を語ることのない人が一定の視点で現代短歌の置かれている状況を語る、というのはとても新鮮だった。その述語ふくめて。でもこの人の真骨頂は、やっぱり人をくったようなある意味計算高いエッセイと、人の心のやわらかい部分を刺激するような短歌であることに間違いがないなぁ。
- 作者: 瀧本哲史
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/09/22
- メディア: 単行本
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京都大学で起業論を教える筆者が、これからの時代を生き抜くにはどう生きればいいのかを伝えるのが本の骨子。ある人がツイッターで「また勝ち組合戦をあおって…」というような主旨のことを言っていて、それはある面で正しいのだけれど、(勝ち組にそもそもなろうと目指せる人と、その入り口に立つことすらできない時点での格差をその人は問題としていたため)ある程度食べていかなきゃならない、という時に、「昔とはゲームの在り方が変わったんだよ」という著者の指摘自体は煽りでないように思う。もちろん売り出し方や、受け止め方によっては、この本自体がまた新しい不安産業を産み出す要素になりえないとは言えないけれど、そのために書かれていないことは分かるし、ある程度まっとうだと私は思う。
- 作者: 橋爪大三郎
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2003/11/06
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これはある人からの宿題で読んだ本、隆明の思想の大づかみなところを教えてくれる。が、肝心の詳細は隆明の著作を読まないと分からないようになっている。「ここに書かれている根幹の本のいくつかは読まなきゃいけないのね」とモチベートしてくれる&見取り図をくれるという意味では良い本。
- 作者: 鈴木敏夫
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2011/08/11
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本にでてくる氏家さんの話など、普段「ジブリ汗まみれ」を聴いている人は、聴いていない人より十全にこの本を味わうことができると思う。つまり、「もうジブリ大好きで、大抵のことは知ってるよ」という人も、知らない人とのつながりのエピソードや機微が楽しめる。
この本の真骨頂は「ジブリがどのような哲学をもっているか」や「ジブリがどのようにやってきたか」が分かるところにあるのではなく、どのようにジブリ外の人がジブリの鈴木さんと出会い、人間関係を築き、それが生きることと仕事をすることにつながっているのかを、肉声のような文章で味わえるところにある。逆説的にそういった鈴木さんの語りの中から自然と彼の哲学が見えてくる、そういう本。
その意味においては、この本は「ジブリの哲学」というよりも「ジブリをプロデュースという面で支えてきた鈴木敏夫の哲学」であり、それを知りたい人には読むべき!と自信をもって言える。
デフレの正体 経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)
- 作者: 藻谷 浩介
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/06/10
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もはやいまさら(完全にブームに乗り遅れた)感じなので読みましたと書くのもなんなのだけれど。80万部いく意味が分かる。良書。
要点はただ一つ。日本のデフレの正体は景気対策の悪さでも、景気の悪さにあるのでもなく、生産労働人口の減少と富裕層高齢者の高貯蓄率にある、ということ。それをデータとケース事例を持って語っている。
- 作者: 内田樹
- 出版社/メーカー: せりか書房
- 発売日: 2001/12
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- 作者: 山岸凉子
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 1994/03
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↑これは久々にヒット。早く全部買って続きが読みたい。やっぱりこの時代の少女漫画の教養というか層は厚いなぁ。
最近のBGM
2011-07-29
歳月を経たとき
(書いて公開して、公開をとりやめて、別に公開してもいいかと思った記事。水無月の最後の日に書いた。)
水無月は、なにをしていたのでしょうね。
自分がまたひとつ、歳を重ねたことくらいで、とくべつ大きなことはなかったように思えるけれども、きっとそんなことはないのだろう。忘れているだけ。
ここのところ土日もなんらかの予定が入っていたり、一日中倒れこんだように寝たりする日々が続いていたから、ようやく一人静かな週末を手に入れたと思うと、ほっとすると同時にどこか寂しくもあり、誰に連絡するでもなく書くことに向いてしまう。
