観測
「最近の観測報告をお願いしようか」
彼はそういって僕のことを正面にとらえる、これは非常に適切な表現だとおもうけれど、同時に不適切な表現でもあることを僕は知っていた。
「最近、その言葉の定義は個々の判断による部分が大きいと思いますが、僕の定義で話させていただくとするならば、読書においてはプロ作家になるための40カ条、図書館のプロが教える<調べるコツ>、プロ家庭教師の技、「続ける」技術をよみました。映像作品はSAW、CUBE、ハチミツとクローバー2、を見ましたね、音楽は特に進展がありませんでしたが、あえていうならばセツナレンサを聴きました、ゲームはエースコンバット5を購入、ベスト版で出ていましたので安く購入できましたよ」
「見事にばらばらだな、しかしソレがソレこそが個性というやつか」
「たぶんそうなのでしょう、個性個性個性……いくつ並べたとしても簡単に答えはでないのでしょうが、そもそも答えを求めていますか?」
「そんなもの、聞かなくてもわかることだろうよ」「さもありなん」
僕はまた今日も報告を終えた、彼は満足そうにしているが、本当のところはわからない、わからないったらわからない。
「やっぱり、ですね」「あぁ、自分のことが一番わからない」
−−−−−−−−−−−−キリトリ線−−−−−−−−−−−−−−−−
ということで妙な形式で最近の経過を報告、俺の最近定義は非常に広いですが
追記:しかるべき、紹介するならばレビューのひとつでも載せるべきなんじゃないかな? とおもいたちここにいたります。
「プロ作家になるための40カ条」
時に辛らつな言葉が目立ちますが、すべてはタイトルのとおりプロ作家になるための悪例を斬るためであります。
四十の質問にそれぞれ答えが用意されていまして、デビューしたい方にはお勧めの書となっております。
ただ文章技巧について特に説明されてなく、ある一定基準の文章力を有する場合読むのが効果的。と取れる部分があるかもしれません。
その場合別の書物で補強しましょう。ここから先は好みの問題なので……探してください
「図書館の〜略」は先日レビューしました
「プロ家庭教師の技」
現代の家庭教師とはいったいどのような仕組みなのか、その他もろもろ
何人かの先生による体験談的な、さまざまな事例が報告されている本書、技というタイトルの割には……といった感はありましたが
みんな苦労しているんだなぁ……なんてしみじみ思ったりしてしまいます、面白おかしく読むものではないのですが家庭教師を行っている方
は一見の価値があると思われます
「続ける技術」
つづけられない運動……やめられないタバコ。それらができないのは方法を知らないからだ。という感じの本。
最初にいくつかの事例があげられて(フィクションだと思われますが……)そののちに行動分析学に基づいた、やめる、続ける方法の紹介
かかわってくる行動それぞれにスポットライトをあてて、どのようなメカニズムが働いているのかを説明してくれる書物。
これで、生産的な習慣がつくれる! ……かも
「SAW」
超有名といっても過言ではない映画SAW。今度3が日本上陸でしたか? ネタバレにならないように内容を評価させていただくならば
なぞの部屋に閉じ込められた二人の男、それぞれが鎖につながれ動ける状況ではない……いったい誰が何の目的で? というもの
話が進むにつれて核心に迫っていく、その描写がものすごく上手です、登場人物もそこまで多くないので、わかりやすい構成となっています。
面白いことは面白いのですが、チキンハートな私としては随所に怖い部分がちりばめられており、ドキドキしました
「CUBE」
SAWを知っていて、CUBEも知っている人は先ほどのチキンハート宣言にそぐわない選択であると思うかもしれませんが……
こ、これは陰謀なんだ! 俺を陥れるための陰謀なんだよ!(お願いされまして)
ともかく、レビューにいかせていただきます
立方体の空間に閉じ込められた六人の男女、その全貌は立方体が連なってさらに大きな立方体を構成している、脱出手段はあるのか?
ソレもわからないまま行動をし始める人々。だがその無限に広がる部屋の大多数は殺人トラップが仕掛けられていた!
といったもの、題材がありえないのですが、面白いです。ただこれ、グロいです、言い切れます。なかなかグロいです。
「ハチミツとクローバーⅡ-1」
前作ハチミツとクローバーからの続編、漫画の途中で終わった前作からの続き物となっています。作画が変わったのか、違和感があったりしますが
作品のレベルは非常に高く、これから見てみようかな……っていうひとは漫画から初めてアニメにうつっても、アニメから初めて漫画に移ってもいいかもしれません、映画は見てないのでなんとも。
美大に通う五人の若者を主体とした、恋と青春のコメディーなんですが、非常に深い。
少女マンガを侮ってはいけない(なぜか低く見られますよね)って思わされます、随所にちりばめられている名台詞やら
独白やらが非常に印象的で長い時間心に残るものといえます。
OP→本編→EDとなる普通の構成をしているのですが、本編→EDのつなぎ方が非常に好みで、「スプリット」が流れるたびにテンションあがります。
挿入歌としてスピッツやらスガシカオやらが使われるのですが、その挿入部分も考え込まれているっ! と思わされるものばかり。ぜひとも一度視聴をお勧めいたします。(好きだからって長くなっちゃいました
「セツナレンサ」
RADWIMPSの新曲。
これだけ聴きました、良い曲なのは間違いなく言えるのですが、好みの問題が結構あると思われます。
音楽に関してはあまり言及したくない分野でありますので、このあたりで……。
「エースコンバット5」
もう少しまってゼロを買えばよかった!! なんて叫びを上げつつ、ともかく5です5。
実は何気に初プレイのエースコンバット。説明書に小難しく操作が書いてありましたが、結構早くなれました。
単純というのが人気の秘密でしょうか、その割力学的に引力に引かれて海面衝突やら、推進力が足りなくて海面衝突やら、向きを間違えて攻撃直撃(しかも即死のやつ)やらを結構やりました。
ムービーがきれいですし、二人プレイをひそかに期待していたのですが、一人でも十分に面白いのでよし。ストーリーモードを進めていますが、難解なミッションに足踏み三度目です。
ヘルシングのアーカードの如く、船に特攻かますのも、今はすべて日常。
以上ですよね、以上ですよ。レビューは退屈かもしれませんが、作品はすべて良品取り揃えている気分ですよ。
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