あれもパーク・これもパーク

①いわずと知れたあのパークには雨の中。
②7月16日は原発反対100万人デモに代々木公園(周辺)へ。
③念願の川崎の藤子・F・不二雄ミュージアムの中庭でぴーちゃんに会う。


公園めぐりの目的とはちと違うが、まぁ、一応どれも広い意味でのパーク。



 ③

灼熱の魂

灼熱の魂 [DVD]

灼熱の魂 [DVD]

キリスト教とかイスラム教のことが気になって、今ちょっとだけ勉強していることもあって、なかなか興味深い映画だった。


話の柱は「母の愛」なんだけど、背景にある民族紛争がリアルに描かれている。

双子の姉弟が、母の謎めいた遺言を紐解いていくというサスペンス調のストーリーで、「現在」と「母の若き日の時代」が交差しながら話が進む。母の政治犯としての過去、思想とか信念で動いているというよりは、どちらかというと「巻き込まれている」その姿。なぜ、自ら巻き込まれたのか。
そこには、母の愛があった――。


宗教の問題は根が深い。紛争はなかなかなくならない。
「愛」が何かを変えられるのか? 負の連鎖を断ち切れるのか? 解決にはならなくても、出口へのヒントになるような気がするのは甘いんだろうか…。

浜離宮

話題のスカイツリーを近くまで見に行くべく、水上バスに乗って浅草まで。
スタートは浜離宮

浜離宮って、入るのに有料なのね(^^;

…のわりには、何かちょっといまいち。日本庭園なので砂利道で歩きづらいし。

でも、和菓子と抹茶をいただける茶室は、妙に自由な感じで良かったです。

  

俺物語!!①

俺物語!! 1 (マーガレットコミックス)

俺物語!! 1 (マーガレットコミックス)

久々、少女マンガにはまる。

面白すぎる。

好きすぎる

駒沢公園

気持ちの良い週末、愛チャリ(!?)ついに再始動!!


ってなわけで、去年の秋以来、雨風にさらされてすっかり汚くなった愛チャリをちょこっと磨いて駒沢公園へ。


…と思い立ってから重い腰が上がらず、結局家を出たのは4時過ぎ(笑)
まぁ、良し。昼間は暑いし、日焼けも気になるし。


久々のチャリはなかなか爽快!心配していたチェーンの不具合なども特に感じなかったけど、また乗り始めるんだから油差してみようかな、とか、もうちょっと走ったらタイヤ替えてみようかな、なんてそれっぽいメンテナンスなんて考えてみたりして。


駒沢公園は走っている人がいっぱい。なんだかその気になって、ちょっとだけ試しに走ってみたら、50メートルくらいでわき腹が痛くなったのでやめた(笑)
あと、ワンコもおっきいのからちっちゃいのまで様々にたくさん。駒沢セレブたちがお散歩に来てるのね。

写真右は、サッカー観戦中のかわいすぎるワンコ。

 

野田秀樹 THE BEE

一度観てみたかった野田秀樹の舞台!
水天宮ピットという地味目な場所での公演だけど、出演者は宮沢りえちゃんなど豪華。


野田秀樹のパワーが何か…凄かった。。
初めての私にはちょっとあつくるしいくらいの野田ワールド。そんなに出なくても…と言いたくなっちゃうような「自己演出」が、好きな人には魅力なのか。途中、その過剰さに、心の奥のほうからこみ上げてくる笑いがとまらなかった。


とはいえ、舞台のテンポと場面展開の工夫は芸術的!! 近藤良平さん(コンドルズ)はなんと一人5役を演じていたけど、その演技力もさることながら、セットや場面展開の工夫で見事にこなしていた。 小道具も実に効果的かつ、ちょっぴりシニカルに使われていて、「舞台」だからこそ出来る遊び心がいっぱいいっぱい詰まっていた。


宮沢りえちゃんのエロさも凄かった。最近は「痩せてる」っていうイメージのほうが強かったけど、そもそもが肉感的な体型なんだなぁとあらためて。もちろんそれだけじゃなく、ストリッパー役が実にはまって、場末感も出てたし、ラストのほうの悲壮感はただ事じゃなかった。とっても良い女優さんです。


肝心のストーリーについて。
野田秀樹はじめ、役者さんのそれぞれ個性的なパワーに圧倒されてしまい、見てすぐにはあまり思うところは無かったんだけど、後から噛み締めるほどに想いが伝わってくる、そんな内容でした。この舞台は筒井康隆の原作があるものの、野田が911アメリ同時多発テロに触発されて作ったもの、とのこと。「悪を悪で征すことのむなしさ」みたいなものがテーマなんだけど、なぜ最後の電話では相手の声が聞こえなかったのか、なぜ送られた封筒は最初を除いて開けられなかったのか、なぜ運び屋の刑事はずっと不気味な影として映し出されるのか、なぜ「俺は勝った!やったぞ!」という台詞を使ったのか、など、細かい演出の意図に後から気づくごとに、あぁ、すばらしい舞台だったと思える。


感情にじかに訴えかけてくると言うより、計算されつくされていて後から後から紐解かれる、みたいな緻密さが「あとひくおいしさ」となるような作品でした。