最近なにやら声にならない焦燥が自分のなかに溜まっていることを感じつつ、その正体を探り当てることができずに一週間すごしていたら、夜夕食の買出しに出かけたその帰り道で、自分がある意味もっとも大変な時期だった大学生も後半の時期を暮らした部屋と食事を思い出して、あぁそういうことかと合点した。
その時期というのは、なんというか、あまり上手く自分の身体も精神も制御することができなくて、寝られなかったり、食べられなかったり、逆に食べ過ぎたり、起き上がれなかったり、教室に一時間以上とどまることができなかったり……まぁ、なんというか、文字通り生きているというだけのことに精一杯だった。傍目から見ると、食べて、寝ているだけだったが。
急にその時期を思い出したのには、ひとつはスーパーでバターロールを買ったからだったろう。理由は忘れたが(たぶん安上がりだからだと思われる)、そのころの朝食といえばバターロールとチョコレートと決まっていて、なぜだか律儀にそれを守っていた。夏でも守っていたように思う。実際食べるかどうかは別として、規則正しく買うことが少しでも自分の予測不可能な身体反応を減らしてくれるんじゃなかろうか、などと無意識に考えていたのかもしれない。それにしてもパンとチョコレートなので体調管理に役立つとは(今思えば)到底思えない。
もうひとつの理由は引っ越した先が畳のある部屋だったからだろう。そのなにやらわからない苦労と格闘していた時期も畳の部屋で生活していたから。(そして振り返ってみても自分が畳の部屋で生活するという時期は今とその時くらいしかないように思えた。部屋の記憶というよりは匂いの記憶、だろう。畳の匂いを嗅ぐ生活。)
その時の自分を思い出して、ここ最近の焦燥に合点がいったというのは本当に笑えるような話で、そのころと比べて今の自分の生活があまりにも平和だということに関する焦燥だったみたいだ、おそらくは。そんなにも厳しくも、苦しくもなく、楽しく生活ができてしまっているということに対する。自分の努力やら苦労が足りないに違いないという無意識の恐れや警告だったのだろう。
それこそ数年前は、そういうことに気がついた際には、勉強なり予定なり仕事なりを詰め込んでそういう焦燥を飲み込んでいただろうけれども、そういう形で自分を痛めつけなくてもよいのだと気がついたというのは、歳を経た、ひとつの収穫なのかもしれなかった。
大学にもまともに通えなかった時期を抱えていた学生が、数年後に仕事をしつつ、合間に学生として勉学しようとしている。
そういうことも、ある。
だから何、ということではなく。
だから苦しいときがあっても大丈夫だよ、ということでも決してなく。(そんなことは偶々運よく、不幸や苦しみが去っていった人が後から振り返って言えることであって、それを他人にも拡張できるなんて思ったら大間違いだ。)
ただ、生きてみるとそういうこともある、ということだけは言える。
あれ、なにが言いたかったかというと。
いまでも時々「死にたい」キーワードで自分のところに飛んでくる人がいるようなので、思い出したついでに、書いておこうと。
そういうことも。
2011-05-01
ツツジとミドリ
一週間ほど前のこと。久しぶりに訪れた「なんにもできない天気のいい日」があったので、お散歩に出かけることにした。
グーグルマップを眺めて歩くべき緑の場所を探す。
人がなるべくいなくて、静かで、乗り換えがすくなくて、行ったことがないところ。
小石川植物園…といつぞや教えてもらった場所がおもい浮かんだのでふらふらでかけた。
けど…。茗荷谷の駅を降り、坂を下りて辿りついたところ、正面入り口には「震災の影響で臨時休館させていただいております」の張り紙。
仕方がないのでもう一回地図と睨めっこ。どうせ歩くのが目的なのだから次の目的地まで歩こうと、千駄木の本屋さん(往来堂)にいくか、迷った挙句、駒込方面へ。
小石川植物園 - Google マップ*1
途中、まるで夏雲のような積雲をみつけて、初夏のきざしに背伸びのひとつもしたくなる。
近く、児童館とかかれた施設を横切ると、休みの日らしく親が遠くで見守るなか、小学生くらいのこどもたちが影踏みやらブランコをこいでいたりして、さながらもう夏休みにでもなってしまったかと錯覚するくらい。それにはまだ蝉の声と、うだるような気温と、湿度が足りないけれど。
千石駅を通りすぎて、やや煩い不忍通りを一本中に入ると、消防団が訓練をしていて、あぁ、ここにも3/11が。と思う。
てれてれと歩いているといきなり高齢の方々が増えてきて目的地が近いことを知る。都立六義園。
四季を通じて様々な植物が見られ*2、ちょうどそのときはツツジが見頃であった。たぶん、まだつぼみのものも多かったから、5月も初旬までは美しいかもしれない。代々木公園とか新宿御苑とかのただっぴろい公園もいいけれど、六義園のような庭系は、設計上こじんまりとしていて、それでいて視界がすっぽり外界から遮断される場所が多くて好きである。
ツツジといえば小学校や道端に咲いている印象が強いから、こうして斜面一面に敷き詰められているのを見ると、このような愉しみもあるのか、と新鮮なここち。




