縁側でひるね このページをアンテナに追加 RSSフィード


2008-11-10

[] 円地文子訳『源氏物語』改訂版が出た



 瀬戸内寂聴さん訳のものを図書館で見つけて、順に読み始めている(ことは前にも書いたかな?)。寂聴さんの訳は、原作の“やんごとなき方々に仕える女房が書いている"体裁を、そのまま現代語に移し替えてる感じ。そのせいか、ところどころ、雅やかすぎて理解しづらい箇所がある。そういうとき、学習向け(?)の逐語訳本と引き比べたりしていた。

源氏物語―付現代語訳 (第1巻) (角川ソフィア文庫)

源氏物語―付現代語訳 (第1巻) (角川ソフィア文庫)



 すると、別のことに気づく。寂聴訳は、とくに“光源氏藤壺の女御との関係"が、補足して書かれているのだ。
 BL関係者(?)が泣いて喜びそうな、光源氏と空蝉の弟との関係も、さすがにズバリとは訳していなかったが、解説にはあった。

 原作曖昧に、ぼかして書いているのは、いかにも日本語の本だなぁという気がしていたけれども――当時の読者には通じたていのかもしれない――、「関係があった」と言い切ってしまえるのは、研究が進んできたおかげかもしれない。


 そんなときに、円地文子さんの訳本(の文庫版)が改訂版として新たに出され始めた。

源氏物語 1 (新潮文庫 え 2-16)

源氏物語 1 (新潮文庫 え 2-16)



 過去に読んだときには、1巻目くらいしか目を通さなかったこともあり、しっかり覚えていない。パラパラとページをめくった限りでは、いわゆる“小説”調の文章で(だった、である、調)、雅な感じはあまりない。

 それが、むしろ娘には、心地よいらしい。私よりも先に手にとって読み始めたら、こちらのほうが読みやすいと言う。
 まぁ、全然、興味を示さないよりは、少しでも触れてくれるのはありがたい。解説陣が豪華なので、そのまま2巻目、3巻目と続けて買う予定ではあったけれど。

源氏物語 2 (新潮文庫 え 2-17)

源氏物語 2 (新潮文庫 え 2-17)

源氏物語 3 (新潮文庫 え 2-18)

源氏物語 3 (新潮文庫 え 2-18)



 図書館に借りに行かなければならないとはいえ、寂聴訳を読み始めてしまったので、円地訳を読むのは、少し先になりそう。

投稿したコメントは管理者が承認するまで公開されません。

スパム対策のためのダミーです。もし見えても何も入力しないでください
ゲスト


画像認証

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/erka/20081110/1226506512