2008-11-10
■[古典] 円地文子訳『源氏物語』改訂版が出た
瀬戸内寂聴さん訳のものを図書館で見つけて、順に読み始めている(ことは前にも書いたかな?)。寂聴さんの訳は、原作の“やんごとなき方々に仕える女房が書いている"体裁を、そのまま現代語に移し替えてる感じ。そのせいか、ところどころ、雅やかすぎて理解しづらい箇所がある。そういうとき、学習向け(?)の逐語訳本と引き比べたりしていた。
- 作者: 紫式部,玉上琢弥
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1964/05
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すると、別のことに気づく。寂聴訳は、とくに“光源氏と藤壺の女御との関係"が、補足して書かれているのだ。
BL関係者(?)が泣いて喜びそうな、光源氏と空蝉の弟との関係も、さすがにズバリとは訳していなかったが、解説にはあった。
原作が曖昧に、ぼかして書いているのは、いかにも日本語の本だなぁという気がしていたけれども――当時の読者には通じたていのかもしれない――、「関係があった」と言い切ってしまえるのは、研究が進んできたおかげかもしれない。
そんなときに、円地文子さんの訳本(の文庫版)が改訂版として新たに出され始めた。
- 作者: 紫式部,円地文子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/08
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過去に読んだときには、1巻目くらいしか目を通さなかったこともあり、しっかり覚えていない。パラパラとページをめくった限りでは、いわゆる“小説”調の文章で(だった、である、調)、雅な感じはあまりない。
それが、むしろ娘には、心地よいらしい。私よりも先に手にとって読み始めたら、こちらのほうが読みやすいと言う。
まぁ、全然、興味を示さないよりは、少しでも触れてくれるのはありがたい。解説陣が豪華なので、そのまま2巻目、3巻目と続けて買う予定ではあったけれど。
- 作者: 紫式部,円地文子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/08
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図書館に借りに行かなければならないとはいえ、寂聴訳を読み始めてしまったので、円地訳を読むのは、少し先になりそう。















