スピードハックス
19冊目
[★★★★★]
- 作者: 大橋悦夫,佐々木正悟
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2007/01/31
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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<感想>
仕事を速く「処理する」ためのヒントを多く教えてくれる本。
精神面での仕事への取り掛かり方についても多く書かれておりとても参考になった。
仕事のやり方は教えてもらえても、仕事のコツというのは普通教えてもらえない。
おそらく人それぞれの「やり方」があるのだろう。
しかしこの本では、その「やり方」を惜しげもなく教えてくれる。
仕事を速くするツールも多く紹介されているのが良い。
「やる気」+「ツール」=「スピードハック」という構図が成り立っていて面白い。
本書の内容実践する事で、仕事のスピードアップが明らかに見てとれた。
素晴らしい本だ。
<まとめ>
てきぱきと仕事を片付ける人のパターン
- わからないことはすぐに人に尋ねる
- 仕事の進め方が確立されている
- 邪魔しづらい雰囲気を醸し出している
やる気が先に出て何かに夢中になるというより、何かに夢中になることで快感を覚えるから、やる気がでる
やる気がわいてから何かに取り組むのではなく、取り組んでからやり気をわかせるのです。
まずは挑戦してみることです。
タスクの名前を実態に合わせて付け直す
- 実態に合わせた名前にする
- 定期的に名前の妥当性をチェックする
- 自分のやる気を盛り上げるような要素を盛り込む
長い間タスクリストに放置されているタスクは、いつそれをやるのか、どのようにやるのか、少しも具体的に意識されていないから、先送りされるのです。
1つの作業を終えたらいったん席を離れる
ただし、今まで激しく動かしていた手は休めますが、頭は休めないようにします。
ひたすら、直前に行っていた仕事を反芻します。
- もっとこうすればよかったのでは?
- こういう方法もあるのではないか?
- 今のやり方は別の仕事にも活かせるのではないか?
1日のスケジュールの「流れ」が1本になれば、迷うことなく仕事を進める事ができます
- やるべきタスクを漏れなくリストアップする
- 優先順位や締め切りに従って1列に並べる
- 上から順番に1つも飛ばすことなく片付けていく
メールを読み書きする時間を決める
1日に2回ないし3回程度、メールを読み書きするための時間を確保して、それ以外は見ないようにする。
時間管理において、最も大切なことは、自分は時間管理がちゃんとできていると感じることだ
計画を立てることによって、仕事の生産性を向上させるためには、仕事に対する「態度」がポジティブでないとだめだ。
- 時間を管理できているという実感をもつことが、仕事の生産性を高める。
- 仕事や勉強への動機付けの高い人だけが、作業計画を立てる恩恵にあずかれる。
- まず「取り掛かる」気持ちを起こす
- 「段取り」を決めてスピードを上げる
- スピードアップにつながる「やる気」を引き出す
- 作業の時間をスライスして管理する
- 自分の今の仕事環境をテコにする
- 1つの「原則」を決めて作業中の迷いを断つ
- 「習慣の力」を最大限に活用する
- 「アイドルタイム」(待ち時間)を減らす
- とにかく「ゴール」までたどり着く