新・からだのこと4

前回記事で紹介したスムージー、出来上がるとどろどろのヘドロ状態。色も緑色がかった黄土色。見るからに不味そう。
どんなに健康によいものであっても、不味いものは長続きしない。
で、このスムージー、見かけは不味そうなのだが、一口飲むと「うまっ」と感じるほどいい味だ。
わたしの母は、どうしようもないほどの好き嫌いが激しい。とにかく、肉、魚、野菜のどれもほとんど口にしない。
硬いだの辛すぎるだの、食べるものに関しては選択の幅が極めて狭い。
その母親がこのスムージーに関しては、最後の一滴まで残さずに飲む。
どういう味かは説明が難しい。基本的には甘みと酸味が程よくバランスしている飲み物ということなのだが、何しろいろんなものが入っているので、なんとも複雑な味。
酸味に大きくかかわっているのが、クエン酸や柑橘系のカボス。甘さの元はバナナと大人のミルク、そして三温糖
三温糖の代わりに黒砂糖または、さとうきび糖にすることもある。辛味をつけているのが、タマネギ、生姜、そしてニンニク。苦味がモリンガとアサイー、それからマカ。
微妙な味わいというか、味に深みを与えているのが各種パウダー。
これの材料が渾然一体となって、なんともたとえようのない味を出している。
これらの材料にはすぺて、健康上の利点があると思って使っている。
たとえばバナナはカリウムが豊富。これとクエン酸との混合でクエン酸カリウムを摂取したのと同じ効果を狙っている。
これは血液をアルカリ性に傾ける効果が期待できる。
わたしには痛風の持病がある。痛風は血液中に尿酸が増え、これが結晶化することで発症する。血液が酸性に傾くと、尿酸結晶ができやすいので、これを防ごうというわけだ。
シャンピニオンパウダーというのは知っている人は少ないだろう。
キノコの一種で、血液中の有毒な成分を吸着して、その結果、口臭が減るとか、便のにおいが少なくなるとされているのだが、果たして効果が出ているのかどうかは不明。
モリンガというのも、聞いたことがない人のほうが多いと思う。
いわゆるスーパーフードの一種で、さまざまな栄養成分、健康増大成分が含まれているとされているが、これを摂取して、何らかの健康増大効果を実感したことはない。
サプリメントにしろ、スーパーフードにしろ、うたわれている効果は実感の乏しいものが圧倒的だ。
健康が蝕まれていても、実感がない場合がほとんどで、ある日突然重大な病気が発生するまで、深く静かに進行していた病気の前兆には気づくことはまれだ。
たとえ効果が実感できなくても、そうした事態を防ぐ意味で健康によいとされるサプリメントや、健康食品を摂っている。
わたしが恐れている病気は、一番が脳血管障害。ついで認知症。さらにがんと続く。
病気は予防が肝心。なってしまってから、あれこれ言ってみても手遅れというのが多い。