仔サボだらけ

エキノプシス属金盛丸(2012年1月23日撮影)
「サボテン鑑賞のツボ」としては取り上げなかったが、サボテンの成長の形態の一つとして、群生というのがある。
もともと一つだったサボテンに仔サボがどんどん発生してきて、小さいサボテンの寄り集まりのように見えるものだが、群生ものとして栽培されているものの多くは、自然発生的に群生したものではなく、親株を本体真ん中あたりで、輪切りして、切断面のすぐ下あたりから、小さいサボテンをいわば強制的に生じさせたものが多い。
画像はそうした人為的なものではなく、親サボテンの刺座という刺座から仔サボが生じたサボテンだ。
品種は多分エキノプシス属金盛丸だと思う。あまりにも仔サボが多いため、親サボがやせ細っている。
ツカボセンセと違って、仔サボがしっかり親サボにくっついていて、離れようとしない。
成長していくと、いったい仔サボ同士はどうなっていくのかわからない。お互いがお互いの成長を妨げるのではないかと心配している。