板橋エスペラントクラブ

エスペラント語は1887年にポーランドの医師ザメンホフによって創案された国際補助言語です。ヨーロッパの言語をベースにした単語、シンプルな文法、わかりやすい発音が特徴の、学びやすい言語です。世界で100万人の話者がいると推定されています。わたしたちは、毎月第1・3土曜日、東京都板橋区成増でエスペラント語を学んでいます。言語、国際交流に興味のある方一緒に学習しませんか?

19.仲間でやった仕事-辞書からおもしろい表現を拾う-

日本語にも辞典があるように、エスペラントも言葉ですからいろいろなかたちの辞典があります。
昨年、当クラブのメンバーの二人が他ロンド(エスペラントでクラブの意)の数人と組んで、和エス辞典(正確には『日本語エスペラント辞典』)のなかの各単語の説明例文より日常的な表現やおもしろい表現を拾い出して、学習補助教材を作りました。表紙は非常にかわいらしいイラストが描かれてラミネート加工したとても素敵な冊子です。そのイラストは当クラブの代表者の作品ですがなかなか玄人はだしの立派なモノです。
左の写真がそうです。A-5判・絵は「猫に小判」ですが、これをエスペラントではなんというか?実は訳語は「豚に真珠」となっています。『広辞苑』では「猫・・・」も「豚・・・」も同義語として載っています。一方和英辞典には"cast 【throw】 pearls before swine"となっており、やはり「豚の前に真珠を投げる」とあります。このブログの筆者自身びっくりしました。たしかに日本語の「ことわざ」どおりの訳語ではないことは承知していたのですが。ちなみに下部の編集:三木会は「さんもくかい」といいまして、地域を超えて会話力向上のための有志のあつまりで、他ロンドというのはこのことです。