なぜかドライバーニュース

2011-07-28 岩手レポート その一

esasaki2011-07-28

おかげさまで、無事帰ってきました。

得るものの多い時間を過ごす事ができました。

何から書いていいものやらわかりませんが、とりあえず最初から・・・。

かわいキャンプ 00:29

24日午前中埼玉を出発し、8時間半かけて岩手宮古宿泊「かわいキャンプに到着しました。

かわいキャンプは、盛岡市社会福祉協議会の運営する、ボランティアのための無料宿泊施設です。

二年前に廃校になった旧川井高校を利用して、個人・団体のボランティアを収容、沿岸部へのボランティアのマッチングもやってくれるとのこと、ボランティア未経験の私たちにはとてもありがたい施設。

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事前に予約をするので、当日の手続きはスムーズ。

説明を受け、寝泊りする部屋へ。

ここでは男女別の相部屋です。夫ともサヨナラ。

教室を利用した部屋には、畳もありました♪


食事は調理実習室を利用した大きな食堂で、自炊です。

とは言え、鍋や食器、炊飯器に電気ポットに電子レンジまでありました。

ありがたや。

それに車で三分のところには、コンビニもあります。

施設には仮設シャワーもある。

山の中ではありますが、それほど不便は感じませんでした。


ボランティアのメニューは、前日に決まります。

張り出された紙に、ボランティアの内容や、必要な人数が書き込まれているので、自分の希望するメニューに自分の名前を書き込めばOK。

滞在日数の長い人は、休暇をとることもできます。


当日は、8:00にオリエンテーリングがあり、キャンプの車で被災地に出発。

各地のボランティアセンターで手続きを済ませ、さらに活動する場所へ移動。

昼休みをはさみ15:00までには活動終了、またボランティアセンターを経由してキャンプに戻る、それがだいたいの一日の流れでした。

一日目・山田町 00:29

最初の活動地、山田町に向う車中では笑いが絶えませんでした。

しかし、ひとたび被害の大きかった場所に車が入ると、私たちは声を失いました。

無残に破壊された建物の数々、

陸に乗り上げた船、

土台ごと海に向って倒れている堤防、

うず高く積まれた瓦礫の山、

大きな水溜りに斜めに突き刺さるような形で取り残されたままの家、

多くの犠牲者を出したと言う老人福祉施設の屋根には、まだ車が二台乗ったまま・・・。

あれから4ヶ月、こんなままで・・・。


そこのボランティアセンターの注意書きには「被災地の写真は撮らないで」とありました。

(自らも被災したという職員さんのなかには「撮って他の人に伝えて欲しい」と言ってくれる人もいましたが・・・)

言われるまでもなく、とてもカメラを向ける気にはなりませんでした。

撮ることも大事だとは思ったのですが、ここであの瞬間に起きた事を想像すると・・・。


私たちのその日の作業は、個人宅の瓦礫の撤去。かわいキャンプからは4人での活動です。

依頼されたお宅に向うのも一苦労。

なにせ目印になるものが一切なく、ないはずのものがそこにあったりするんですから。

ようやく到着すると、そこには長野からやってきたという5人チームがすでに活動中でした。

どうやらこうやって他のチームと合同で作業することが多いよう。

長野チームは前日からそこのお宅にいるとか。

・・・お宅、と言っても、そこには基礎しか残っていません。

その基礎に、あらゆる瓦礫が残されている。

それらをすべて掃除するのが、私たちの作業。

そのお宅の奥さんの話では、思い出の品が何も見つからなかったので、何か出てくれば・・・とのこと。

土嚢袋に入れる土砂の合い間にまで目を凝らしましたが、結局依頼主さんの思い出に繋がるものは出てきませんでした・・・。


そしてこの日は暑かった。

熱中症予防のため、30分おきに休憩を取りました。

その度周囲に目をやると、周りはそのお宅と同じように基礎だけになり、片付けもされていない家が、どこまでも続いている。


ふと無力感が湧き上がる。

一軒のお宅を片付けるのもこんなにかかるのに、こんなにたくさんの家をどうやって片付けるのか・・・?

そもそも、またここに人が住めるんだろうか・・・?


土嚢袋が300袋ほど出来たころ、ようやくお宅はきれいになり、依頼主さんもやってきて、とても喜んでくれました。


少しずつでも、やるしかない。

前に進むために。


もう眠いです。

続きはまた後日・・・。

ばるばる 2011/07/29 10:04 おかえりなさい。そして、お疲れ様でした。
『言葉を失う』・・・実際に現地へ行った人は皆、同じ言葉を言う。
私も本当にそうだったよ。何と言っていいか・・・ありえない現実だよね。映像や写真で見るのと衝撃度が格段に違う。
被害の規模・範囲があまりに膨大で『終わりなき闘い』に挑むような感じだよね・・・(涙)

esasakiesasaki 2011/07/29 13:42 ばる、ただいま。
本当に、ありえない光景だった。
あるはずのものがなく、ないはずのものが信じられない形であったりする。
ニュースで知ってはいても、実際に見るとやはりすごい・・・。
あれが200kmにわたって続いていると思うと、本当に気が遠くなるよ。
なんて、被災された方にとっては、もっと深刻なんだよね・・・。