2016年3月の読書

2016年3月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1611ページ
ナイス数:6ナイス

TOKYO 0円ハウス 0円生活 (河出文庫)TOKYO 0円ハウス 0円生活 (河出文庫)感想
トマソンと地続きの傑作。路上生活者の鈴木さんのビニールテントを建築的な?視点で追う痛快作。こういういったルポは必ず同情に落ちていき、社会にいろいろ訴えるものなのだが、まったく異なる視線から私達に訴えかけている。久しぶりに一気読みした怪作。
読了日:3月26日 著者:坂口恭平
西遊妖猿伝 (4) (希望コミックス (303))西遊妖猿伝 (4) (希望コミックス (303))感想
とうとう孫悟空になってしまうときが来た、という展開。しかし諸星ならではが、地下に蠢く地ヨウ夫人とナタ太子(漢字探すのたいへんだね)の登場。巨霊神とはゴーレムで、六耳はキングコングか?
読了日:3月23日 著者:諸星大二郎
西遊妖猿伝 (3) (希望コミックス (302))西遊妖猿伝 (3) (希望コミックス (302))感想
竜児女が死んでしまい、白雲洞も灰塵に帰してしまう。悟空はここから放浪を続けていくんだったか。
読了日:3月13日 著者:諸星大二郎
ユリイカ 2016年2月号 特集=原節子と〈昭和〉の風景ユリイカ 2016年2月号 特集=原節子と〈昭和〉の風景感想
「昭和の風景」とあるが、一様に「永遠の処女」を論じていて面白くない。四方田犬と片山杜秀は面白くて頷いてしまう。あとは「自転車美人」とか「新しき土」を論じてるものぐらいかな。
読了日:3月13日 著者:岡田茉莉子,吉田喜重,蓮實重彦
まぼろし小学校―昭和B級文化の記録まぼろし小学校―昭和B級文化の記録感想
怪しいお菓子やら文房具やら、当時あれやこれやとアイディアを出して、子供に買わせていた大人がいたのを知る。それを楽しんで成長した子供が大人になって、いまの便利なのか余計なのかわからない機能テンコ盛りの製品を生み出したのではなかろうか。ガラパゴス環境はここから始まった?
読了日:3月13日 著者:串間努
西遊妖猿伝 (2) (希望コミックス (301))西遊妖猿伝 (2) (希望コミックス (301))感想
竜児女が活躍する第二巻。斉天竜女という斉天大聖のいとこみたいな豪女を登場させられるのは、西遊記の亜製では諸星版だけだね。
読了日:3月5日 著者:諸星大二郎
西遊妖猿伝 (1) (希望コミックス (300))西遊妖猿伝 (1) (希望コミックス (300))感想
なんだか読みたくなつて。三十年ぶりに再読とかそんなものか。面白さは不変。さすが諸星先生は偉大です。
読了日:3月4日 著者:諸星大二郎

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