板橋エスペラントクラブ

エスペラント語は1887年にポーランドの医師ザメンホフによって創案された国際補助言語です。ヨーロッパの言語をベースにした単語、シンプルな文法、わかりやすい発音が特徴の、学びやすい言語です。世界で100万人の話者がいると推定されています。わたしたちは、毎月第1・3土曜日、東京都板橋区成増でエスペラント語を学んでいます。言語、国際交流に興味のある方一緒に学習しませんか?

34.第102回日本エスペラント大会-No35につづくー

10月10~12日 に仙台でJEKヨーエーコー(=Japana Esperanto-Kongresoヤパーナ エスペラントーコングレーソ)(=英Japan esperanto congress)がありました。全国から450人余のエスペランチストが参集してたいそう有意義な大会でありました。毎回大会テーマを決めるのですが、ことしは「災厄の向こうの希望」でした。ご承知のように2011.3.11の東日本大震災津波禍による原子力発電所の損傷で甚大な被害をうけた東北地方では、復興は道半ばであります。地域によってはいまだ惨状
なまなましい風景があるとききます。昨年仲間と訪れた気仙沼陸前高田・釜石・など沿岸部ではいずれも当時の惨状そのままというところが随所にあり、胸をいためました。今回は石巻
へまいりましたが、かつての集落あとが一望草原と化している姿を目の当たりにして、避難している住民の方々の心中やさぞと思いを馳せたのであります。
エスペラント大会では勿論東北地方在住の方々の奉仕により運営されたわけですが、まさに
「災厄の向こうには希望がある。」の息吹を感じたものであります。エスペラント界では外部への発信にも心がけており、市民参加型の公開公演などを催しております。今回は東大文学部藤井省三教授(20世紀中国文学研究)の「魯迅エロシェンコ(1890-1952)」と題する講演でありました。1920年代の東京・上海・北京の三都を駆け抜けた盲目の詩人ワシリー・エロシェンコの業績についての講演でありました。
日本のエスペラント界でも生誕125年記念運動を企画して、今冬には新宿中村屋(相馬黒光氏と交流していた)にてイベントを催すことになっています。なお 中村屋にはエロシェンコ肖像画があります(詳細は吉川弘文館国史大辞典』エロシェンコ)。
来年の103回日本大会は滋賀県近江八幡市です。まだエスペラント語を知らない方はこの際ぜひ
お始めください。照会先*一般財団法人 日本エスペラント協会(0332034581)一日・月・祝休み