読書進化論/勝間和代

久し振りに買った勝間本。

読後の印象は推定読者を全方位にカバーしているようにみえる。リアル書店派にはネットを利用した良書の見つけ方、ネット書店派には読後のアウトプットの大切さ。ネット書店派へのアプローチがすでに語られている題材の為、既読感というか物足りなさに繋がっているのだろう。

勝間さんの読書論というより、読者の体験談?を著者が紹介ってなんだかどこかで見たような構成で、ちょっと残念。
あざとさ全開でいくなら、出版することで広がったアルファブロガー人脈を駆使して、各々の読書論を編集しても良かったかもなあとも思う。でもそれをしたら一気に敷居が高くなるなあとも思うし、もう次が無い。何事もさじ加減と今後の展開次第でしょう。これで読書論シリーズは終わりって訳じゃないだろうし。

まあそれでも、「目標」は「行動の指針」に落とす、というフレーズは気に入ったので読んで良かったのと、「非常識な法則」を読んだ時の印象が自分とは違ったのでもう一度読んでみたい。

非常識な成功法則―お金と自由をもたらす8つの習慣

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